マンジャロで痩せない原因は?痩せにくい人の特徴や効果の出る使用法を紹介

2型糖尿病治療薬として開発されたマンジャロには、食欲抑制作用や脂肪分解促進効果があり、肥満症やダイエット目的としても利用されています。

しかしなかなか痩せない、効果が感じられないという声が一定数聞かれることも。
実はマンジャロを使用していても、痩せられないという背景にはいくつかの原因があります。
またマンジャロを使用しても使い方などによっては効果を得られにくいという方もいます。

今回はそういったマンジャロで痩せない原因や、痩せにくい人の特徴について解説。
またマンジャロの効果が出やすい使用方法も紹介していきます。

「マンジャロを使用しているのになかなか痩せない…」
とお悩みの方は、ぜひこの記事を読んで参考にしてみてくださいね。

目次

マンジャロのダイエット効果

まずは、マンジャロのダイエットへの効果について具体的に確認していきしょう。
マンジャロを使用することによって、おもに以下の3つのダイエット効果が期待できます。

マンジャロのダイエット効果
  • 食欲を抑える
  • 満腹感が持続する
  • 脂肪の分解を促進する

①食欲を抑える

マンジャロには食欲を抑える効果があります。
マンジャロの成分となるチルゼパチドは、食べ物が小腸を通過することで分泌される2つのホルモンGIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)と、GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)に作用します。

GIPとGLP-1には脳の満腹中枢には、「食欲を抑えなさい!」という指示を出す食欲抑制作用があります。
マンジャロを使用することですみやかにGIPとGLP-1が分泌されるため、通常よりも食欲が抑えられるというメカニズムとなっています。

またマンジャロにはGLP-1とGIPの相乗作用をもたらすということもわかっています。
GLP-1とGIP2つ同時に作用することでそれぞれの効果を増強させ、より強力に食欲を抑えてくれる効果を発揮します。

そのため食欲が抑制され食事量が自然に減少し、体重減少につながるというわけです。

②満腹感が持続する

マンジャロには食欲抑制効果に関連して、満腹感を持続させるという効果も持ち合わせています。
これもまた、GIPとGLP-1の働きによるもの。

マンジャロの満腹感が持続するメカニズムには、GLP-1から出されるの胃の動きを遅らせる作用に関連します。
食事をすると、GLP‐1が分泌され胃の働きがゆっくりになります。胃の中に食べ物が残っていると、脳にお腹がいっぱいなので、これ以上は食べられませんよ!という命令が出されるようになり、たくさん食べられなくなるというわけです。

またGIPにも、満腹感を持続させる効果があります。
GIPには血糖値の上昇を抑えるホルモン、インスリンの分泌を促進する役割があります。
食事をすると血糖値が上昇し、インスリンが分泌されます。
インスリンが分泌されることで血糖値を下げるほか、満腹感を生じさせるという働きも担っています。

ここでもGLP-1とGIPの2つの同時作用が相乗作用をもたらします。
それぞれの効果を増強し、より強力な満腹感の持続効果が発揮され体重減少につながります。

③脂肪の分解を促進する

マンジャロを使用することで分泌が促進されるGIPとGLP-1には、脂肪の分解を促進する作用もあります。
GIPとGLP-1が脂肪細胞に作用し、肝臓や脂肪細胞で脂肪の分解を促進するはたらきもあります。
さらにエネルギーの消費を増加させて基礎代謝量もアップするので、痩せやすい体質に変化すると期待されています。

マンジャロの効果は体重減少だけにとどまらず、ウエストやお腹周りといった見た目にも効果が現れやすいという効果もあるのです。

マンジャロで痩せない人の特徴

紹介したように、マンジャロのダイエット効果は大変強力であることが分かりますね。
それでも、「マンジャロを使用しているのになかな痩せない!」という人もいます。

一体どんな人が痩せにくいのか、マンジャロで痩せないケースに当てはまりやすい人の4つの特徴を紹介します。

マンジャロで痩せない人の特徴
  • 高カロリーな食事
  • 運動習慣がない
  • 指示された用法・用量を守れていない
  • まだ効果が出ていない

高カロリーな食事

マンジャロには、食欲を抑制する効果や脂肪分解促進効果があります。
しかし高カロリーな食事や脂質、糖質の多い食品ばかりを摂取していれば、体重減少にはつながりません。

以下のような食品は高カロリーなものが多く、たくさん食べてしまうと摂取カロリーが消費カロリーを上回ってしまう可能性があります。

<高カロリーな食品例>

  • 揚げ物
  • ポテトチップスなどのスナック菓子
  • ケーキやチョコレートなどの洋菓子
  • 炭酸飲料や甘いジュース
  • ラーメン
  • アイス
  • ピザ
  • パスタ
  • 菓子パン
  • アルコール類

これらを食べてばかりいれば、いくらマンジャロを使用していても効果は得られません。
マンジャロには食欲を抑えてくれる効果があるからと、食事の内容を考えず好き放題食べてはいませんか?

上記のような糖質や脂質の多い食事、大量の間食、アルコールの摂取は高カロリーなものが多く、取り過ぎないよう注意が必要です。
効果を十分に発揮させるためにも、食事内容の見直しをすることはとても大切です。

運動習慣がない

つらい運動や筋トレなどを取り入れなくても体重減少効果が期待できるのがマンジャロのメリットですが、適度な運動習慣がなければ効果は見られないかもしれません。
特に慢性的な運動不足の方は基礎代謝が低下しているため、痩せにくい体質になっています。

マンジャロを使っているのに効果が見られず悩んでいるという方、運動はしていますか?
日常の中で少しずつでもよいのでぜひ運動習慣を取り入れてみてください。

日常的に運動することで筋肉量の維持増強、基礎代謝率が上がりますので、マンジャロの効果がより発揮されるはずです。

指示された用法・用量を守れていない

マンジャロの用量が少なすぎると、十分な体重減少効果が得られないことがあります。
マンジャロの使用用量は検査や診察の結果に基づき、適切な容量を医師が決定しています。
正しく使用できていれば一定の効果が期待できるはずです。

しかし、間違った用法・用量で用いていれば効果が得られません。
特に自己注射が正しく行えていない場合などは、必要量が投与されませんので効果が得られにくくなってしまいます。

正しい自己注射が行えているかどうか、今一度確認してみるとよいかもしれません。

関連記事▶︎マンジャロの使い方を紹介!打ち方や注意点について解説

また打ち忘れなどによる投与期間の遅れも、効果が現れにくくなる要因のひとつです。
1週間隔で投与するため、次の投与日を忘れてしまうこともマンジャロ使用中での注意点したいポイントです。

忘れっぽいという人は手帳やカレンダーにメモしたり、リマインダーを活用するなどして、打ち忘れ防止対策を行ってみましょう。
それでも効果が感じられない、減量が認められないというようであれば医師に相談してください。

まだ効果が出ていない

マンジャロの効果が現れるまでには、一定期間使用し続ける必要があります。
効果が実感できるまでは個人差があり、また早くても数週間から数か月を要すると言われています。

まず最初に実感できるのは、食欲低下や満腹感の持続効果です。
早い人では投与開始から数日中に効果が認められます。

その後継続的に正しく使用することで、投与から1~2ヵ月後より体重減少効果が現れると期待されています。マンジャロを始めて間もない方は、もしかしたらまだ効果を実感できる時期に入っていないかもしれません。

マンジャロは長期的、継続的に使用していくことで効果を発揮するお薬です。
焦らず、じっくりダイエットをしていく気持ちで正しく使用していきましょう。

マンジャロでリバウンドする原因

マンジャロを正しく使用しなかったり、自己管理がうまくできていないとリバウンドをしてしまう可能性があります。
主な原因といしては以下のようなことが挙げられます。

マンジャロでリバウンドする原因
  • 自己判断で急に使用を中止したり、減量する
  • 生活習慣の改善が不十分
  • 薬に頼りきりになってしまっている

それぞれの具体的な原因や理由について、詳しく説明していきます。

自己判断で急に使用を中止したり、減量する

マンジャロには食欲を抑制する効果があります。
当然のことながら使用を中止すると食欲が元に戻るので、リバウンドをしやすくなります。

特に、自己判断でマンジャロの使用を中止したり減量したりするのは大変危険です。
リバウンドの危険性が大きくなるのはもちろんのこと、血糖値のコントロールも崩れてしまう危険性があり、低血糖といった命の危険のリスクも伴うからです。

使用中止を検討する際は、適切な方法で段階的に減量する必要があります。
自己判断で中止はせず、必ず医師と相談しながら徐々に減量するようにしましょう。

生活習慣の改善が不十分

マンジャロによるダイエットは、食事や運動などの生活習慣が整ってなければ、例え正しく使用していてもリバウンドしてしまいます。
食事内容の見直しや運動習慣を維持することで、リバウンドのリスクを低減することができます。

また、マンジャロの使用を中止した後は特にリバウンドをしやすくなるため要注意。
マンジャロを使用している時から、健康的な食生活や運動を習慣づけておきましょう。

続けていればそれが習慣化となり、マンジャロをやめた後でも健康的な生活習慣が維持できますのでリバウンドをしにくくなりますよ。

ストレスや睡眠不足などもリバウンドの原因になります。
食事や運動以外にも十分な休息を取ることも意識して、生活してくださいね。

薬に頼りきりになってしまっている

「マンジャロがあるから何をとれだけ食べても、運動しなくても大丈夫!」
というのは、大きな間違いです。

マンジャロは、あくまでも生活習慣の改善と併用することで、より高い効果を期待できます。
マンジャロの使用で体重が減ることで筋肉量も減少しますし、それに伴って基礎代謝量も減少していきます。
そのまま何もしなければ、当然体重も落ちにくくなります。

何度も言うようにマンジャロで健康的に痩せるためには、栄養バランスのとれた食事や運動が大切です。
マンジャロはダイエットの強力なサポーターと考え、頼り切りにするのだけはやめましょう。

マンジャロがおすすめの人

次に、マンジャロの使用が向いている人はどんな人でしょうか?
以下のような方にマンジャロはおすすめです。

マンジャロがおすすめの人
  • 2型糖尿病があり血糖コントロールが困難な人
  • 食事や運動でダイエット効果が不十分な人
  • 食欲のコントロールに悩む人

これらの方におすすめの理由などを、詳しく説明していきます。

2型糖尿病があり血糖コントロールが困難な人

2型糖尿病では適切な食事療法や運動療法が基本の治療方法になります。
しかしそれだけでは血糖コントロールが難しい方や他の糖尿病治療薬で効果が不十分な方の場合、マンジャロを次の治療方法として採用することが有効とされています。

なお2型糖尿病治療目的でのマンジャロ投与は保険適応となりますが、開始の基準やタイミングには条件があり、主治医の判断によって決定されます。
適切なタイミングでマンジャロを開始できるよう、定期的な受診を心掛けるようにしてください。

食事や運動でダイエット効果が不十分な人


運動する時間がなかなか取れない方や、運動が苦手な方にはマンジャロの使用はおすすめです。
また食事内容や量を見直していても結果が出ないという方にも。

ダイエットでは適度な運動と栄養バランスのとれた食事が基本ではありますが、正直なところ心にも体にも結構ストレスがかかるというのも本音です。
しかもなかなか結果に結びつかないうえ、続けていかないといけないというのもダイエットの辛いところです。

心や体に負担をかけすぎるのはよくありません。
食事や運動を頑張っていてもなかなか効果が上がらないくて辛い、という人にはマンジャロを併用してみることをおすすめします。

ご自身の食事や運動習慣がマンジャロの作用とうまく働き、きっと以前よりも楽にダイエット効果を得られるはずです。

食欲のコントロールに悩む人

食べるのが好き、過食がやめられないなど食欲をコントロールするのが難しく、ダイエットが難航する方にもマンジャロの使用はおすすめです。
マンジャロの食欲抑制効果により、ストレスなく食事量を減らすことが可能だからです。

しかし食欲が抑えられても、カロリーや脂質、糖分の多い食事内容では効果が上がりません。
食事内容にも配慮は必要です。
低カロリーで高たんぱくな健康的な食事内容を心がけましょう。

ただし過食をやめられないという方の中には、摂食障害に陥っている危険性もあります。
過食後に罪悪感から嘔吐や下剤を大量に飲んでしまうなどの行為を何度もしていませんか?

もし当てはまる行為があれば、摂食障害の可能性もありますので専門の治療が必要です。
心も体も蝕む大変深刻な病気ですので、早めに精神科を受診してください。

マンジャロで痩せるためのポイント

マンジャロでよりダイエット効果を上げるために、大切なポイントについて具体的に解説をしていきます。

マンジャロで痩せるためのポイント
  • 医師と相談しながら使用する
  • 食生活を改善する
  • 適度な運動を取り入れる
  • マンジャロだけに頼らず、正しい知識を身につける


食事の見直しや運動の取り入れが大切と触れてきましたが、どのような方法が効果的かも詳しく紹介します。
マンジャロを使っているは、ぜひ参考にしてみてください。

医師と相談しながら使用する

効果的に痩せていくために、医師には症状や体調を適宜報告・相談しながら治療を進めていきましょう。
医師はあなたに必要な用量や投与間隔を専門的に管理してくれています。

また自己判断で使用量を変えたり中止するのは大変危険です。
必ず医師の指示に従ってください。

目標体重やあなたの健康状態に合わせて医師が適切にコントロールしてくれますので、副作用や体調の変化や気になる症状なども遠慮なく医師に相談してください。

食生活を改善する

マンジャロの効果を引き出すため、食生活の見直しはとても重要なポイントです。
マンジャロを使用する際は、栄養バランスのよい食事を心がけることが大切です。

食事量はマンジャロの効果で減少させることができますが、食事内容はご自身で管理しなければなりません。
以下の点に気を付け、毎日の食事を摂取するようにしましょう。

マンジャロで効果的に痩せるための食生活のポイント
  • 高カロリー・脂肪分の多い食事を避ける
  • 少量ずつ、ゆっくり食べる
  • 水分補給をしっかり行う
  • 食物繊維を積極的に摂取する
  • たんぱく質を多く含む食品を摂取する

マンジャロの作用により消化機能は低下するので、脂肪分の多い食事や早食いドカ食いはお腹を壊したり、嘔気・嘔吐などを招く可能性があります。
揚げ物や油分の多いメニューは避け、少量ずつゆっくり食べるようにしてください。

また食事量の減少に伴い、体内の筋肉量や水分も減少しがちになります。
たんぱく質や水分は積極的に摂るよう心がけてください。
豆類、鶏肉、白身魚や豆腐などは、低カロリーで低脂質でたんぱく質を多く含まれているのでおすすめです。

野菜や果物などの食物繊維を多く含む食品を摂取することで、満腹感がより効果的に持続されます。
便秘の予防にもなりますので、積極的に摂るようにしましょう。

糖質多めの食品や、高カロリーな食品は摂取カロリーが多くなります。
ジャンクフード、スナック菓子、アルコールなどの摂取は、体重減少の効果を下げてしまうのでできるだけ控えてください。

適度な運動を取り入れる

マンジャロの効果をさらに高めるには適度な運動習慣が大切です。
運動を取り入れることで、消費カロリーを増やし、さらなる体重減少効果が期待できます。
ハードな運動は必要ありませんが、日常的に行うよう習慣づけましょう。

またマンジャロを使用すると食事摂取量が減るため、筋肉量や基礎代謝量も伴って減少します。
筋肉量や基礎代謝量が減少すると痩せにくくなるので、筋トレなども取り入れて筋肉量を減らさないことが大切です。

マンジャロで効果的に痩せるためのおすすめの運動
  • ウォーキング・ジョギングなどの有酸素運動
  • 腹筋・スクワットなどの筋トレ
  • ヨガ・ピラティス

上記の運動内容を参考に、有酸素運動と筋トレをバランスよく取り入れて体力を維持していきましょう。

マンジャロだけに頼らず、正しい知識を身につける

マンジャロは食事や運動などの生活習慣の調整と並行して行うことにより、より高い効果が期待できます。
ですので、マンジャロだけに頼り切ってしまうのは効果を十分に発揮することができません。

マンジャロはあくまでも体重減少をサポートする存在と捉えて、ご自身でも食事、運動といった生活習慣の管理を行うことが何よりも大切です。

マンジャロに関するよくある質問

最後に、マンジャロ使用中によく聞かれる質問3つについてお答えします。

マンジャロで痩せにくい人がいるのはなぜですか?

高カロリーな食生活や運動不足な生活習慣や、使用用量が足りていない場合などは効果が出にくくなります。

マンジャロは無理な食事制限や激しい運動をしなくても、体重減少効果を期待できる作用があります。
だからといって食事や運動に何も気を配らなければ、効果が出にくくなってしまいます。

マンジャロの効果は、適度な運動習慣や低カロリー高たんぱくな食生活と併用することによって発揮されます。

マンジャロに頼りきりにせず、無理のない範囲でよいので運動や食事の生活習慣を整えることを心がけてください。

また使用用量が不足している場合でも効果が出にくくなります。
正しく使用できているかを確認のうえ、それでも効果が感じられないようであれば医師に相談してみましょう。

マンジャロに停滞期はありますか?

長期間マンジャロを使用していると、停滞期に入ることがあります。

通常のダイエットと同様に、マンジャロを長期間使用していても停滞期が起こる可能性があります。
マンジャロを使って順調に体重減少していたのに、しばらくすると体重が落ちなくなったり減量が少なくなって来たら停滞期だと思ってください。

停滞期は、体が減量に適応しようとして起こる現象です。
むしろ、ダイエットがうまくいっていっている証明ともいえます。
マンジャロの効果がなくなったわけではありませんので安心してください。

停滞期はダイエットのモチベーションが下がりやすく辛い時期ですが、自暴自棄にならず引き続きマンジャロの使用と健康的な生活を続けるようにしましょう。
停滞期を抜けやすくするために、筋トレや有酸素運動を取り入れると有効ともされています。

マンジャロで1ヶ月何kg痩せますか?

早ければ1ヵ月約-4%程度の減量が期待できると検証されていますが、減量のタイミングや減少量には個人差があります。

肥満症を対象とした臨床試験においては、早い方は1ヵ月で約-4%程度の減量が期待できるとの検証がされています。

しかしマンジャロは長期的な使用で緩やかに体重減少をさせるお薬であるため、体重減少の効果が現れるまでは1~3ヵ月ほどかかると言われています。

使用開始から1ヵ月ではまだ効果が見られない可能性もありますので焦りは禁物です。
また減少量や減り始めるタイミングなども個々の体質で変わります。

健康的な生活習慣を続けながら、焦らずゆっくりと体重減少効果が現れるのを待ちましょう。


参考文献:The New England Journal of Medicine
Tirzepatide Once Weekly for the Treatment of Obesity(2022/6/4)

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