アフターピルのオンライン処方は、病院に直接足を運ばなくてもインターネット上で診察・処方が可能です。
- 「出来る限り最速で受け取りたい」
- 「ネット通販でも安全に購入したい」
- 「どのクリニックを選べばいいか分からない」
ネット通販が不安な方向けに、当記事ではアフターピルがオンライン処方で受け取れるクリニック、即日発送に対応したクリニックを紹介しています。
アフターピルの効果と使用方法、申し込みから受け取りまでの流れ、かかる費用も解説していますので、アフターピルのオンライン購入を検討している方はぜひ参考にしてくださいね。
産婦人科専門医が執筆しています
この記事の執筆者
石川 聡司 日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医
(新さっぽろウィメンズ ヘルス&ビューティークリニック 院長)
北海道大学医学部卒業後、北海道大学病院、帯広厚生病院など地域の中核病院に勤務。2021年に婦人科・美容外科を併設した当院を開業。
- 資格:日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医
- 所属:日本美容外科学会JSAS、日本女性医学学会、日本産婦人科学会、日本周産期新生児学会
アフターピルのオンライン処方おすすめ
アフターピルのオンライン処方を行うクリニックは、診療時間や配達対応に違いがあります。
オンライン処方おすすめのクリニックを下の表にまとめましたので、それぞれの特徴を確認してみましょう。
診療時間 | 即日配達 | 取り扱いのあるアフターピル | |
---|---|---|---|
マイピルオンライン 公式サイト | 9:00〜20:00 | 即日発送可 | プラノバール レボノルゲストレル ノルレボ エラ |
クリニックフォア 公式サイト | 7:00~24:00 | 16時までに決済完了の場合 当日発送 翌日到着 | エラワン ノルレボ |
エニピル 公式サイト | 24時間受付 | 最短当日発送 翌日到着 | エラ レボノルゲストレル |
ソクピル 公式サイト | 24時間受付 | 17時までに決済完了の場合 原則的に翌日到着 | マドンナ エラ |
エミシアクリニック 公式サイト | 24時間受付 | 最短当日到着 | マドンナ エラ |
即日対応を重視する方には対応エリアを確認する必要がありますが、24時間対応のクリニックもあり、緊急時に安心できる選択肢が増えています。
それぞれのクリニックの強みを比較し、自分に合ったサービスを選択しましょう。
マイピルオンライン|都内なら最短当日受け取り可
マイピルオンラインは、産婦人科医と電話で相談できるため、副作用などの不安も相談可能です。
東京23区内への配送であれば、速達バイク便を利用することができます。(別途料金がかかります)
種類 | 価格 |
---|---|
レボノルゲストレル | 10,978円(税込) |
ノルレボ | 12,078円(税込) |
- 産婦人科医と直接電話で相談できる
- 最短当日受け取り可能
- 土日祝日も対応可
\ 即日発送 /
クリニックフォア|16:00までに決済されたものは当日発送
クリニックフォアはオンライン診療での実績が多いので、対面診療も行っており、オンラインとの併用も可能です。
また、多種のピルを取扱っているので、医師と体に合うものを選択することができます。
お届けの封筒に関しては、ご依頼主欄はお届け先と「同上」、名目は「お品物」として、プライバシーに考慮して配送します。
種類 | 価格 |
---|---|
ノルレボ(海外製) | 8,778円(税込) |
ノルレボ(国内後発品) | 9,680円(税込) |
ノルレボ(国内先発品) | 17,600円(税込) |
- 16時までに決済完了すると当日発送される
- 対面クリニックもあるから安心
- 多種のピルを取り扱っている
\ 即日発送 /
エニピル|24時間診療対応
エニピルは、いつでも必要な時に利用することができるよう、24時間診療をしています。
診療費は無料で、費用はお薬代と送料のみなので、安心して利用できます。
また、スマホで問診票に回答すると、30分以内に医師とオンライン診療を行うことができます。
種類 | 価格 |
---|---|
レボノルゲストレル 単品 | 10,978円(税込) |
レボノルゲストレル 2個セット | 18,150円(税込) |
レボノルゲストレル 10個セット | 69,860円(税込) |
- 24時間診療対応
- 診療費無料!支払う費用はお薬代+送料のみ
- 問診票回答後、30分以内に医師のオンライン診療開始
\ 24時間診療 /
ソクピル|24時間診療対応
日本全国に配送可能です。
関東圏の場合は当日10時までの決済完了、東京23区は17時までの決済完了で最短当日到着が可能となります。
通常配送は、最短翌日の到着となります。
LINEで無料相談することもできるので、不安解消にもつながります。
種類 | 価格 |
---|---|
マドンナ | 8,800円(税込) |
- 日本全国配送可能!エクスプレス配送可能地域なら、最短当日到着
- 24時間LINEで診療対応
- LINEで無料相談もできる
\ 24時間診療 /
エミシアクリニック|吐き気止めの薬を無料でもらえる
関東エリア(東京・埼玉・神奈川・千葉)の場合、19:00までに決済完了手続きされた方は、バイク便で、最短1時間以内で到着します。
※別途配送料(¥1,426-)がかかります。通常発送の場合は、17:00までの決済完了で当日発送します。
アフターピルの副作用が心配な方は、吐き気止めの薬を無料でもらうことも可能です。
服用後も不安があれば気軽にLINEで相談できるので、初めての方でも安心して利用することができます。
種類 | 価格 |
---|---|
マドンナ | 8,778円(税込) |
- 超特急便なら、最短で1時間後に商品到着
- 吐き気止め薬を無料でお届け
- 商品追跡サービス付き
\ 当日中に発送 /
アフターピルとは
アフターピルは、避妊しなかったとき、または避妊に失敗したときに起こる妊娠を避けるために利用する薬です。
アフターピルやモーニングピルと呼ばれる場合が多いですが、正式には緊急避妊薬(Emergency Contraception)といい、最後の避妊手段とされています1)。
アフターピルは「飲めばすぐに避妊できる」との情報だけが一人歩きしていますが、副作用リスクもあり、正しく利用しなければ適切な効果が得られない場合があります。
アフターピルの種類
現在日本で認可されている緊急避妊薬は「レボノルゲストレル」で、下記2種類の薬があります。
- ノルレボ錠
- レボノルゲストレル(ノルレボのジェネリック医薬品)
ただし、現在認可申請中の「エラ」というお薬や、輸入薬の「アイピル」を取り扱っているクリニックもあります。
ノルレボ・レボノルゲストレル・アイピルを用いた処方が「レボノルゲストレル法」、エラを用いた処方を「ウリプリスタール法」です。
両者の効果に違いはないものの、レボノルゲストレル法に比べると、ウリプリスタール法の方が薬の有効時間が長いとされています。
アフターピルの特徴と使用方法、妊娠阻止率は以下のとおりです。
レボノルゲストレル法 (アフターピル) | ウリプリスタール法 (アフターピル) | ヤッペ法 (中用量ピル) | |
---|---|---|---|
使用方法 | 72時間以内に1錠 | 120時間以内に1錠 | 72時間以内に2錠 その12時間後に2錠 |
特徴 | 妊娠阻止効果が高い 副作用が少ない | 妊娠阻止効果が高い 副作用が少ない | 費用が安い 副作用が出やすい |
薬の種類 | ノルレボ レボノルゲストレル | エラ エラワン | プラノバール |
日本でアフターピルが使用される以前は、中用量ピルを通常とは異なる方法で服用し緊急避妊薬として利用していました。これをヤッペ法といいます。
ヤッペ法はアフターピルよりも妊娠防止率が劣り副作用出現率が高いため、用いられる機会は少なくなりました。
ただし、他のアフターピルと比べると安価のため、現在でも利用される場合もある緊急避妊方法です。
【避妊効果】性行為後いつから使えば効果的か
レボノルゲストレル法(ノルレボ・レボノルゲストレル)の妊娠阻止率
➡ 性交後24時間以内の服用で約95%、25~48時間以内で85%、49~72時間以内で58%
ウリプリスタール法(エラ・エラワン)の妊娠阻止率
➡ 性交後72時間までの服用であればレボノルゲストレル法と同等の効果。
72時間~120時間以内の服用の場合はレボノルゲストレル法より妊娠阻止率は高くなる。
ヤッペ法の妊娠阻止率
➡ 性交後24時間以内の服用で77%、25~48時間以内で36%、49~72時間以内で31%
緊急でない場合は低用量ピルがおすすめ
緊急出ない場合に低用量ピルがおすすめされる理由はいくつかありますが、一番の理由としては、毎日服用することで高い避妊効果が得られ、長期的に避妊を希望する女性に適して正しく服用すれば、約99%以上の避妊効果が期待できることです。
そのほかの理由としては、ホルモンバランスの安定、副作用の少なさ、長期的な避妊対策、コストパフォーマンスの良さ等があげられます。
これらの理由から、低用量ピルは緊急避妊は計画的で安心感のある避妊方法として広く推奨されています。
アフターピルは薬局で買える?早く、安く買えるのは
日本では、2024年現在、アフターピルは薬局での購入はできません。
アフターピルを入手するためには、医師の診察を受け、処方箋を必要とします。
多くの場合、産婦人科での受診が必要ですが、アフターピルを最速で、また最安で手に入れたいなら、オンラインクリニックを利用することおすすめします。
アフターピルを買えるのは「病院」か「オンライン診療」
病院やクリニックの場合、直接訪問し医師による診察を受けた後、アフターピルを処方してもらいます。
病院やクリニックでの処方は、診察後その場で薬を受け取れることが多いです。
オンライン診療の場合は、スマートフォンやパソコンを使って診察を受け、薬を自宅に配送してもらうか、提携している薬局で受け取ることができるので、忙しい人や近くに産婦人科がない人にとって便利な方法となります。
早く買いたいなら「オンライン診療」
オンライン診療なら、場所や時間を選ばずにスマートフォンやパソコンから診察を受けられるため、直接病院やクリニックへ移動する時間を節約でき、診察の予約も簡単にできるので、忙しい時でも素早く対応することができます。
また、多くのオンライン診療サービスでは、診察後すぐにアフターピルを自宅に配送してもらえたり、近くの提携薬局で受け取ることができるので、迅速な配送や当日中に薬を受け取れる場合もあり、緊急時に安心です。
24時間対応しているクリニックもあるため、深夜や早朝などの時間帯でも診察を受けられ、休日や夜間にアフターピルが必要な場合にも非常に便利で、なおかつ待ち時間がほとんどないためすぐに診察してもらえるケースが多いです。
比較的値段が安く買えるのは「病院」
通常、病院やクリニックでアフターピルを処方してもらう場合、診察費と薬代がかかります。
医療機関によって異なりますが、総額で5,000円〜15,000円程度が相場です。
都市部の病院やクリニックでは、若干高めになることもあります。
オンライン診療の場合も、診察料と薬代がかかることが多いですが、配送費が追加されることが多いです。
価格帯は7,000円〜15,000円程度と、病院と大きくは変わらないことが一般的です。
ただし、オンライン診療では手軽さや迅速さがメリットとしてあるため、若干高めに設定されることもあります。
処方箋なしで、薬局で直接購入はできないので注意
アフターピルは処方箋なしでは薬局で直接購入することができません。
購入するには、必ず医師の診察を受けて処方箋が必要ですので、注意しましょう。
医師の処方がなくても薬局で適正に販売できるかの試験販売の取り組みも
現在、日本では、アフターピルを処方箋なしで薬局で購入できるかどうかの試験的な取り組みが進められており、緊急時に医療機関を受診する時間がない場合に対応するための方法として検討されています。
試験販売は一部の薬局で行われ、薬剤師が適切に対応するかどうか、販売プロセスが適正かどうかを確認することを目的としています。
この試験的な取り組みは、緊急避妊へのアクセスを向上させるための一環であり、今後の規制緩和につながるかもしれません。
安全にネット通販でアフターピルを受け取るためのクリニックの選び方
オンライン診察でピルを購入できるクリニックはたくさんあるものの、アフターピルを購入する際には特に次のような点に気を付けながらクリニックを選ぶようにしましょう。
クリニック以外の通販でのアフターピル購入はやめよう!
ネット通販でアフターピルを購入する方法には、クリニックのオンライン処方を受ける方法と、ネット通販で個人輸入の医薬品などを購入する方法との2種類があります。
クリニック以外で売られているアフターピルは安価なため、ついつい興味を持ってしまいがちです。
ただ、薬の品質には保証がなく、販売者は副作用が起こってしまった際などに責任を持ってはくれません。
また、個人輸入の薬の副作用により重いトラブルにかかってしまった場合、国からの援助は受けられません4)。
安全に利用するためにも、アフターピルは必ず医師に処方してもらうようにしてください。
即日発送のクリニックを選ぶ
アフターピルの利用で大切なのは「できるかぎり早く飲む」が一番です。
妊娠阻止率は薬の服用が早ければ早いほど高くなります。そのため、オンライン診察をした後に即日発送してくれるクリニックを選ぶようにしましょう。
「〇〇時までの診察で当日発送可能」としているクリニックもありますので、当日発送の条件まで調べておくとベストです。
医師の資格・経験を見る
アフターピルには副作用の可能性があり、妊娠に関する診察はとてもデリケートな問題でもあります。
緊急避妊法は身体と心、両方のケアが必要な分野となりますので、在籍している医師は婦人科や産婦人科を専門にしている医師を選ぶのが望ましいです。
「日本産婦人科学会認定医」の肩書を持つ医師はアフターピルに関しての知見が豊富であるため、こちらもチェックしておきたいポイントです。
クリニックの評判・口コミをチェックする
公式サイトのデザインがよく聞こえのいい文言が書かれているクリニックでも、いざ口コミを見てみるとあまり評価が良くなかった…というケースは少なくありません。
公式情報を参考にしてクリニックを選ぶのはもちろん大切ですが、外部の口コミサイトに掲載されているクリニックを利用した人の声や評判はとても参考になります。
実際にアフターピルを処方された方の口コミを探してみてください。
料金を確認する
アフターピルは自由診療のため、クリニックによってピルの値段に差があります。
また、別診察料金や配送料がかかる場合もあります。診察料や配送料もクリニックによって異なり、選ぶクリニックによってトータル料金にとても大きな差が生まれるケースもあります。
アフターピルの料金だけでなく、診察料、配送料、その他の手数料についても調べておくようにしましょう。
対応時間とサポート体制を確認する
アフターピルを飲んだあとは、副作用の不安、本当に避妊に成功したかどうかの不安、どれくらいで避妊に成功したか分かるのかの疑問など、自分一人で抱えるのが難しい感情に襲われる方も少なくありません。
処方後も不安や疑問をサポートしてくれるサービスがあれば安心です。
診察後に気軽に問い合わせできる窓口が設置されているかどうか、対応してもらえる時間帯なども調べておくと安心です。
アフターピルの副作用
アフターピルは安全性の高い薬ではあるものの、副作用が報告されています。また、体調や体質によっては服用できない場合もあります。
アフターピルの服用で考えられる副作用、服用する際の注意点は次の通りです。
アフターピルの服用で報告されている副作用
副作用が起こる方の割合は全体の数%から十数%とされており、アフターピル服用の際の消退出血が起こった人の割合は全体の約30%でした1-3)。
アフターピル服用2日~2週間後に2~3日続けておこる少量の出血で月経とは異なるものです。
さらっとした鮮血、茶色いおりもの状であることも。薬の効果で薄くなった子宮内膜が剥がれ落ち起こります。消退出血があったとしても、避妊に成功していれば生理予定日に生理がきます。
詳しくは下記の記事で解説しています。
アフターピルを服用できない可能性のある人
上記に該当する方はアフターピルが利用できない可能性がありますので、処方前には必ず医師に相談するようにしましょう3)。
また、特定の薬やサプリを利用している人(抗けいれん剤、HIVプロアテーゼ阻害剤、非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤、セイヨウオトギリソウ含入食品等)もそれぞれの効果を打ち消し合ってしまう可能性があるため注意が必要です。
利用している場合は、必ず医師に相談してください。
アフターピルを吐き出してしまった場合¹⁾
アフターピルの副作用には吐き気や嘔吐が報告されています。
薬の服用後すぐに嘔吐してしまった場合、十分に薬が身体に吸収されていない可能性が考えられます。
薬が身体に吸収されるまでに2時間はかかるとされていますので、嘔吐を我慢するか、どうしても吐いてしまった場合はもう1錠薬を飲む必要があります。
費用はいくらかかる?
アフターピルは自由診療にあたるため、保険が適用されません。
クリニックによって料金にバラつきがありますが、相場は1~2万円程度で、ジェネリック医薬品(後発医薬品)の方が料金が安い傾向にあります。
ヤッペ法を用いるプラノバールであれば5000円~1万円と、ノルレボやエラと比べると安価です。
アフターピルのオンライン処方のメリット
アフターピルは、婦人科をはじめとする全国のクリニックで処方が受けられます。
ただ、中には「すぐには病院に行けない」「人に見られたくない」などの事情があり、来院できない・しにくい方もいます。
そんな方に向いているのがオンライン処方です。
オンライン処方とは、オンラインサービスを利用し、自宅で診察と薬の処方をしてもらえるサービスです。
アフターピルのオンライン処方には次のようなメリットがあります。
プライバシーが確保されている
ピルのオンライン処方は自宅でテレビ電話や電話などを用いて診察を行うため、病院側と自分以外の人にアフターピルの処方を知られずに利用できます。
完全にプライバシーを確保できる状態で診察できるのは、アフターピルをオンライン診察で処方してもらう上でのもっとも大きなメリットです。
直接病院や薬局に行かなくてもよい
オンライン処方は診察が自宅でできるだけでなく、アフターピルを自宅まで郵送してくれます。
病院や薬局に行く手間や精神的な負担が軽減され、移動や待ち時間も拘束されません。
薬の郵送には時間がかかるのでは?と心配に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、即日発送に対応しているオンラインクリニックが多くあり、都内を中心に当日配達を行っているクリニックもあります。
24時間対応している
アフターピルのオンライン処方を行っているクリニックでは、休日や24時間対応をしているクリニックもあります。
土日にアフターピルが必要になったけれど月曜日までクリニックへ行けない、そんな事態が回避できます。
特にアフターピルは72時間以内に薬を服用しなければならず、妊娠阻止率を上げるためにもできるだけ早い段階での薬の服用が望まれます。
申込みから受け取りまでの流れ
ここでは、アフターピルの申込みから受け取りまでの流れ、診察では何を聞かれるのか、ピルはいつ届くのかを解説します。
申し込み~ピル受け取りまでの流れ
オンライン診察の予約
クリニックの公式サイトやアプリから診察の予約をします。
専用フォーム、LINE、電話などクリニックによって予約方法は異なります。
予約時に必要なピルの種類を問われた際には、アフターピルを選択しましょう。
問診表への記入
ピルのオンライン診察の前には、問診票への回答を求められます。
年齢、体調、基礎疾患の有無、服用中の薬や身体の状態など、ピルを処方しても良い状態にあるのか、どのようなピルを処方するかどうかの判断材料として用いられます。
医師によるオンライン診察
テレビ電話や通話でオンライン診察が行われます。
予約時間になるとクリニック側から連絡が来て、問診やアフターピルの説明があります。
問診時に必ず聞かれる項目は以下のとおりです1)。
- 最後に妊娠の可能性のある行為をした日時と避妊方法
- 最終生理日
- 月経周期
上記の項目は、すぐに答えられるよう準備をしておきましょう。
支払い・薬が送られてくる
支払い方法はクレジットカード、銀行振込、後払い、オンライン決済などクリニックにより異なります。
アフターピルがいつ届くのかはクリニックによって差があるもの、多くは診察や決済完了後、即日から翌日に発送されます。
診察の翌日から2、3日以内に手元に届くのが一般的です。
東京をはじめとする関東首都圏や大阪ではバイク便による特急便を選択できるクリニックがあり、その場合は最短当日に受け取れます。(別途料金が必要)
アフターピルでよくある質問Q&A
さいごに、アフターピルに関してよくある質問に回答します。
まとめ
アフターピルは服用が早ければ早いほど避妊阻止率が高くなるため、できるだけ早い処方が避妊成功のカギとなります。
すぐに病院に行けない方や病院に行きづらい方は、自宅に居ながら診察と処方をしてもらえるオンライン診察で迅速にアフターピルを処方・郵送してもらいましょう。
お薬には72時間高い効果が発揮できるものと120時間のものがありますが、72時間用のレボノルゲストレルやノルレボを取り扱っているクリニックが多いです。
すでに時間がたってしまっている方は120時間高い避妊効果が期待できるエラやエラワンを取り扱っているクリニックを探しましょう。
アフターピルは100%妊娠阻止できるわけではなく、稀ではありますが副作用なども報告されているため、服用後はしばらく不安な時間が続くかと思います。
そんな時には、オンラインクリニックに併設されているサポート窓口に相談もできます。
副作用や心配な方は、あらかじめアフターフォローが充実しているオンラインクリニックを選ぶようにしましょう。
クリニックを選ばれる際にはぜひ今回ピックアップしたオンラインクリニックを参考にしてみてください。
参考文献
1) 緊急避妊法の適正使用に関する指針(平成 28 年度改訂版)日本産科婦人科学会 編https://www.jsog.or.jp/activity/pdf/kinkyuhinin_shishin_H28.pdf
2) 日産婦誌59巻9号研修コーナー 緊急避妊法
http://fa.kyorin.co.jp/jsog/readPDF.php?file=to63/59/9/KJ00004974374.pdf
3) ノルレボ錠 0.75mg(レボノルゲストレル)株式会社そーせい
https://www.pmda.go.jp/drugs/2011/P201100047/39014900_22300AMX00483000_K102_1.pdf
4) 医薬品等を海外から購入しようとされる方へ |厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/kojinyunyu/index.html