消えないメイクが手に入ると女性に話題のアートメイクですが、男性ももちろんアートメイクの施術を受けられます。
メンズアートメイクはこんな方に人気
- 営業職や接客業の方
- コンプレックスを解消して自信をもちたい方
- 印象を良くしたい方
- 人と会う機会の多い方
- 自然にイメージチェンジをしたい方
アートメイクは、印象を良くしたい方やコンプレックスを解消したい方だけでなく、営業や接客などビジネスにおいても有効なツールです。
当ページでは、メンズアートメイクの種類や値段、クリニック選びのポイントや経過ダウンタイムについて、男性対応のおすすめクリニック9選をまとめています。
女性にくらべてハードルが高く見えがちなメンズアートメイクですが、正しいクリニック選びをして、メリットを最大限に享受しましょう!
この記事の執筆者
石川 聡司
(新さっぽろウィメンズ ヘルス&ビューティークリニック 院長)
北海道大学医学部卒業後、北海道大学病院、帯広厚生病院など地域の中核病院に勤務。品川美容外科にて美容外科医として3年間の研鑽を積み、2021年に婦人科・美容外科を併設した当院を開業。
婦人科全般の診療のほか、美容医療では美肌治療、美容整形をはじめ脱毛・アートメイクなど幅広く対応する。
メンズアートメイクの種類
まずは、メンズアートメイクの種類と施術箇所や値段について見ていきましょう。
アートメイクの種類
施術の種類は、クリニックにより呼び方や多少の違いはありますが、おもに3種類となります。
施術の種類 | 方法・仕上がり・使用される箇所 |
---|---|
2D | 医療マシンによる施術・塗りつぶしたような仕上がり・リップへの使用が多い |
3D | 医療用の針(ニードル)での手作業の施術・毛並みや細かなラインを表現するため、眉やヘアへの使用が多い |
4D | 2Dと3Dを合わせた技法・より自然な仕上がり・眉への使用が多い |
2D・3D・4Dとあり、クリニックによっては4Dの進化系として「6D」と呼ぶ場合も。どの種類での施術を行うかは、施術箇所や理想の仕上がりにより異なりますので、通常初回カウンセリングで相談のうえ決定します。
メンズアートメイクが可能な部位と値段
眉
メンズアートメイクのなかで、施術を受ける方が一番多い箇所が眉です。
- コンプレックスの解消
- 印象が良くなる
- 手入れがしやすくなる
- プロに自分に合った眉の形をデザインしてもらえる
眉は、人の印象を大きく左右するパーツ。形の良い整った眉は、清潔感があり明るい印象になるので、第一印象を良くする効果があります。
男性の場合、自然な毛並みを表現するために2D以外(3D・4D・6D)での施術がほとんどです。
ヘアライン
眉の次にメンズアートメイクの施術が多い箇所は、ヘアラインです。生え際に自然な毛並みを再現でき、コンプレックスを解消できます。
さらに、おでこの広さや生え際の形が変わり、額が狭くなった結果、小顔効果も期待できます。
- コンプレックスの解消
- 印象が変わる
- 小顔効果が期待できる
- 似合う髪型が増える
似合う髪型が増えるという嬉しいメリットもあるヘアラインへのアートメイクですが、医療用針で1本ずつ手書きで毛並みを書くのが基本です。
施術する範囲によって価格が変わるクリニックも多いので、施術前にアートメイクをしたい箇所の広さを決めておくのがおすすめです。
アイライン
メンズアートメイクは、まつ毛の根元のすき間を埋めるアイラインへの施術も受けられます。
目の印象が強くなると、会う人の記憶に残りやすいという効果が期待できます。また、目が大きく見えるとポジティブな印象を与えます。
- 目力がアップする
- ポジティブな印象を与える
- 会う人の記憶に残りやすくなる
男性の場合アイラインへの施術は、メイクしている感のない細く自然なラインの施術が多い傾向があります。
ほくろ ・唇
男性のアートメイクは、ほくろやリップへの施術もできます。
ほくろアートメイクは、人相学をもとに仕事運アップ・金運アップ・恋愛運アップなどのために施術する方もいらっしゃいます。
また、中にはチャームポイント(ほくろ)をつくりたい、という方も。
唇へのアートメイクは女性よりもニーズが少ないですが、薄い唇や血色の良くない唇に悩む男性に注目されています。
自然な色合いの唇アートメイクで、明るい印象や元気な印象を作りだします。
男性がアートメイククリニックを選ぶ時のポイント
男性がアートメイクを選ぶときに最も重要なのは「信頼できるクリニックかどうか」。金額的な面もありますが、サポートや衛生管理などを総合的に見てクリニック選びをしましょう。
以下に、クリニックを選ぶときのポイントを一つずつまとめています。
実績があるクリニック
クリニックを選ぶときは、男性へのアートメイク施術の実績があるクリニックを選びましょう。
同じアートメイクであっても、男性と女性では希望するデザインが異なります。
男性は、アートメイクをしたと分からないような自然なデザインを希望するのに対し、女性は華やかさのあるデザインを希望する傾向があります。
メンズアートメイクの実績がないクリニックだと、男性向けのデザインにならず後悔してしまう可能性も。
ナチュラルなデザインを可能にするメンズアートメイクの実績があるクリニックを選ぶことは、失敗リスクを回避する方法ともいえます。
カウンセリングの充実
施術前のカウンセリングは、失敗を避けるために非常に重要です。
肌の状態や骨格、ほかのパーツとのバランスや希望のデザインは、人によって異なります。
短い時間のカウンセリングでは、その人に合ったデザインの提案はできません。
一方、カウンセリングをしっかり行うクリニックは、一人ひとりの要望に耳を傾け、寄り添ってくれる証拠です。時間をかけた丁寧なカウンセリングがあり、理想のデザインを提案してくれるクリニックを選ぶようにしましょう。
FDA認証のインクを使用しているか
メンズアートメイクの施術を受ける際は、インクの安全性にも着目しましょう。
安全なインクを使用しているかを見極めるには、FDA(アメリカ食品医薬品局)の認可を受けた原料を使用しているインクであるかどうかをチェックする方法があります。
(FDA認証のインクであるかどうかは、クリニックの公式サイトに記載されているケースが多くあります。)
FDAは医薬品・化粧品の安全性の検査を行っており、日本の厚生労働省のような役割をもつ機関です。
FDAの認可を受けていない金属(酸化鉄)の多いインクを使用したアートメイクは、MRI検査を受けたときにやけどの危険性もあります。
クリニックを選ぶポイントとして、FDAの認可を受けたインクであるかどうかもチェックしておきましょう。
アートメイクの経過とダウンタイム
アートメイクのダウンタイムは1週間ほど。施術時に医療用の針により付いた細かな傷が治るまでの期間です。
この期間は、ワセリンを塗るなどのケアが必要となり、赤み・腫れ・かゆみなどがでるケースもあります。
とくに営業職や接客業など人に会う機会の多い方は、アートメイクの経過が気になるのではないでしょうか。
そこで、次からはアートメイクの経過とダウンタイムについて見ていきましょう。
いつから仕事に行ける?
施術後は、翌日から仕事に行くことが可能です。
メンズアートメイクをしたあと、いつから仕事に行けるかは、とても重要な問題ですよね。
アートメイクのダウンタイムは美容整形とは異なり、大きく腫れる・真っ赤になるほどではないので、普段の生活に支障はありません。
とはいえ、腫れや赤みには個人差がありますので、心配な方は翌日もお休みをとる方もいらっしゃいます。
ほかの人にバレない?
当日~翌日は色が濃く見える場合もありますが、周囲に気づかれる心配はほとんどありません。
メンズアートメイクを検討している方のなかには「ほかの人にバレたくない!」「バレたら嫌だから、施術に踏み切れない!」という方もいらっしゃいます。
アートメイクの施術後は、家族などの近しい人であれば気づく可能性もありますが、男性の場合自然なデザインが多いので、周りの人に分かるケースはほとんどありません。
また、ダウンタイムを過ぎてしまえばインクが肌に馴染むので、過度な心配は必要ありませんが「絶対にバレたくない」という方は、カウンセリング時に相談しておくといいでしょう。
ジムやサウナに行っても大丈夫?
ジムやサウナはアートメイクの施術後、1週間は避けましょう。
アートメイクのインクは、水や皮脂などで落ちてしまう場合もあります。色の定着を促すために、施術箇所への強い刺激も厳禁ですが、たくさん汗をかくのも避ける必要があります。
また、汗をかくほどの筋トレやランニングなどの激しいスポーツも同様です。
ダウンタイムの期間はジムやサウナ、激しいトレーニングは我慢して、しっかり色が定着するのを待ちましょう。
メンズアートメイクができるおすすめクリニック8選
以上をふまえて、メンズアートメイクができるおすすめのクリニックを紹介します。
- 一人ひとりに寄り添ったカウンセリング
- デザイン性に優れ、その人に合ったスタイルの提案
- 費用が明確、高額すぎない
- 施術者の技術研修がしっかり行われている
- 無理な勧誘をしない
- 殺菌・消毒など、衛生面の徹底
今回おすすめするクリニックは、上記の当院が考える基準に基づき、信頼性の高いクリニックを選定しています。選定したクリニックは以下の通りです。
- グロウクリニック
- デイジークリニック
- Dクリニック東京
- メンズブロー
- プレミアムアートメイク
- アートセルクリニック
- ダリア銀座スキンクリニック
- アートメイクプロ
メンズアートメイクQ&A
最後に、メンズアートメイクのよくある質問についてまとめました。
アートメイクの痛みはどのくらい?
無痛ではありませんが、麻酔を使用しますので痛みは感じにくくなります。
アートメイクの痛みは場所により異なりますが、眉毛やヘアラインの場合「毛を抜くような痛み」と表現する方が多いです。
一方、アイラインや唇では「チクリと刺すような感覚」という方が多くいらっしゃいます。
肌に医療用の針を刺すので全くの無痛ではないものの、麻酔をしてから施術するのであまり痛みの心配はいらないでしょう。
痛みに弱い方や心配な方は、事前の相談をおすすめしています。
アートメイクの痛みについて詳しく見る
施術後の注意点は?
施術後は、クリニックから渡されるワセリンや軟膏を、1週間ほど塗るようにしましょう。
ワセリンは、傷の回復と色の定着を促します。
また、施術日から1週間ほどは施術箇所の洗顔は避け、水に濡れないようにしましょう。施術箇所以外の洗顔は可能ですが、拭き取りタイプのメイク落としや洗顔が便利です。
さらに、施術箇所への強い刺激は厳禁です。ダウンタイム期間は、施術箇所に触れずに過ごします。
消したいときはどうする?アートメイクの除去について
アートメイクは除去できますが、デメリットが多いため、おすすめできません。
レーザーや切除、除去液やカモフラージュなどの方法がありますが、どれもアートメイクをするよりも肌への負担が大きいためです。
また、除去をしても完全に消えないケースもあり、価格もアートメイクより高くなります。
アートメイクをする際は失敗リスクを回避し、後悔しないようによく考えてから施術を受けましょう。
除去について詳しく見る
アートメイクの持ちはどのくらい?
施術箇所にもよりますが、アートメイクの持ちは1〜3年ほどです。(2回の施術を受けた場合)
とはいえ個人差も影響し、代謝の良い方やよく汗をかく方だと、それよりも短くなる傾向があります。
持ちを良くするためには、最低でも2回以上の施術を受けましょう。
アートメイクは皮膚表皮層から0.02~0.03mmの部分にニードル(針)を用いて人体に安全な色素を注入する医療美容技術です。日本では、アートメイクは医療機関で行わなければならない医療行為とされています。
アートメイク施術後および施術の1~2日後に以下のような副作用があらわれる可能性がございます。
- 腫れ、痛み
- アレルギー
- 出血、内出血
- かさぶた、赤み、熱感
- 色素のムラや変色、にじみ
- ケロイド
- ヘルペス、感染症、ケロイド
- 角膜損傷