「医療脱毛は痛い」イメージが強く、受けるのが少し怖い方も多いですよね。
確かに少し前までは、痛みに耐えながら脱毛しなければいけない特徴があった医療脱毛ですが、今では使用する脱毛機が進化し、痛みを抑えることが可能になりました。
特に痛いと言われる顔やヒゲ、脇・VIOの脱毛であっても、痛みを極力抑えて脱毛できます。
ただし現在使用されている脱毛機ならどれでも痛くないという訳ではなく、痛くない医療脱毛を行うためには、脱毛を受けるクリニックが扱う機械を知る必要があります。
このページでは、痛みを感じにくい医療レーザー脱毛機や痛みが苦手な方がクリニックを選ぶ際のポイントを分かりやすく解説しました。
また、痛くない機械を扱うおすすめクリニックも紹介しているので、ぜひ参考にしていただき、痛みを最小限に抑えた脱毛を叶えてくださいね。
この記事の執筆者
石川 聡司
(新さっぽろウィメンズ ヘルス&ビューティークリニック 院長)
北海道大学医学部卒業後、北海道大学病院、帯広厚生病院など地域の中核病院に勤務。品川美容外科にて美容外科医として3年間の研鑽を積み、2021年に婦人科・美容外科を併設した当院を開業。
婦人科全般の診療のほか、美容医療では美肌治療、美容整形をはじめ脱毛・アートメイクなど幅広く対応する。
最も痛くない脱毛機の波長
医療脱毛レーザーの波長は、以下の3種類です。それぞれ痛みの感じ方が違い、得意な毛質・肌質があります。
レーザーの種類 | 波長 | 特徴 |
---|---|---|
アレキサンドライトレーザー | 755nm | レーザー脱毛では最も主流 メラニンによく反応し、脇やVIOなどの剛毛にも効果的 脱毛と同時に美容効果も期待できる |
ダイオードレーザー | 805~940nm | 二番目に主流のレーザー 熱破壊式・蓄熱式のどちらにも使用され、蓄熱式は産毛にも効果的 敏感肌やアトピー肌にも照射可能 |
ヤグレーザー | 1064nm | スポット的に使われることが多い メラニン色素に反応しにくいが、脱毛しにくい毛やヒゲなどの根深い毛に効果的 日焼け肌や色素沈着にも照射可能 |
どの波長が一番効果があるというよりは、毛質や肌質ごとに向いている波長があり、一人ひとりに合わせたレーザーで照射すると効果が実感しやすくなります。
医療脱毛で使用される脱毛機は、上記3つのうち1つ、もしくは複数の波長を使用します。
幅広い毛質・肌質に対応するために、2波長・3波長を同時に照射できる機器もあります。
最も痛くないのはダイオードレーザー脱毛機
脱毛時の痛みの原因は、メラニン色素にレーザーが反応したときの熱や刺激です。
波長が短いほどメラニンへの反応が強い(剛毛でも効果を実感しやすい)ですが、痛みも感じやすくなります。
そのため、アレキサンドライトレーザーは、痛みをやや感じやすい波長といえます。
ヤグレーザーは波長が長いので痛みが弱そうに見えますが、メラニンに反応しにくいぶん、高い出力で照射するため痛みが強いのが特徴です。
その点、ダイオードレーザーは波長や特徴もアレキサンドライトレーザーとヤグレーザーの中間に位置し、最も痛みを感じにくいレーザー波長です。
1位(最も痛くない) | ダイオードレーザー脱毛機 |
2位(やや痛みを感じやすい) | アレキサンドライトレーザー脱毛機 |
3位(痛みを感じやすい) | ヤグレーザー脱毛機 |
アレキサンドライトレーザー脱毛機が最もポピュラーではあるものの、最近はダイオードレーザーの脱毛機が急速に増えています。
蓄熱式脱毛方式の機械は痛みを感じにくい
医療脱毛で使われているレーザー機器には、脱毛方式が2種類あります。
従来から使用されてきた「熱破壊式(ショット式・メラニン選択式)」と、「蓄熱式」です。
レーザーを照射し⇒メラニンに反応させて熱を発する⇒発毛にかかわる組織を破壊、といった仕組みはどちらも同じなのですが、痛みの感じ方に大きな差があります。
蓄熱式と熱破壊式の違い
脱毛方式 | 痛み | 特徴 |
---|---|---|
熱破壊式 | 強い | 以前からレーザー脱毛で使用されている方式 1発の強いエネルギーを照射し、高い熱で発毛組織を破壊する VIO・脇・ヒゲといった剛毛にも効果的 |
蓄熱式 | 弱い | 2000年以降に普及し出した新しい脱毛方式 弱いエネルギーを複数回照射し、じわじわと熱を溜め込んで発毛組織を破壊する 顔などの産毛でも効果を実感できる |
1発で強いエネルギーを照射する熱破壊式に対して、弱いエネルギーを複数回照射する蓄熱式の機械は、痛みを感じにくい特徴があります。
蓄熱式脱毛方式の機械は毛根部分の温度上昇が熱破壊式よりも少ないため、じんわりと熱を感じる程度。
ジェルを塗って肌の上を滑らせるように照射するので、なかには寝てしまったり、「くすぐったい」と感じる方もいるほど痛みが気にならない傾向があります。
また、蓄熱式脱毛方式の機械は産毛のようなメラニンが少なく脱毛が難しい毛にも効果が期待でき、アトピー肌や敏感肌、色黒肌の方でも照射が可能です。
一方、熱破壊式方式の機械は、パチンとゴムではじかれたような痛みと表現されます。
熱破壊式方式は痛みを感じやすいですが、太い毛への効果が実感しやすい、効果実感までが早いといったメリットがあります。
冷却機能付きの脱毛機も痛みが軽減される
医療脱毛で扱われる機械の中には、冷却機能が付いた脱毛機があります。痛みを軽減するだけでなく、やけどや肌トラブルを防ぐ目的も。
レーザー照射で高温になった毛根から皮膚へと熱が伝わる前に冷却すると、脱毛施術時の痛みを軽減できます。
脱毛機器の冷却機能の種類
冷却ガス | 照射の直前に冷却ガスを肌に吹き付けて冷やす。 |
エアクーリング | 照射部分に冷風を当てて肌を冷やす。 |
コンタクトクーリング | 接触式の装置で照射前・中・後に肌を冷やす。 |
「冷やす」といった一点のみに注目すると、最も強力に冷やせるのが冷却ガス(寒剤)を吹き付けるタイプの脱毛機です。
レーザーを照射する直前に冷却ガスをスプレーすることで、皮膚表面を保護したり痛みを軽減したりする役割があります。
「効果が実感しやすい熱破壊式脱毛機を使用したいけど、痛みを軽減しながら脱毛をしたい」方は、パワフルな冷却機能付きの脱毛機を扱うクリニックを選ぶのがおすすめです。
吸引機能がついた脱毛機も、痛みを抑えながら脱毛できます。吸引する刺激によって、照射する部分の痛みを軽減する仕組みです。
クリニックでの導入実績も多いダイオードレーザー熱破壊式脱毛機「ライトシェア・デュエット」が、これにあたります。
痛くない機械を扱うおすすめ医療脱毛クリニック
ここまでは、①ダイオードレーザーを使用している、②蓄熱式方式である、③冷却機能付きである、この3つが痛みを感じにくい医療脱毛を叶える脱毛機というのを解説してきました。
ただ、クリニックによって扱う機械はさまざまですし、そもそも60種類以上ある脱毛機のなかから自分に合った痛みの少ない機種を選ぶのは大変です。
そこで、ここでは①②③の3つを基準に、痛みを感じにくい機械を扱うおすすめ医療クリニックを紹介します。
今回選定したクリニックは以下の通りです。
- DMTC美容皮膚科
- レジーナクリニック
- ジェニークリニック
- フレイアクリニック
- グロウクリニック
痛みを感じにくい医療レーザー脱毛機一覧
ここでは、「蓄熱式ダイオードレーザー脱毛機」と「冷却機能付き熱破壊式脱毛機」の2つに分けて紹介しています。
蓄熱式のダイオードレーザー脱毛機
- メディオスターNeXT PRO
- メディオスターモノリス
- ソプラノアイス・プラチナム
- ソプラノチタニウム
- デピライト
- シャーク
- クリスタルプロ
- ラシャ
痛みを感じにくい蓄熱式方式&ダイオードレーザーの脱毛機を以下にまとめました。
メディオスターNeXT PRO
ダイオードレーザーのなかでも808nmと940nmの2波長を同時に照射できる脱毛機です。
蓄熱式&ダイオードレーザーで痛みを感じにくい特徴に加え、接触式の冷却方式でさらに痛みや肌への負担を軽減。
採用している院も多いので、クリニック選びの選択肢も広がります。
ジェルで肌を保護しながら照射するので、敏感肌で痛みが苦手な方に向いている脱毛機です。
メディアスターモノリス
「メディオスターNeXT PRO」の後継機種で、従来機にくらべて照射スピードが速くなった脱毛機です。
施術者の技術力に左右されると言われる蓄熱式脱毛機ですが、操作が簡単なのでムラのない脱毛ができます。
痛みをしっかりと抑えつつ、全身脱毛などの広範囲への照射をご希望の方に向いている脱毛機です。
ソプラノアイス・プラチナム
蓄熱式脱毛機のなかでも人気の機種。3つの波長を同時に照射できるのが特徴で、さまざまな毛質にも効果が期待できます。
日焼け肌にも照射でき、接触式のクーリングシステムで痛みを抑えた施術が可能。
顔・上腕などの産毛や脇・VIOといった毛の太い部分など、全身の脱毛をしたい方に向いている脱毛機です。
ソプラノチタニウム
「ソプラノアイス・プラチナム」の上位機種。3つの波長をブレンド照射できる点や接触式のクーリングシステムなどの機能はそのまま受け継いでいます。
改良されているのは、一度に照射できる面積が巨大化した点。短い時間で全身脱毛照射ができる機械です。
メディオスターシリーズとソプラノシリーズは、蓄熱式のなかでも導入クリニックの多い機種です。
デピライト
808nmのダイオードレーザーを使用した脱毛機です。
日焼け肌への照射も可能で、ジェルを塗った上から照射するので、敏感肌・アトピー肌の方でも皮膚を保護しながら脱毛できます。
産毛が得意な機種なので、顔・背中・お腹などを脱毛したい方にも向いています。
クリスタルプロ
エミナルクリニックが独自に開発した蓄熱・熱破壊切り替え式の脱毛機です。
-5℃まで冷却できるクーリングシステムで痛みを軽減しながら、ローションで肌を守るので敏感肌の方への照射も可能。
基本的には蓄熱式で痛くない医療脱毛をしながら、脇などの太い毛は熱破壊式で素早く脱毛したい方におすすめの機種です。
ラシャ
一台で熱破壊式・蓄熱式の切り替えができる脱毛機です。
ヘッドに自動冷却装置を搭載。-15℃まで冷却可能なので、痛みを軽減しながら脱毛します。
照射口が広いため施術スピードが速いのもメリットの一つで、毛質・肌質に合わせた照射ができます。
冷却機能付きの熱破壊式脱毛機
「効果実感までの時間が早い熱破壊式脱毛機で脱毛したいけど、痛い脱毛はイヤ」といった方におすすめなのが、パワフルな冷却機能付きの熱破壊式脱毛機です。
- ジェントルレーズプロ
- ジェントルマックスプロ
- スプレンダーX
ジェントルレーズプロ
アレキサンドライトレーザーを使用した熱破壊式の脱毛機です。
従来機より照射範囲1.5倍・照射速度2倍になっているため、施術スピードが早いのが特徴。さらに、レーザー照射直前に-26℃の冷却ガスを噴射するので、痛みを最小限に抑えた脱毛ができます。
痛みを抑えつつ、全身脱毛を熱破壊式で行いたい方向きの機種です。
ジェントルマックスプロ
アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーを搭載した脱毛機です。
冷却機能は「ジェントルレーズプロ」と同じく冷却ガスを搭載。導入クリニックも多いため、実績も多数ある機種です。
2波長切り替え式なので、さまざまな毛質・肌質の脱毛に向いています。
ジェントルレーズシリーズは、熱破壊式脱毛機のなかで最もポピュラーといっても良いほど採用しているクリニックが多いです。
スプレンダーX
アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーの2波長を同時照射できる脱毛機です。
冷風&接触式といった2種類の冷却システムで、痛みを抑える&肌負担を減らし脱毛できます。
1ショットで広範囲に照射できるため、照射がスピーディーな点も特徴的です。
痛みが苦手な方が医療脱毛クリニックを選ぶ時のポイント
より痛くない医療脱毛をするために、痛みが苦手な方が医療脱毛クリニックを選ぶ時のポイント3つを紹介します。
痛みが苦手な方向けクリニック選びのポイント
- 痛みを感じにくい機械を使用しているクリニックを選ぶ
- 麻酔が使用できるか確認する
- アフターケアの内容を確認しておく
痛みを感じにくい機械を使用しているクリニックを選ぶ
第一条件として、痛みを感じにくいレーザー脱毛機を使用しているか確認しましょう。
痛みを感じにくいレーザー脱毛機は、先ほど一覧で挙げた通りです。
ただ、医療脱毛ができるクリニックのなかには複数の脱毛機を扱っているところもあり、機械を選べないケースも少なくありません。
いくつかの脱毛機を備えていて脱毛機を選べない場合は、痛みを感じやすい機械での照射となってしまう可能性があるので注意が必要です。
カウンセリングのときに、どの脱毛機で照射するのかを確認しておくと安心です。
麻酔が使用できるか確認する
医療脱毛の場合は、麻酔が使用できます。使用する麻酔は主に2種類です。
麻酔の種類
種類 | 特徴 | 料金相場 |
---|---|---|
表面麻酔 | 麻酔クリーム・麻酔テープで痛みを和らげる麻酔 | 1000~3000円/1部位 |
笑気麻酔 | 鎮静・鎮痛作用のあるガスを吸入して痛みや不安を軽減する全身麻酔 | 3000~1万円/1回 |
脱毛では、麻酔クリーム・麻酔テープといった塗ったり貼ったりするタイプの麻酔を使用するケースが多いです。
麻酔が効いてくると肌の感覚が鈍くなり、照射中は触れられているのが分かる程度で、何もしない状態よりも痛みを感じにくくなる仕組みです。
対して笑気麻酔は鎮静・鎮痛作用があり、効き目は全身に及びます。
痛みとともに恐怖心や緊張感も和らげる効果があるので、痛みへの不安が強い方や全身脱毛をする方に向いている麻酔です。
痛みが苦手な方は、麻酔が無料のクリニックを選ぶと追加料金がかからないので安心です。
脱毛前に痛み止め(ロキソニンなどの鎮痛薬)を服用してもいい?
痛み止めは、炎症などで発生する発痛物質を抑える仕組みになっています。頭痛・歯痛・生理痛などでは効果を発揮しますが、外部刺激である脱毛の痛みを軽減する効果はほとんどありません。
中には「予防として飲んでもいい」といったクリニックもありますが、脱毛の痛みに最も適しているのは「麻酔」です。
また、お薬は多少であっても副作用があります。自己判断せず、必ずクリニックで確認してから服用しましょう。
アフターケアの内容を確認しておく
脱毛後はレーザーの刺激によって、肌がダメージを受けた状態になります。
クーリングや保湿などのケアをしっかりすると、赤みや腫れなどの肌トラブルも軽減できます。
アフターケアは、照射時の痛みを防ぐというよりは、照射後のヒリヒリとした痛みを防ぐのに有効です。
照射後のクーリング・アフタークリームの塗布・保湿などをていねいに行ってくれるクリニックであれば、脱毛後の肌トラブルや痛みを最小限に抑えられます。
万が一の肌トラブルが起きた際の対応も必ず確認しておきましょう。
痛くない医療脱毛は効果がない?
医療脱毛について、痛ければ痛いほど効果がある、痛いのはしっかりと効果がある証拠、といったイメージを持ってしまう方もいるかと思います。
では逆に、痛くない医療脱毛だと効果を実感できないかというと、そんなことはありません。
医療脱毛の痛みは効果と関係がない
痛み:医療脱毛 > サロン脱毛
効果:医療脱毛 < サロン脱毛
上記のとおり、「サロン脱毛は医療脱毛と比べると、痛みは少ないけれど効果は実感しにくい」構図がありますので、医療脱毛の中でも痛い脱毛方式の方が効果を実感できるのではないか?と考える方も多いですよね。
ただ、痛みを感じにくい蓄熱式脱毛であっても、痛みを感じやすい熱破壊式脱毛と最終的な脱毛効果は変わりません。
また、麻酔を使用して痛みのない脱毛をした場合も、脱毛の効果が減ってしまうわけではありません。
医療脱毛はどんな方式であっても、どんな脱毛機を使用したとしても、「発毛に関わる組織を医療レーザーで破壊し、長期的な減毛を目指す目的」で行います。
痛みを感じにくい蓄熱式方式の脱毛機を使用したとしても、正しく照射回数を重ねれば最終的に永久脱毛を目指せます。
もしも全く効果がない場合は、脱毛機の問題ではなく、そのクリニックで正しい照射が行われていないのが原因です。
出力であったり照射回数であったり、きちんと発毛組織に熱を与えられれば効果を実感できますので、何よりも重要なのは、丁寧な脱毛施術をしてくれるクリニック選びです。
安さだけで選ぶのは避け、脱毛機の方式や機種意外にも、追加料金やアフターケアも含め複数のクリニックを比較してから実際に契約するようにしましょう。
毛周期を無視して間を詰めて通ったり、正しい熱を与えられない場合は効果が実感しづらくなります。痛みの有無よりもそちらのほうが効果に関係があります。
医療レーザー脱毛は、レーザーをメラニン(黒い色)に反応させることで発生する熱により、発毛組織を破壊し脱毛します。
レーザー照射後は、以下のような副作用があらわれる可能性があります。
- 赤み、腫れ
- やけど
- 毛嚢炎
- 硬毛化、増毛化
- 埋没毛(埋もれ毛)
- 皮膚や毛の状態によっては、赤いブツブツが出ることがありますが、数時間~数日で消失します。
- 脱毛部分に赤みがある時は日焼けを避けてください。通常脱毛3週間は外出の際、脱毛部を露出する服装を控えていただくか、日焼け止めクリームなどをご使用ください。それでも稀に色素沈着が生じたり、逆に色素が抜けたりすることがあります。
- 脱毛部位にあるホクロ・シミ・あざなどは、レーザー脱毛に伴い取れてしまったり薄くなったり、あるいは濃くなることがあります。
- 毛穴に残った毛が黒く見えることがありますが、徐々に外に出て行きます。毛抜きで抵抗感なく抜けるものは抜いて構いませんが、無理に取ろうとして先の尖ったピンセットなどで掘ったりしないでください。