「あの大手クリニックが…?」
近年、テレビやSNSでも、美容クリニックの経営破綻や閉院のニュースを目にする機会が増えています。
かつては「大手なら安心」と思われていた医療脱毛業界ですが、景気の変化や人件費の高騰、過剰な広告投資などにより、経営環境は決して安定していません。
医療脱毛は、数十万円単位の費用を“前払い”で支払うのが一般的です。
そのため、通院途中でクリニックが閉院してしまうと、未施術分の返金が受けられず、トラブルに発展してしまうケースも後を絶ちません。
SNS上には「返金されないまま閉院してしまった」「クレジットの支払いだけ残っている」といった声も見られます。
そんな中で注目を集めているのが、“返金保証”という仕組みです。
契約前にどのような返金条件が設けられているか、また倒産時にどこまで保証されるのかを把握しておくことは、いまや“安心して脱毛を受けるための必須条件”とも言えます。
とはいえ、契約書や約款に書かれている内容は専門的で分かりにくく、つい確認を後回しにしてしまう人も少なくありません。
契約前にどこをチェックすべきかを知らないまま手続きを進めてしまうと、後で泣きを見ることにもなりかねません。
今回は、医療脱毛を安心して受けるために知っておきたい“返金保証”の基本と、契約時に確認しておくべきチェックポイントを分かりやすく解説します。
この記事の執筆者

石川 聡司
(新さっぽろウィメンズ ヘルス&ビューティークリニック 院長)
北海道大学医学部卒業後、北海道大学病院、帯広厚生病院など地域の中核病院に勤務。品川美容外科にて美容外科医として3年間の研鑽を積み、2021年に婦人科・美容外科を併設した当院を開業。
婦人科全般の診療のほか、美容医療では美肌治療、美容整形をはじめ脱毛・アートメイクなど幅広く対応する。
医療脱毛でよくあるトラブル例
医療脱毛は、医師が在籍するクリニックで行われる「医療行為」であり、本来は安全性や効果が高いのが特徴です。
しかし、契約や運営の実態をよく確認しないまま進めてしまうと、思わぬトラブルに巻き込まれることもあります。ここでは、実際に多く報告されている代表的なトラブルを紹介します。
近年もっとも増えているのが、経営破綻による突然の閉院です。
コースの途中で通えなくなり、未施術分の返金が受けられないという相談が各地で相次いでいます。
経営元が医療法人ではなく、運営会社が清算された場合は、法的にも返金請求が難しくなることがあります。
「大手だから安心」と思っていた人ほど、ショックが大きいケースです。
患者さん先生、ニュースで“有名な脱毛クリニックが閉院した”って見たんですけど……大手でも倒産することがあるんですか?
Dr.石川ありますね。最近は人件費や広告費が上がっていて、経営が厳しくなっているクリニックも多いんです。規模が大きくても安心とは限りません。
患者さんそうなんですね…。もし通っている途中で閉院になったら、残りの回数分はどうなるんですか?
Dr.石川そこが一番の問題です。多くのクリニックは前払い制なので、途中で通えなくなった場合、未施術分の返金が受けられないケースもあるんです。
患者さんえっ、返ってこないこともあるんですか?
Dr.石川はい。運営しているのが“医療法人”ではなく“株式会社”などの一般企業だった場合、その会社が清算されると返金請求が難しくなります。
倒産すると、患者さんは“債権者”という立場になってしまうんですね。
患者さんそれは怖いですね…。大手なら安心だと思ってたのに。
Dr.石川多くの方がそう思われています。でも実際には、“大手=安全”とは限りません。
だからこそ、契約前に“返金保証”や“信託保全”など、お金の安全対策があるかどうかを確認しておくことがとても大事なんです。
解約を申し出た際に、返金額が思ったより少ない、手数料が高額だったなどのトラブルも多く見られます。
中には、契約書に「途中解約時の返金は行わない」と明記されているケースもあり、事前に契約内容を確認しなかったことが原因となることも。
返金保証制度があっても、申請期限や条件を過ぎると無効になる場合があるため注意が必要です。
患者さん先生、もし途中で通うのをやめたくなったら、残りの分ってちゃんと返金されますか?
Dr.石川基本的には返金できるクリニックもありますが、契約内容によって大きく違うんです。
中には“途中解約の場合は返金しません”と契約書に明記してあるところもありますよ。
患者さんえっ、そんなこと書いてあるんですか? でもカウンセリングのときに説明されなかった気がします…。
Dr.石川そうなんです。口頭では説明があっても、実際の契約書を見ると細かい条件が書かれていることが多いんです。
たとえば“返金する場合は手数料として2万円を差し引きます”とか、“申請は契約から30日以内に限る”など。
患者さんうわ…ちゃんと読んでおかないと損しちゃいますね。
Dr.石川そうですね。『返金保証あり』と書かれていても、期限・条件・手続きの方法を確認しておかないと無効になることもあります。
特にネット予約だけで契約する場合は、PDFの契約書を必ず保存しておくと安心ですよ。
患者さんなるほど…。返金保証って“あるかないか”だけじゃなくて、“どんな内容なのか”まで見る必要があるんですね。
Dr.石川その通りです。安心して通うためには、施術の内容よりも先に“契約内容”をチェックするぐらいの意識が大事なんです。
「クリニック」と名乗りながら、実際は医師が常駐していない脱毛サロンだったというケースもあります。
医療行為ではないため出力が弱く、効果が感じられない上に、火傷や炎症などの肌トラブルが起きた際に十分な対応を受けられないことも。
契約前に必ず、医師が在籍する「医療機関」かどうかを確認することが重要です。
患者さん先生、ネットで“〇〇クリニック”って書いてあるお店を見たんですけど、ここも医療脱毛なんですよね?
Dr.石川うーん、名前に“クリニック”って付いていても、実際は医師がいない脱毛サロンのこともあるんです。
患者さんえっ!? “クリニック”って言ったら病院みたいなイメージなんですけど…。
Dr.石川そう思いますよね。でも医療機関として登録されていなければ、法律上は“医療脱毛”ではなく“エステ脱毛”になります。
医療用レーザーは医師や看護師しか扱えませんから、サロンでは出力を下げた機械しか使えないんですよ。
患者さんじゃあ、効果も弱いってことですか?
Dr.石川そうですね。効果が出にくい上に、もし火傷や炎症が起きても、医師がいないと適切な処置ができないというリスクもあります。
患者さん知らなかったです…。広告では“医療級脱毛”って書いてあったのに。
Dr.石川そうした表現も紛らわしいですよね。契約前には、
“医師が在籍しているか”“クリニックの所在地が医療機関として登録されているか”を確認しておくと安心です。
患者さんなるほど…。“医療脱毛”って言葉、ちゃんと確認しないと危ないですね。
Dr.石川はい。信頼できる医療機関を選ぶことが、トラブルを防ぐ一番のポイントですよ。
キャンペーン価格や「今だけ割引」に誘われて契約したものの、後からオプション費用やシェービング代が追加請求されたという例もあります。
特に、カウンセリング時にすぐ契約を迫るクリニックには注意が必要です。
不明点をその場で質問し、見積もりを紙で残してもらうだけでもトラブルを防げます。
患者さん先生、カウンセリングに行ったクリニックで“今日契約したら半額です!”って言われて…。
すごくお得そうだったんですけど、その場で決めちゃっても大丈夫ですか?
Dr.石川そのセリフ、よく聞きますね。
でも“今だけ割引”や“今日限定”という言葉には、注意が必要です。焦らせることで冷静な判断をさせない手口のこともあるんですよ。
患者さんえっ、そうなんですか? キャンペーンって普通にあるものかと思ってました。
Dr.石川もちろん正規のキャンペーンもあります。
ただ、契約後に“シェービング代が別料金だった”“麻酔クリームが有料だった”など、オプション費用が後から加算されることも珍しくありません。
患者さんたしかに、カウンセリングのときは“全部込み”って言われた気がします…。でも細かい説明はなかったかも。
Dr.石川そういう場合は、その場で見積もりを紙で出してもらうのが一番です。
総額・支払回数・オプション費用をすべて明示してもらえば、後で“言った言わない”にならずに済みます。
患者さんなるほど…。勢いで契約する前に、一度持ち帰って確認したほうがいいんですね。
Dr.石川その通りです。本当に信頼できるクリニックなら、“一度考えてからでも大丈夫ですよ”と余裕を持って対応してくれますから。
“すぐ決めないと損する”という空気を出すところは、慎重に見極めたほうがいいですね。
医療ローンやクレジット分割で契約した場合、施術を受けられなくなっても支払いだけが続くリスクがあります。
もし倒産して施術が受けられなくなった場合でも、**「支払い停止の抗弁権」**を使えば支払いを止められる場合がありますが、この制度を知らずに払い続けてしまう人も少なくありません。
患者さん先生、医療脱毛って一括払いは高くて……。
クリニックの人に“分割ローンにすれば月々3,000円で通えますよ”って言われたんです。これって大丈夫なんでしょうか?
Dr.石川分割払い自体は問題ありません。多くの方が利用しています。
ただし注意してほしいのは、“契約先がクリニックではなく信販会社になる”という点です。
患者さんえ? お金を払ってるのはクリニックじゃないんですか?
Dr.石川そうなんです。実際には、信販会社が先にクリニックへ全額を支払い、患者さんはその信販会社に分割で返済していく形なんです。
だから、もしクリニックが倒産して通えなくなっても、ローンの支払いだけは残るというトラブルが起きやすいんですね。
患者さんそんなの、納得いかないです…。通えないのに払わなきゃいけないなんて。
Dr.石川そこで知っておいてほしいのが、“支払い停止の抗弁権(こうべんけん)”という制度です。
これは、倒産や未施術など“サービスが提供されなかった場合”に、信販会社への支払いを一時的に止められる権利のことなんですよ。
患者さんへぇ〜!そんな制度があるんですね。でも、どうやって使うんですか?
Dr.石川まず、クリニックと信販会社の両方に“施術が受けられない状況である”と書面で伝えること。
証拠として契約書やメールを残しておくことも大切です。
知らずに払い続けてしまう人が多いので、契約前にどこの信販会社か、どんな条件かを確認しておくと安心です。
患者さんなるほど…。ただ分割にするだけじゃなくて、契約の仕組みもちゃんと見ておく必要があるんですね。
Dr.石川そうですね。金額よりも“契約の相手”を意識しておくと、後でトラブルを防げますよ。
返金保証をチェックすべき理由
― 経営状態に関係なく安心して契約できる ―
医療脱毛を安心して続けるために、いま最も注目されているのが「返金保証」という仕組みです。
どんなに人気のあるクリニックでも、経営悪化や突然の閉院が起きる可能性はゼロではありません。
そんなとき、頼りになるのが契約書や約款に定められた返金条件です。
「通えなくなったらどうなるのか」「どんな場合に返金されるのか」——
これらをきちんと確認しておけば、万が一のトラブルでも落ち着いて対応できます。
患者さん先生、この前ニュースで“有名なクリニックが倒産した”って見ました。
そんなことあるんですね……。お金払ったあとに通えなくなったらどうすればいいんですか?
Dr.石川実は、最近は大手でも経営が厳しくなるケースがあるんです。
だからこそ、“返金保証があるかどうか”を最初に確認することが大事なんですよ。
患者さん返金保証って、途中でやめたらお金が戻るってやつですか?
Dr.石川そうです。医療脱毛は“医療サービス”なので、途中解約や返金の条件は契約書や約款(やっかん)にしっかり書かれています。
ここが、もしものときの命綱になる部分です。
患者さんじゃあ、倒産したとしても返金保証があれば安心なんですね?
Dr.石川そこがポイントで、返金保証が“契約上の取り決め”として明記されていれば、経営が不安定になっても、法的に返金を求めやすくなるんです。
逆に、口約束だけだったり“途中解約不可”と書かれている場合は、泣き寝入りになってしまうこともあります。
患者さんそんなに重要なんですね。つい価格とかキャンペーンに目がいっちゃってました。
Dr.石川わかります。でも、本当に安心して通うためには、料金よりも“契約の中身”を見ること。
とくに、
・返金の条件(どんな場合に返ってくるのか)
・返金の計算方法
・返金の申請方法
この3つが明記されているかをチェックしておくと、いざというときに慌てません。
患者さんなるほど…。契約書って読むのが面倒だと思ってたけど、大事な保険みたいなものなんですね。
Dr.石川その通りです。
“万が一”のリスクは誰にでもありますが、返金保証を確認してから契約すれば、経営状態に左右されずに安心して通えるんですよ。
チェックすべきポイント5選
患者さん先生、返金保証が大事ってわかったけど、実際どこを見ればいいんですか?」
Dr.石川いい質問ですね。
返金保証をチェックするときは、特に5つのポイントを押さえておくと安心です。
途中解約や通院不能になった際、残りの回数分(未施術分)を返金してもらえるかは最重要ポイントです。
「全額返金」ではなく「未消化分のみ返金」と記載されているのが一般的ですが、明記されていない場合は要注意。
👉 契約書の“途中解約”欄や“返金条件”欄を必ず確認しましょう。
Dr.石川まず1つめは、“未消化分返金”があるかどうかです。
たとえば6回コースのうち3回しか通えなかったら、残り3回分を返してもらえる仕組みですね。
患者さんあ、なるほど。通えなくなっても残りが戻るなら安心ですね。
Dr.石川そうなんです。
でも中には“途中解約不可”と書かれている契約もあるので、契約書の途中解約の項目を必ず確認してくださいね。
返金を申請する際の手続き窓口・期限・必要書類が定められているかも重要です。
たとえば「契約から○日以内」「申請は書面のみ受付」など、条件を過ぎると返金対象外になることもあります。
👉 申請方法を口頭で済ませず、書面やメールで控えを残すのが安心です。
患者さんじゃあ、返金をお願いする時はどうすれば?
Dr.石川そこが2つめのポイント。
“どこに、いつまでに、どうやって申請するか”が決まっているんです。
『契約から30日以内』とか『書面で申請』など、条件を逃すと返金できなくなる場合もあります。
患者さんうわ、それは知らなかった…。口で伝えただけじゃダメなんですね。
Dr.石川そう。書面やメールで控えを残すことが大事です。
最近は、クリニックの資金を第三者機関が管理する**「信託保全」制度**を導入しているところもあります。
これがあれば、万が一運営会社が倒産しても、未施術分の返金を受け取れる可能性が高くなります。
👉 契約金の一部が信託保全されているかどうかを確認しましょう。
患者さんでももし倒産しちゃったら、返金って無理ですよね?
Dr.石川いいところに気づきました。
最近は“信託保全”という制度を取り入れているクリニックもあります。
これは、契約金の一部を第三者機関が預かる仕組みで、もし運営会社が倒産しても、そこから返金される可能性があるんです。
患者さんそれがあると全然安心感が違いますね。
Dr.石川その通り。信託保全や保証制度の有無は、パンフレットや公式サイトで確認しましょう。
医療ローンやクレジット分割で契約している場合は、
クリニック側に問題があって施術を受けられなくなったとき、**「支払い停止の抗弁権」**を使って支払いを止められる制度があります。
ただし、カード会社に正式な申し出が必要で、条件や期間も限られます。
👉 クレジット契約をする前に、“抗弁権対応可”かどうかを確認しておくと安心です。
患者さん私は分割払いにしようと思ってるんですけど、それだとどうなります?
Dr.石川その場合は“支払い停止の抗弁権”が使えるかが重要です。
これは、クリニックの都合で施術が受けられなくなった時に、カード会社に支払いを止めてもらえる制度です。
患者さんそんな制度があるんですね!
Dr.石川ただし、カード会社に正式な申請をしないと止まりません。
契約時に“抗弁権対応可”と書かれているか確認しておきましょう。
「返金保証あり」と広告に書かれていても、公式サイトや契約書に具体的な条件が記載されていないケースがあります。
契約前に、返金の計算方法・期限・手数料などが明記されているかを確認し、不明点はカウンセリング時に質問しましょう。
👉 口頭説明だけで契約せず、“文書で確認”することがトラブル回避の第一歩です。
患者さんよく“返金保証あり”って広告で見るけど、それだけで信じていいんですか?
Dr.石川それが5つめのポイントです。
“返金保証あり”と書いてあっても、実際の条件が公式サイトや契約書に明記されていないことがあります。
患者さんじゃあ、口頭で聞いただけじゃダメなんですね。
Dr.石川そう。返金の金額・手数料・申請方法など、文書で残っているか確認してください。
広告よりも“契約書がすべて”です。
患者さんなるほど…!
こうして聞くと、返金保証って本当に“保険”みたいなものなんですね。
Dr.石川その通り。
価格よりも、どんなときに返ってくるのかを知っておくことが、いちばんの安心材料なんです。
安心できるクリニックの選び方
ここまで見てきたように、医療脱毛では「契約内容」や「返金保証」を確認することが何より大切です。
しかし、そもそも信頼できるクリニックを選ぶことができれば、トラブルに巻き込まれるリスクは大きく減らせます。
「広告が派手」「価格が安い」だけでは判断できない時代。
最後に、安心して通えるクリニックを見極めるための3つのポイントを、先生と患者さんの会話で見ていきましょう。
患者さん先生、やっぱりクリニック選びがいちばん難しいですね。どうやって見分ければいいんですか?
Dr.石川そうですね。ポイントは3つあります。
“医療法人が運営しているか”、“説明できるスタッフがいるか”、そして“口コミや返金実例が公開されているか”です。
患者さん医療法人って、個人のクリニックと違うんですか?
Dr.石川はい。医療法人は、医療法に基づいて運営される組織で、財務や人事もある程度公開されています。
つまり、経営が安定していて法的な監督もあるということ。倒産リスクも比較的低いんです。
患者さんじゃあ、公式サイトに“医療法人○○会”って書いてあると信頼できる目安なんですね。
Dr.石川その通りです。運営主体がどこかをまず確認しましょう。
患者さんカウンセリングで“今だけキャンペーン”とか言われると、つい焦っちゃうんですよね。
Dr.石川それはよくあることです。でも、安心できるクリニックなら、
どんな質問にも丁寧に答えて、契約内容をその場で明確に説明してくれます。
“すぐ契約しないと割引がなくなる”というような急かす雰囲気があるところは注意ですね。
患者さんたしかに、説明が曖昧なまま契約するのは危ないかも…。
Dr.石川そう。安心できるクリニックほど、無理な勧誘をしません。
患者さん口コミってやっぱり参考になりますか?
Dr.石川ええ、意外と大事です。特に返金対応の実例やトラブル後の対応が具体的に書かれているかを見ると、
そのクリニックの誠実さがわかります。
患者さんたしかに、トラブルが起きた後の対応で人柄が出ますよね。
Dr.石川その通り。SNSやGoogleの口コミだけでなく、公式サイトで返金実績を公開しているクリニックは信頼度が高いですよ。
患者さんこうして聞くと、安いとか有名より、“誠実に対応してくれるか”が大事なんですね。
Dr.石川まさにそれです。
どんなに大きなクリニックでも、最後に守ってくれるのは“人”と“契約内容”。
そこを見極めて選べば、安心して脱毛を続けられますよ。
前払い保証金制度があるクリニックをご存知ですか?
倒産リスクから支払ったお金を守る、安心の仕組みです。
安心して医療脱毛を始める第一歩として、今回は前払い保証金制度を導入している「レジーナ」をご紹介いたします。




























まとめ
「あの有名クリニックが突然閉院」「返金が受けられず困っている」——
そんなニュースを目にするたびに、多くの人が「医療脱毛って本当に大丈夫なの?」と不安を感じています。
近年、美容医療業界は急速に拡大を続けていますが、その裏で経営の厳しさも増しており、
大手であっても経営破綻や事業撤退に追い込まれるケースが珍しくなくなりました。
医療脱毛の契約は、数十万円単位の費用を前払いで支払うことが一般的です。
そのため、途中でクリニックが閉院してしまうと、施術を受けられないだけでなく、
未施術分の返金を受けられないまま終わってしまうという深刻なトラブルが起こりやすいのです。
このような事態を防ぐために、いま注目されているのが「返金保証」という仕組みです。
返金保証とは、契約途中で解約する場合や、クリニック側の事情で施術が継続できなくなった場合に、
残りの回数分や未施術分の費用を返してもらえる制度のことを指します。
ただし、その内容はクリニックによって異なり、
契約書や約款にどのような条件が定められているかによって、実際に返金が受けられるかどうかが変わってきます。
つまり、安心して医療脱毛を始めるためには、
「どんな保証があるか」を知ることが、価格や知名度以上に大切だということです。
どんなに有名なクリニックでも、契約内容をきちんと確認していなければ、いざというときに守ってもらえません。
医療脱毛で起きやすいトラブルの多くは、実は「事前に防げる」ものです。
たとえば、突然の閉院による未施術分の返金トラブル、
途中解約時の返金額をめぐる誤解、
医療機関ではないサロンとの混同、
強引な勧誘や不明瞭な追加費用、
クレジット契約で施術が受けられないのに支払いだけ続いてしまう問題——
これらの多くは、「契約内容をよく理解していなかった」「保証内容を確認していなかった」という点に集約されます。
そのため、契約前に確認すべきなのが返金保証の内容です。
まず大切なのは、「未消化分返金」があるかどうか。
途中で通えなくなった場合に、残りの回数分を返してもらえるかが明記されていなければ、途中解約しても返金されないおそれがあります。
次に、返金を申請するための手続き方法や期限です。
多くのクリニックでは、書面での申請や、契約から一定期間内での申し出が求められるため、
条件を逃すと返金対象外になってしまうケースがあります。
さらに、倒産リスクに備える「信託保全制度」が導入されているかも確認したいポイントです。
信託保全とは、契約金の一部を第三者機関が管理し、万が一運営会社が倒産した場合にも返金が行われる仕組みのこと。
これがあるだけで、安心感は大きく変わります。
また、クレジット契約で脱毛を申し込む場合には、「支払い停止の抗弁権」が使えるかどうかを確認しましょう。
これは、クリニック側に不備があり施術を受けられなくなったときに、カード会社に支払いを一時的に止めてもらえる制度です。
しかし、カード会社に正式な申し出をしないと適用されず、期限もあるため、
契約前に「抗弁権対応可」と明記されているかをチェックしておく必要があります。
そして最後に、公式サイトや契約書に返金ポリシーが明記されているかどうか。
「返金保証あり」と広告でうたっていても、具体的な返金額や条件、申請方法が書かれていなければ、実際には保証が受けられないこともあります。
契約時には必ず、文書で確認し、説明を受けた内容をメモやメールで残しておくことが、トラブルを防ぐ何よりの手段になります。
ここまでの内容を読むと、少し慎重になりすぎるように感じるかもしれません。
しかし、返金保証を確認しておくことは「疑う」というよりも、「自分を守る」ための行動です。
美容医療は自由診療であり、消費者保護法の枠外にある部分も多いため、
契約の内容を理解し、自分自身でリスクを管理することが大切なのです。
では、そもそも信頼できるクリニックとはどんなところでしょうか。
ひとつの目安になるのが「医療法人が運営しているかどうか」です。
医療法人は法律に基づいて設立され、財務状況や人員体制にも一定の透明性があります。
個人クリニックに比べて経営が安定している傾向があり、倒産のリスクも低くなります。
また、信頼できるクリニックでは、契約内容についての質問に丁寧に答え、
急かすような勧誘をせず、リスクについても正直に説明してくれます。
カウンセリングの段階で不明点をそのままにせず、
「途中解約の条件は?」「返金の計算方法は?」「もし通えなくなったら?」など、
少しでも気になることは遠慮なく聞く姿勢が大切です。
さらに、口コミや返金対応の実例も参考になります。
もちろん口コミのすべてを鵜呑みにする必要はありませんが、
実際に返金を受けた人の体験談や、トラブル時の対応が記載されているレビューは、そのクリニックの誠実さを判断する手がかりになります。
また、公式サイト上で返金制度の実例や運用方針を公開しているクリニックは、信頼性が高いといえるでしょう。
医療脱毛は、美容のためだけでなく、自分の時間や生活の質を向上させる投資でもあります。
だからこそ、「安さ」や「知名度」だけで選ぶのではなく、
“安心して通い続けられる仕組みがあるか”という視点を持つことが大切です。
返金保証は、トラブルが起きたときのための“保険”のようなもの。
契約前にその中身をきちんと確認することで、万が一の事態にも落ち着いて対応でき、
結果的に安心して施術に集中することができます。
経営破綻や閉院のニュースが増えている今だからこそ、
本当に信頼できるクリニックを見極め、自分のお金と時間を守る意識が求められています。
安心して医療脱毛を受けるために必要なのは、派手な広告でも、特別な知識でもありません。
「契約をよく読む」「疑問を質問する」「保証内容を確認する」——
たったこれだけの基本を押さえることが、最も確実な自己防衛になります。
医療脱毛は、正しく選べば非常に満足度の高い医療サービスです。
信頼できるクリニックと、明確な契約内容、そして自分の納得。
この3つがそろえば、あなたの脱毛体験は安心で前向きなものになるはずです。
不安を抱えたまま契約するのではなく、「もしもの時も守られている」という安心感のもとで、
自分のペースで理想の肌を目指していきましょう。
患者さん先生、こうしてお話を聞くと、医療脱毛って“施術だけ”じゃなくて、“契約内容の安全性”もすごく大事なんですね。
Dr.石川そうですね。最近は“安さ”や“予約の取りやすさ”ばかりが注目されますが、本当に安心して通うためには、契約の裏側を理解しておくことが欠かせません。
患者さんたしかに。大手なら安心だと思い込んでいました。でも、経営破綻のニュースを見てちょっと不安で……。
Dr.石川その不安は正しいですよ。どんなに知名度があっても、経営状況までは外から分かりません。だからこそ“返金保証”や“信託保全”のような制度が整っているかどうかを、契約前に必ず確認することが大切です。
患者さん返金保証って、いろいろ条件があるんですよね?
Dr.石川そうです。“未消化分が返金されるのか”“申請期限がいつまでなのか”“どこに手続きを出せばいいのか”──それらが契約書や約款に書かれているかどうかがポイントです。見落としてしまうと、いざというときに泣き寝入りになってしまうこともあります。
患者さん友達が、『クリニックが閉院して返金してもらえなかった』って言ってたんです。そういう時はどうすればよかったんでしょう?
Dr.石川もしローンやクレジットで支払いをしていたなら、“支払い停止の抗弁権”という制度が使えた可能性があります。倒産して施術が受けられなくなった場合、条件を満たせば支払いを止められるんですよ。でも、その制度自体を知らない人が多いんです。
患者さん知らないと、ずっと払い続けてしまうかもしれないですね。
Dr.石川そうなんです。だから、契約を急かされても、その場でサインせず、少なくとも“返金条件”と“支払い方法”は必ず確認しておく。これは、どんなに信頼できるクリニックでも守ってほしい基本です。
患者さんそれにしても、医療脱毛とサロンの違いもわかりにくいですよね。『クリニック』って名前でも、医師がいないところもあるなんて。
Dr.石川ありますね。“医療”という言葉が曖昧に使われていることもあります。実際に医師が常駐しているか、医療機関番号が公式サイトに記載されているか──これも確認してほしいポイントです。医療脱毛は、れっきとした“医療行為”ですから。
患者さんそういえば、先生のクリニックって、契約のときにちゃんと見積もりを出してくれました。あれが安心感につながりました。
Dr.石川ありがとうございます。私たちとしても、強引な勧誘は一番避けたいところです。施術だけでなく、カウンセリングや説明の透明性が、信頼関係を築く第一歩だと思っています。
患者さんそうですよね。料金が明確で、対応も丁寧なクリニックなら、安心して通えます。
Dr.石川その通りです。医療脱毛は“安い買い物”ではありません。だからこそ、価格よりも“安心して最後まで通えるか”を基準に選んでください。経営が安定している医療法人が運営しているか、契約説明をしっかりしてくれるスタッフがいるか、返金対応の実績があるか──それらを見ていけば、自然と良いクリニックに出会えるはずです。
患者さん今日の話を聞いて、ようやく“自分を守るための選び方”がわかりました。今度契約するときは、ちゃんと返金保証や契約書を確認します!
Dr.石川それが何より大切です。美容医療は、患者さんの“未来への投資”ですからね。施術も契約も、納得して安心して進めること。それが、結果的に一番の美しさにつながります。
患者さん先生、ありがとうございました。今日の話、友達にも教えてあげます。
Dr.石川ぜひ。安心して通えるクリニックが増えることが、私たち医師にとっても一番の喜びです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!
参考文献
- レジーナクリニックの「前払金保証」について
https://reginaclinic.jp/guarantee/ - 割賦販売法施行令の一部を改正する政令等案の概要
https://www.jsas.or.jp/g_document/20171012.pdf

