この記事の執筆者
石川 聡司
（新さっぽろウィメンズ ヘルス＆ビューティークリニック 院長）
北海道大学医学部卒業後、北海道大学病院、帯広厚生病院など地域の中核病院に勤務。品川美容外科にて美容外科医として3年間の研鑽を積み、2021年に婦人科・美容外科を併設した当院を開業。
婦人科全般の診療のほか、美容医療では美肌治療、美容整形をはじめ脱毛・アートメイクなど幅広く対応する。
アートメイクとは？
アートメイクは、皮膚の表面に専用の色素を注入して、眉毛やアイライン、リップラインなどの輪郭を整えたり、色を強調したりする美容施術の一種です。
近年では自然な仕上がりを目指す技術が進化しており、メイクが苦手な人や時間を節約したい人、素顔でも美しく見せたい人に人気があります。
Dr.石川主な特徴は？
持続性
アートメイクは、タトゥーと異なり皮膚の浅い層に色素を入れるため、半永久的ではなく1〜3年程度で徐々に色が薄くなります。色素の持続期間は肌質や施術後のケアによって異なります。
施術部位
眉毛・アイライン・リップライン・頭皮
施術方法
手動ペン型ツールや専用のマシンを使用し、細い針で色素を入れます。
一般的には複数回のセッションが必要です（2～3回の施術で完成）。
医療機関での施術
日本では、アートメイクは医療行為に該当するため、医師や看護師が行うことが法律で義務付けられています。
Dr.石川アートメイク直後は皮膚がデリケートになるため、紫外線対策や保湿をしっかり行うことが重要です。
色素にアレルギー反応が起こる可能性があるため、事前にパッチテストを行う場合もあります。
また、色が薄くなったり、形を整えたりするために定期的なメンテナンスが必要です。
アートメイクは痛い？
Dr.石川個人的にも痛みはとても気になります
アートメイクの痛みは、施術部位や個人の痛みの感受性、クリニックの対応によって異なります。
痛みの感じ方
| 施術部位 | 痛みの強さ | 感じ方の例 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 眉毛 | 弱い〜中程度 | チクチクする、ゴムで弾かれるような感覚 | 皮膚が比較的厚く、麻酔が効いていればほぼ無痛。 |
| アイライン | 中程度〜強い | チクチクする、しみるような違和感 | 目元の敏感な部位。緊張で痛みを強く感じる場合も。 |
| リップライン | 中程度〜強い | ピリピリする、神経に触れる感覚 | 唇は神経が集中しており、痛みを感じやすい。 |
| 頭皮 | 弱い〜中程度 | チクチクする | 部位や範囲によって痛みの感じ方が異なる。 |
Dr.石川麻酔クリームを使用することで、ほとんどのケースで痛みが軽減されます。
施術後に軽いヒリヒリ感や赤みが出ることがありますが、これも通常は数日以内に収まります。
痛みが気になる場合は、クリニックで適切な鎮痛方法を相談しましょう。
麻酔クリームは必ず使用してくれるの？
Dr.石川麻酔クリームの使用は、アートメイク施術を行うクリニックや施術者の方針によりますが、多くの場合、痛みを軽減するために使用されています。
一般的に使用されることが多い
顔の皮膚は敏感であり、特に目元や唇などの施術では痛みを感じやすいため、ほとんどのクリニックで麻酔クリームが施術前に使用されます。
麻酔が効いている状態では、施術中の痛みは軽減され、ほとんどの場合「チクチクする」程度になります。
Dr.石川麻酔にアレルギーや不安があり、患者様自身が希望されない場合もありますが、ほとんどの場合、麻酔クリームを使用します。
麻酔クリームの使用方法と持続時間
- 施術前に塗布
施術箇所にクリームを塗り、15〜30分ほど待機して効果を発揮させます。 - 効果の持続時間
1時間程度効果が持続するため、施術中も痛みを感じにくいです。
アートメイクの手技
| 部位 | 主な手技 | 特徴 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 眉毛 | パウダー眉（Powder Brow） | 柔らかいパウダー状の仕上がり。グラデーション効果あり。 | 肌質により濃さや持続性が異なるため、調整が必要。 |
| 毛並み眉（Microblading） | 一本一本手彫りで毛を描く。自然な見た目。 | オイリー肌では色が流れやすいことがある。 | |
| ハイブリッド眉 | パウダー眉と毛並み眉を組み合わせ、自然さとメイク感を両立。 | 高度な技術が必要。 | |
| アイライン | クラシックライン | まつ毛の生え際にラインを描き、目力をアップ。 | 痛みや腫れが出る可能性があるため敏感肌には注意。 |
| シャドーアイライン | ラインの上部をぼかして柔らかい印象に。 | 目の形に応じたデザインが必要。 | |
| 唇 | フルリップ（Full Lip） | 唇全体に色を入れ、リップスティックのような仕上がり。 | 色素沈着の個人差が大きく、複数回施術が必要になることも。 |
| リップブラー（Lip Blush） | 血色感を出すために薄い色をぼかすように入れる。 | ナチュラルな仕上がりを好む方に適している。 | |
| 輪郭強調（Lip Liner） | 唇の輪郭を強調して形を補正。 | 自然に見せるには色選びが重要。 | |
| 頭皮 | スカルプマイクロピグメンテーション（SMP） | 頭皮に点を入れ、薄毛や短髪スタイルをカバー。自然な濃淡を再現。 | 広範囲の場合、複数回の施術が必要。 |
| 乳輪 | 乳輪再建 | 手術後の乳輪再建や色味の補正。 | 自然なグラデーションが必要。 |
| 傷跡補正 | 傷跡カモフラージュ | 傷跡に近い色を入れ、目立ちにくくする。 | 周囲の肌色と自然に馴染む技術が求められる。 |
Dr.石川古傷があって、毛がない部分は顔料が入りにくく、入れてもすぐとれてしまうことが多いです。
施術前のカウンセリング時にしっかりと確認することが大事です。
施術時間の平均はどれくらい？
以下に、部位別のアートメイク施術時間の平均を表にまとめました。
施術時間はデザインの複雑さや手技、個人の肌状態によって異なる場合があります。
| 部位 | 施術手技 | 平均施術時間 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 眉毛 | パウダー眉 | 約1.5～2時間 | 色の濃淡やグラデーション調整の時間を含む。 |
| 毛並み眉（Microblading） | 約2～2.5時間 | 一本一本手彫りで施術するため、時間がかかる。 | |
| ハイブリッド眉 | 約2.5～3時間 | パウダー眉と毛並み眉を組み合わせるため、施術時間が長くなる。 | |
| アイライン | クラシックライン | 約1～1.5時間 | まつ毛際のラインのみで比較的短時間。 |
| シャドーアイライン | 約1.5～2時間 | ラインのぼかし作業が加わるためやや長め。 | |
| 唇 | フルリップ | 約2.5～3時間 | 唇全体を施術するため時間がかかる。 |
| リップブラー | 約2～2.5時間 | ナチュラルな血色感を出すためのぼかし作業が含まれる。 | |
| 輪郭強調（Lip Liner） | 約1～1.5時間 | 唇の輪郭のみの施術で比較的短時間。 | |
| 頭皮 | スカルプマイクロピグメンテーション | 約3～5時間（範囲による） | 広範囲の場合、1回で数時間かかる。小範囲の場合は短縮可能。 |
| 乳輪 | 乳輪再建 | 約1.5～2.5時間 | デザインや色の調整により時間が異なる。 |
| 傷跡補正 | 傷跡カモフラージュ | 約1～2時間（範囲による） | 傷跡の範囲や色の調整によって時間が変動。 |
Dr.石川初回はデザインの打ち合わせや色選びの時間が加わり、追加で30分～1時間ほどかかる場合があります。
リタッチ（メンテナンス）の場合、通常の施術時間より短くなることが一般的です。
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メディカルアートメイクとは？
皮膚の浅い層に専用のブレードや針を使い、色素を定着させる技術です。
日本ではアートメイクという言葉が主流ですが、世界ではPMU(permanentmake up) と表現することが多いです。
タトゥー（刺青）との違いは、色素を定着させる皮膚の層が違うことです。
タトゥーは永久的なものですが、アートメイクは代謝によって個人差があるものの、
２～３年で退色、薄くなっていきます。
アートメイクは1回の施術で完成するものではないため、完成までに２～３回の施術を必要とします。
こんな方にアートメイクは最適です。
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おすすめメニュー【眉】
顔の印象の8割を占める重要なパーツの眉！
眉は、顔の印象を大きく左右する重要なパーツです。
形も大事ですが、太さや濃さを少し変えるだけで、印象は大きく変わります。
眉メイクには流行りがありますが、アートメイクは2～3年で薄くなる傾向があるため、流行に合わせて楽しむことができます。
眉アートメイクは色素を定着させるため、2～3回施術がおすすめです。
他院で施術された部位の悩みにもご対応させていただきます。
ジェネラルクリニックでは、医療従事者が責任をもってアートメイクを行います。
クリニックでのアートメイクのため、痛みを軽減する麻酔クリームも使用しております。
美容サロン等での違法アートメイク店には、くれぐれもお気を付けください。
下記のようなお悩みにもご対応させて頂きますので、お気軽にご相談ください。
- 過去に行ったアートメイクで、変色してしまった部位をなんとかしたい。
- 過去に行ったアートメイクのデザインや色を変えたい。
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PR 世界で活躍する有名アーティストが監修【DAZZY CLINIC （デイジークリニック）】のアートメイク
DAZZY CLINICのアートメイクとは
世界でも活躍する有名アーティストが監修しており、アーティストが技術力を保有しております。
また、眉毛やアイラインの施術はもちろんのこと、リップ施術にも力をいれており、DAZZY Lipは従来のアートメイクとは違い、新技術を用いて、表皮から真皮層に色素を入れて行くため、メソッドは“落ちないメイクアップ”です。
素顔の自分を美しく、ご自身に合ったカラーを入れ、左右対称・口角の上がって見えるデザインに修正する事で、口元を美しく仕上げる事が可能です。
品質の良い色素を使用して、オーダーメイドのカラーを調合致します。
料金
眉４D マイクロブレーディング
1回 58,000円
2回 90,000円
リタッチ 30,000円
眉４D mix
1回 68,000円
2回 120,000円
リタッチ 38,000円
DAZZY Lip
1回 60,000円
2回 100,000円
リタッチ 30,000円
アイライン 上下
1回 40,000円
2回 60,000円
リタッチ 20,000円
指名料 5,000円
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劇映え・最短2時間でイメチェンのアートメイク最前線
☆アートメイクとは？
眉やアイライン・リップ・ヘアへ専用の極細の針を用いて、専用のインクを皮膚に刺入することで、「落ちないメイク」を施します。
ただし、タトゥーのように、永久的なものではなく、1年~3年程度を目安にメンテナンスをして頂くことで、持続的かつ、時代に合わせたお好みの形に調整することが可能です。
※類似のサービスを行う違法店舗にご注意下さい。
一部では、 “アートメイクサロン”や“エステサロン” 及び医師を伴わない看護師個人において、アートメイクを安価で提供する施設を確認しております。
アートメイクやレーザー脱毛等は医業として認められており、医師及び医療従事者が行わない場合は、医師法第17条違反として処罰される恐れがあります。これらの非合法施設での施術に関して、当院では、安全・衛生管理・術後サービス等の観点からおすすめしておりません。
ポイント
従来のアートメイクでは、施術後の仕上がりがいかにも塗りつぶした様な、メイクをしているという不自然感がありました。
“4D PLUS”で行われるオーダーメイドアイブロウアートメイクは、毛1本1本を手で描きますので、毛本来が持つ、直線や曲線が入り混じった複雑な質感を再現します。
経験豊富な医療従事者が行いますので、人によって異なる骨格・肌質等を考慮して行います。
インターネットのレビューで見られるような「デザインと完成が違う」「こんなはずじゃなかった」といったクレームは、当院では現在まで確認しておりません。
お客様に多大な“安心感”を持って頂いた上で、施術に進んで頂くことが可能です。
“4D PLUS”はお客様を選びません。
眉毛の量や形、その“ライン”また患者様の“性別”を問わず、ほとんど全ての眉毛に悩むお客様に、施術サービスを提供することが可能です。
アートメイクは女性のものというイメージがあると思いますが、昨今は男性の身だしなみ意識の高まりから、男性の施術依頼が急増しています。
また、アートメイクは若い人が受けると思うかも知れませんが、当院で施術を受けられた方の平均年齢は、37.8歳です。まさに老若男女問わず、どんな方でも施術を受けていただけます。
目の輪郭を強調できるのが、アイラインです。
まつ毛の隙間を埋めるようにラインを入れることで、目本来が持つ形を強調することが可能です。
今まで、メイクでアイライナーを入れていたが、綺麗なラインを作ることが苦手な方や目力を付けたい方にオススメです！
その他、リップ、ヘアライン、ニップルも可能です！
アートメイクギャラリーの思い
アートメイクギャラリーは、銀座に本院を構え、横浜・関西の芦屋・梅田にてアートメイクをご提供しております。
女性だけでなく、男性への身だしなみ要求が高まる昨今に、眉という見た目の印象の80%を決めると言われている大切な部分を整えることで、対人関係への好感度の向上や見た目年齢のアンチエイジング、さらには自分自身に自信を持つことで、積極的な人生を送ることが期待できます。
この素晴らしい施術を、多くの方に知って頂くお手伝いを是非皆さまにお願いしたいと思っています。
こんな方におすすめです！
- メイクの為に、眉を剃ってしまった（脱毛してしまった）
- 素顔に自信が持てず、メイクをしないと不安な方
- 仕事上汗をかくので、メイク崩れに困っている方
- 毎日メイクをしているが、決まらない日は一日が憂鬱になる方
- 生まれつき眉のラインが悪く、常にメイクをしないと維持できない方
- 眉の生え方が不揃いで、綺麗に揃えたい方
- メイクが取れてしまうので、海やプールに入れないとお悩みの方
- 最近老けたと言われた（感じる）方
- 彼氏にすっぴんの姿を見せることができず、恥ずかしいと思う方
- 男性だが、身だしなみとして眉を整えている（描いている）
- 眉が薄いので、メイクしないと外出出来ない
- 毎日のメイクが煩わしい
- 昔アートメイクをやったが、メンテナンスをすることが出来ない
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4つのPoint
一人ひとり違う骨格やパーツの位置からヴィーナス比（黄金比）を導きだし、ヴィーナス比を元にお客様のご希望をお聞きして、デザインを作り上げていきます。
アートメイクの技術で受賞歴もある熟練の技術者（看護師）から数か月の講習を受けた看護師が施術をします。毛を1本1本描くように入れていきますので本当に毛が生えているかのように仕上がります。
皮膚に直接色素を入れる行為は医療行為であるため、医師による管理のもとで看護師が施術を行います。
医療行為を行うため、衛生管理は特に管理を行っております。
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\ナチュラルなかっこいいデザインに！/
AGAでおなじみのDクリニックグループが展開するDクリニックがメンズアートメイクをはじめました。
施術をするアーティストはアートメイクの第一人者でもある北村先生を始めとする一流のアーティストです。
症例実績は1万件以上あり、ハイクオリティーな施術が可能です。
アートメイクをするとかさぶたができる？
Dr.石川アートメイク施術後にかさぶたができることは一般的です。
何故かさぶたができるのか
アートメイクは、皮膚の表皮層に色素を注入するタトゥーの一種です。
微細な針で皮膚に刺激を与えるため、以下の理由でかさぶたができます。
- 皮膚の傷つきによる自然治癒反応
施術中に皮膚が微小な傷を受けることで、体が自然に修復を始めます。これにより、傷口を覆うかさぶたが形成されます。 - 色素やリンパ液の排出
施術後、注入された色素やリンパ液が皮膚の表面に出てくることがあります。それが乾燥してかさぶたになります。
かさぶたができた場合の注意点
- 無理に剥がさない
かさぶたを無理に剥がすと、色素が一緒に取れてしまい、仕上がりがムラになることがあります。また、肌に傷跡が残るリスクもあります。 - 保湿ケアを徹底する
施術後の乾燥はかさぶたが厚くなる原因になります。施術者が推奨する専用の保湿剤を使うとよいでしょう。 - 摩擦を避ける
洗顔時やタオルで顔を拭く際に、施術部位をこすらないように注意します。 - 化粧を控える
施術部位へのメイクやクレンジング剤の使用は、かさぶたが自然に剥がれるまで控えましょう。 - 紫外線対策を行う
紫外線は色素を変色させる可能性があるため、施術後は日焼け止めや帽子で保護します。
かさぶたが取れるまでの期間
Dr.石川かさぶたはアートメイク施術後の正常な治癒プロセスの一部です。
適切なアフターケアを行えば、かさぶたが自然に取れた後に美しい仕上がりが期待できます。
心配な点がある場合は、施術者に相談することをおすすめします。
ワセリンの重要性
ワセリンを塗ることはアートメイクの施術後に重要なケアの一つです。
ワセリンを使用することで、かさぶたができた際の乾燥や剥がれを防ぎ、色素の定着を良くする効果が期待できます。
ワセリンを塗る目的と効果
- 保湿効果
施術後の皮膚は一時的に乾燥しやすく、これがかさぶたを厚くさせる原因となります。ワセリンを塗ることで水分の蒸発を防ぎ、肌のバリア機能を保護します。 - 感染予防
ワセリンは外部からの雑菌侵入を防ぎ、施術後の敏感な皮膚を守る役割があります。 - かさぶたの剥がれ防止
乾燥によりかさぶたが剥がれると、色素が一緒に取れてしまうことがあります。ワセリンを塗ると柔らかい状態を保てるため、自然な剥がれを促進します。 - 色素の定着を促す
適切な保湿を行うと、皮膚の治癒が早まり、色素が肌にしっかりと定着する可能性が高くなります。
使用方法
- 頻度
施術後から1日2～3回程度、清潔な状態で塗布します。特に乾燥を感じる場合は回数を増やしてもよいです。 - 塗布の量
薄く均一に伸ばします。厚く塗りすぎると逆に皮膚が蒸れたり、色素が抜けやすくなることもあるので注意。 - 清潔な手で行う
塗布前に手をしっかり洗い、綿棒を使用するとさらに衛生的です。 - かさぶたが取れるまで継続
約1週間程度、かさぶたが自然に剥がれるまで塗り続けます。
ワセリンを使う際の注意点
- 香料や添加物が含まれないものを選ぶ
純粋な白色ワセリン（例: サンホワイトやプロペト）を使うのが理想です。添加物は肌を刺激する場合があります。 - 塗りすぎない
必要以上に多く塗ると、毛穴を塞いだり、皮膚が蒸れて治癒を遅らせる可能性があります。 - 医師や施術者の指示を優先
一部の施術では専用のアフターケアクリームを推奨される場合もあります。その場合は施術者の指示に従いましょう。
ワセリンを塗らない場合のリスク
- 乾燥が進んでかさぶたが早く剥がれる → 色素が抜ける。
- 施術部位が刺激を受けて炎症を起こす可能性が高まる。
- 傷口が感染し、治癒に時間がかかる。
Dr.石川ワセリンを使用した保湿は、アートメイク後の適切なアフターケアとして非常に重要です。
特に色素の定着や肌の回復を促進するために欠かせないケア方法です。施術後のケアに不安がある場合は、担当の施術者に相談し、正しい方法を確認しましょう。
まとめ
アートメイクでかさぶたができる理由
- 施術中の微細な傷により、皮膚の自然治癒反応が起こるため。
- 色素やリンパ液の排出が乾燥し、かさぶたが形成される。
かさぶたへの対処方法
- 無理に剥がさない。
- 保湿ケアを徹底する（推奨：ワセリン使用）。
- 摩擦を避け、化粧や紫外線を控える。
- かさぶたは7～10日で自然に剥がれる。
施術時間（部位別の平均）
- 眉毛
1.5～3時間（手技により異なる） - アイライン
1～2時間 - 唇
2～3時間 - 頭皮
3～5時間（範囲による） - 乳輪・傷跡補正
1～2.5時間
アフターケアでワセリンが重要な理由
- 保湿によりかさぶたの剥がれを防ぎ、色素の定着を促進。
- 感染予防としても有効。
- 薄く塗り、適度な量を1日2～3回塗布する。
Dr.石川最後までお読みくださり、ありがとうございました！
参考文献
1『Permanent Makeup: The Art and Science of Cosmetic Tattooing』
- 著者: Cheryl S. McClure
- 内容: アートメイク（永続的なメイク）を学びたい方に向けて書かれた本で、眉毛、アイライン、唇などの各部位の施術技術を詳細に解説しています。かさぶたや治癒過程についても触れています。
- 参考ポイント: アートメイクの技術や治療後の経過、アフターケアに関する具体的なアドバイスが記載されています。
2. 『Micropigmentation: The Foundation of Cosmetic Tattooing』
- 著者: Teryn L. Mooney
- 内容: アートメイクの中でも特にマイクロピグメンテーション（微細な色素注入）に特化した内容で、施術の詳細や皮膚への影響を学べます。施術後の注意点や痛み、かさぶたの形成についても説明されています。
- 参考ポイント: 施術後のかさぶた形成や治癒期間に関する理解を深めるために有用です。
3. 『The Skin Care Answer Book: Your All-in-One Guide to Healthy Skin』
- 著者: Marie Jhin
- 内容: アートメイクの直接的な資料ではありませんが、皮膚の健康やアフターケアに関して広範囲にカバーしている書籍です。アートメイク後の肌のケアについても触れており、保湿や感染予防の重要性を理解するのに役立ちます。
- 参考ポイント: アートメイク後の皮膚の反応やケア方法に関する知識を深めるために役立ちます。
4. 『Tattooed Skin: A Guide for Cosmetic and Medical Tattoo Artists』
- 著者: Karen K. M. Lucas
- 内容: 医療的なタトゥーやアートメイクに関する実践的なガイドで、色素の注入技術から術後のケア方法まで詳しく解説しています。痛みやかさぶた、治癒過程についても具体的に説明されています。
- 参考ポイント: 医療的な視点からのアートメイクの施術後ケアが学べます。
5. 論文: “Permanent makeup in cosmetic surgery”
- 著者: S. Y. Choi, J. H. Kim
- 発行年: 2014年
- 発行元: Journal of the American Academy of Dermatology
- 内容: アートメイクの医療的な側面について詳しく述べられた論文で、色素の安全性、施術後のリスク、痛み、治癒過程について科学的に解説しています。かさぶたの形成過程とそれをどう管理するかに関する詳細な情報も含まれています。
- 参考ポイント: 皮膚の治癒過程や施術後の問題に関する研究結果に基づいた情報を提供します。