二重整形「埋没法」にはいくつかの手法があり、その中でも「2点留め」と「3点留め」が一般的です。
以下にそれぞれの特徴と違いを説明します。
2点留め
- 手術の概要
- 2点留めでは、まぶたの特定の2か所に糸を留めて、二重のラインを形成します。
- メリット
- 手術時間が比較的短い(通常は10~20分)。
- 費用が比較的安い。
- ダウンタイム(回復時間)が短い。
- デメリット
- まぶたが厚い、または脂肪が多い場合にはラインが戻りやすい。
- 長期間持続する効果が得られにくいことがある。
- 2点でラインを形成するため、不自然なラインになることがある。
3点留め
- 手術の概要
- 3点留めでは、まぶたの特定の3か所に糸を留めて、より強固な二重のラインを形成します。
- メリット
- 二重のラインがより安定しやすく、長持ちしやすい。
- まぶたが厚い、または脂肪が多い場合でも効果が出やすい。
- よりしっかりとした二重が得られる。
- 3点で曲線を形成するため自然なラインになりやすい。
- デメリット
- 手術時間が2点留めよりも長い(通常は20~30分)。
- 費用が2点留めよりも高い。
- ダウンタイムが少し長くなる場合がある。
適応と選び方
- 2点留めが適している人
- まぶたが薄く、脂肪が少ない人。
- ダウンタイムを短くしたい人。
- 費用を抑えたい人。
- 3点留めが適している人
- まぶたが厚い、または脂肪が多い人。
- より長持ちする二重を希望する人。
- 自然な二重のラインを希望する人。
以上が二重整形「埋没法」の2点留めと3点留めの主な違いと、それぞれの特徴です。
最適な方法を選ぶためには、専門の医師とよく相談し、自分のまぶたの状態や希望に合った手術方法を選ぶことが重要です。
2点留めの落とし穴
二重整形「埋没法」の2点留めにはいくつかのメリットがありますが、いくつかの「落とし穴」やデメリットも存在します。以下に2点留めの注意点や落とし穴について説明します。
- 持続性の問題
- 2点留めは比較的簡単な方法であるため、二重のラインが戻りやすいです。
特に、まぶたが厚い、脂肪が多い、または皮膚が重い場合には、二重が消えたり、薄くなったりすることが早く起こることがあります。
- 2点留めは比較的簡単な方法であるため、二重のラインが戻りやすいです。
- 不均一な仕上がり
- 糸を留めるポイントが2か所のみのため、まぶたの動きや腫れにより左右の二重のラインが不均一になりやすいです。
結果として、左右対称でない二重ができることがあります。
- 糸を留めるポイントが2か所のみのため、まぶたの動きや腫れにより左右の二重のラインが不均一になりやすいです。
- 術後の変化
- 時間の経過とともに、糸が緩んだり、切れたりすることで二重のラインが変化することがあります。
また、まぶたの脂肪や筋肉の変化によっても二重の状態が変わることがあります。
- 時間の経過とともに、糸が緩んだり、切れたりすることで二重のラインが変化することがあります。
- 再施術の必要性
- 二重のラインが薄くなったり消えたりした場合、再度手術を受ける必要があります。
この場合、初回手術よりも手間がかかることがあり、再施術のコストも発生します。
- 二重のラインが薄くなったり消えたりした場合、再度手術を受ける必要があります。
- 適応範囲の限界
- 2点留めは、まぶたが薄く、脂肪が少ない人に適しているため、それ以外のタイプのまぶたには向いていません。
適応外の人が2点留めを行うと、満足のいく結果が得られないことが多いです。
- 2点留めは、まぶたが薄く、脂肪が少ない人に適しているため、それ以外のタイプのまぶたには向いていません。
- ダウンタイムと腫れ
- 一般的にはダウンタイムが短いとされていますが、まれに腫れが長引く場合もあります。
また、腫れが引くまでの間、二重のラインが思い通りにならないことがあります。
- 一般的にはダウンタイムが短いとされていますが、まれに腫れが長引く場合もあります。
2点留めは手軽で比較的安価な方法ですが、持続性や仕上がりの均一性においてリスクがあります。
まぶたの状態や個々の希望によっては、3点留めや他の手法の方が適している場合もあります。
手術を受ける前に、これらのリスクや落とし穴について理解し、医師と十分に相談することが大切です。
取れにくい埋没法は存在しない?
埋没法の二重整形には、比較的取れにくいとされる方法も存在します。
完全に取れないことを保証する方法はありませんが、取れにくさを追求する技術や工夫があります。
以下に取れにくい埋没法についていくつかの方法を紹介します。
多点留め(3点留め、4点留めなど)
- 多点留めの手法
- 糸を留める点を増やすことで、二重のラインをよりしっかりと固定します。
3点留め、4点留め、さらには6点留めなど、複数のポイントで糸を留めることで安定性を高めます。
- 糸を留める点を増やすことで、二重のラインをよりしっかりと固定します。
- メリット
- 糸が複数点で固定されるため、取れにくくなり、持続性が向上します。
- まぶたの動きに対して安定性が増し、自然な仕上がりになります。
- デメリット
- 手術時間が長くなり、費用も高くなります。
- ダウンタイムが長くなる可能性があります。
個人的な意見ですが、3点留以上を選択するメリットはあまりないと考えます。2点留は直線的なラインになりやすく、2点留めと3点留めではラインの形成上、大きな違いがあると考えられますが、3点留めと4点留めの違いは微調整を行える程度の違いと考えていただいて良いでしょう。
特殊な埋没法(スルーピング法、クロスリンク法など)
- スルーピング法
- 糸をまぶたの中でスルーするように通し、複数回留めることで安定性を高めます。
- クロスリンク法
- 糸をクロスさせて留めることで、より強固に固定します。
- メリット
- 高度な技術で、取れにくさを実現します。
- より自然で安定した二重が得られます。
- デメリット
- 手術が難しく、高度な技術を持つ医師が必要です。
- 費用が高くなる可能性があります。
併用法(脂肪除去+埋没法)
- 併用法の概要
- まぶたの脂肪を部分的に除去した後、埋没法を行うことで、二重のラインをより安定させます。
- メリット
- まぶたが軽くなり、二重が取れにくくなります。
- 二重のラインが明確になりやすいです。
- デメリット
- 脂肪除去を行うため、内出血のリスクが高くなり、ダウンタイムも長くなります。
- 費用が高くなります。
取れにくい埋没法を選ぶためには、自分のまぶたの状態や希望する仕上がりに応じて、適切な方法を選ぶことが重要です。
取れにくさを求める場合、多点留めや特殊な埋没法を検討することをお勧めします。
また、信頼できる医師とよく相談し、リスクやメリットを十分に理解した上で手術を受けることが大切です。