ヘアライン・生え際アートメイクおすすめクリニック17選|デメリットやダウンタイムも解説

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「ヘアタトゥー」や「ヘアアート」とも呼ばれるヘアラインアートメイクは、頭皮に繊細な線を描き入れ、毛髪があるように見せる技術です。

水に濡らしてもシャンプーをしても落ちないため、以下のような方に注目されています。

生え際のアートメイクはこんな方に人気

  • おでこの広さが気になる
  • 生え際が薄くなってきた
  • 左右非対称な生え際を整えたい
  • 小顔に見せたい
  • こめかみの毛の薄さが気になる
  • 髪をかき上げても地肌が見えないようにしたい
  • ヘアラインの形にコンプレックスがある

毛の流れに沿ってデザインするため、自然に見えてヘアアレンジも楽しめます。

当ページでは、ヘアラインアートメイクをお考えの方に向けて、おすすめクリニック17院を掲載

また、デメリットダウンタイムについて、持続期間安いクリニックもまとめていますので、ぜひ参考にしてください!

この記事の執筆者

石川 聡司
(新さっぽろウィメンズ ヘルス&ビューティークリニック 院長)

北海道大学医学部卒業後、北海道大学病院、帯広厚生病院など地域の中核病院に勤務。品川美容外科にて美容外科医として3年間の研鑽を積み、2021年に婦人科・美容外科を併設した当院を開業。

婦人科全般の診療のほか、美容医療では美肌治療、美容整形をはじめ脱毛・アートメイクなど幅広く対応する。

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目次

ヘアライン(生え際)アートメイクの値段・料金

Dr.石川

ヘアラインアートメイクをする際は、事前に施術したい面積を確認すると、値段の想定がしやすいでしょう。

値段相場
両サイド(2回):10~15万円
両サイド+正面(2回):15万~20万円

多くのクリニックでは、ヘアラインの施術を2回行うと10万円以上の料金がかかります。

ただし、ヘアラインのアートメイクにかかる料金はクリニックによって大きく差があります。

「ヘアライン」「サイド+正面」「〇×〇cm」など、施術範囲の記述もそれぞれに異なるので、価格の比較がしにくいのも現状です。

韓国のヘアラインアートメイクの値段が安いのは本当?

韓国の相場:50万~100万ウォン

韓国のヘアラインアートメイクの値段相場は50万~100万ウォンで、日本円にすると約4万8000円~9万6000円(2021年12月時点のレート)です。

値段は若干安い傾向がありますが、渡航費や現地での宿泊代を加味すると、アートメイクだけが目的の場合は高くなることが考えられます。

整ったデザインを保つためには、数年ごとのメンテナンスがかかせません。

値段以外にも、通いやすさや安全性、コミュニケーションの取りやすさなども考慮すると、日本の医療機関(クリニック)で施術を受けるほうがメリットがあるといえるでしょう。

ヘアラインアートメイクの持ちはどのくらい?

持続期間は1~3年ほど

ヘアラインアートメイクの持ちは1~3年ほどで、頭皮は油分が多いため、ほかの部位にくらべて持続期間が短い傾向があります。

とはいえ、個人差もあり、体質やダウンタイムの過ごし方などにより持続期間が異なります。下記のようなケースは、持ちが良い傾向です。

持続期間が長い方の傾向
  • ターンオーバーの周期が長い方
  • 汗をかきにくい方
  • ダウンタイムを安静に過ごせた方
  • 施術者の技術力が高い

代謝の良い方やオイリー肌の方などは、持続期間が短くなってしまう可能性があります。

もともとの体質を変えるのは難しいですが、持ちを良くするためには信頼できるクリニックで施術を受け、ダウンタイムを安静に過ごしましょう。

ヘアラインアートメイクができるおすすめクリニック17選

ヘアラインアートメイクができるおすすめクリニックを紹介します。今回選定したクリニックは下記17院です。

今回選定したクリニック
  1. メディカルブロー
  2. 銀座よしえクリニック
  3. アートメイクギャラリー
  4. デイジークリニック
  5. 湘南AGAクリニック(湘南美容クリニック)
  6. クレアージュ
  7. ココクリニック
  8. 渋谷の森クリニック
  9. アモーレクリニック
  10. トイトイトイクリニック
  11. ダリア銀座スキンクリニック
  12. ハンスメディカルクリニック
  13. グラシアクリニック
  14. 東京イセアクリニック
  15. シンデレラ&ダヴィンチクリニック
  16. バイオタッチメディカルクリニック
  17. しのぶ皮膚科

ヘアラインアートメイク後のダウンタイム

Dr.石川

ダウンタイムの過ごし方が、ヘアラインアートメイクの持ちに大きく影響します。安静に過ごすのが大切です。

ダウンタイムの過ごし方
  • しっかり保湿をする(ワセリン)
  • 当日は洗髪を控える
  • 強い刺激を与えない

しっかり保湿をする

来院後は、クリニックから渡されるワセリンや軟膏を塗ってケアを行います。

アートメイクをした箇所は、医療用の針によって細かな傷がある状態ですので、傷の保護や回復を促すために保湿が欠かせません。

ワセリンや軟膏は1日に3回程度、1週間ほどは継続して塗るようにします。

ワセリンについて詳しく見る

当日は洗髪を控える

ヘアラインアートメイクをした当日は、洗髪を控えるようにします。

施術箇所は、とてもデリケートな状態です。水に濡らすと感染症の危険性が高まり、肌トラブルとなる可能性もあります。

また、インクが流出してしまうことも考えられますので、当日はシャンプーをしないようにしましょう。

「施術箇所のシャンプーは1週間NG」といったクリニックもありますが、洗髪できない期間はクリニックにより異なります。

洗髪できない期間の例

クリニックA施術箇所の洗髪は1週間NG
(翌日以降は、ほかの箇所をぬるま湯で流す程度は可)
クリニックB3日間シャンプーを行わない
クリニックC当日の洗髪を避ける
Dr.石川

ヘアラインアートメイクの施術時は、洗髪できるようになる時期をクリニックで確認し従いましょう。

強い刺激を与えない

来院後1週間は、施術部位になるべく触れないように過ごします。

ふいに髪をかき上げてしまわないように意識し、洗顔時やメイクもアートメイクを避けて行いましょう。

また、来院から数日経つと、施術箇所にかさぶたができるケースがあります。

ケガをしたときのような目立つかさぶたではありませんが、かゆみがでる場合も。

かさぶたについて詳しく見る

強い刺激は、まだらになってしまったり、肌トラブルの原因にもなりますので、かゆみがあっても掻かずにクーリング(保冷剤などで冷やす)がおすすめです。

ヘアラインアートメイクのデメリットはある?

本物のような毛並みを描き、小顔効果も期待できるヘアラインのアートメイクですが、デメリットがいくつかあります。

デメリット
  • ワセリンを塗るため髪がベタベタする
  • 2回以上の施術が必要
  • 数年で消えてしまう
  • 消したくなっても除去が困難
  • ほかの部位にくらべて施術時間が長め
Dr.石川

施術前にはメリットだけでなくデメリットも確認し、納得した上でアートメイクをしましょう。

ワセリンを塗るため髪がベタベタする

眉毛やリップなど、ほかの部位でもいえることですが、ダウンタイム中はワセリンを塗らなければなりません。

生え際の場合は、最低でも当日、長くて1週間ほど髪が洗えないので、ワセリンのベタベタ感との相乗効果で不快に感じる場合も。

ワセリンを塗らない選択肢はありませんが、たくさん塗っても効果は変わりませんので、薄く伸ばす程度に塗ります。

ダウンタイム中の約1週間は、ワセリンによる多少のベタつきを我慢。帽子なども上手に活用しましょう。

2回以上の施術が必要

ヘアラインのアートメイクは、一度の施術では完成しないため、最低でも2回以上の施術が必要です。

2回以上の施術が必要な理由
  • 1回目の施術はインクが排出されやすいため
  • 数回に分けて細かなデザインを修正するため

1回の施術だけでは色が定着しづらく、消えてしまったりムラになってしまったりします。

クリニックに何度か足を運ぶ必要があり、時間も費用もかかってしまいますが、きれいなデザインを叶えるために、必ず2回以上の施術を受けましょう。

数年で消えてしまう

アートメイクは数年かけて徐々に消えていきます。数年で全てがきれいに消えるわけではなく、部分的に薄く残るケースもありますので、メンテナンスが必要になります。

色が消えたり薄くなるのは、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)によるものですので、避けられません。整った色やデザインを維持するためには、1年~2年ごとにリタッチをします。

リタッチ(追加・メンテナンス)料金は、通常の1回分の価格よりも安く済むクリニックがほとんどです。

Dr.石川

クリニック選びをするときは、リタッチ料金も見ておくといいでしょう。

消したくなっても除去が困難

ヘアラインアートメイクをすると、除去するのが難しい点もデメリットとして挙げられます。アートメイクの除去方法は下記のとおり。

アートメイクの除去方法:レーザー・切除・除去液・カモフラージュ

ただし、レーザーと切除による除去は毛髪が生えなくなってしまう可能性が考えられるため、ヘアラインアートメイクの除去には向いていません。

一方、除去液は薬剤を注入するため肌への負担が大きく、おすすめできない方法です。

また、肌色のインクを注入してアートメイクを目立たなくするカモフラージュは、レーザーで消せない色素であり、その部分だけ浮いて見える場合もあることから、積極的に行うクリニックはありません。

ヘアラインアートメイクの除去は困難ですので、施術前は後悔しないように良く考えてからクリニックと契約しましょう。

アートメイクの除去について詳しく見る

ほかの部位にくらべて施術時間が長め

おおよその平均時間:2時間~3時間半

ヘアラインは眉・リップ・アイラインにくらべて、施術にかかる時間が長い傾向があります。

生え際は施術者が1本1本の毛並みを手作業で描き、範囲も広いため、平均2時間~3時間半ほどの時間がかかります。

そのため、充分に時間がとれる日に予約をするのがおすすめです。

Dr.石川

かかる時間に関しても、事前にクリニックと相談しておくと安心です。

失敗する可能性は?

下記にヘアラインへのアートメイクに関する失敗例をまとめました。

デザインの失敗外傷的な失敗
色がすぐ消える腫れが引かない
まだらになる痛みが続く
不自然になる赤みが続く
変色する感染症を引き起こす

このような失敗の原因には、無資格者による施術やダウンタイムの過ごし方が挙げられます。

失敗リスクを減らす方法

失敗リスクを減らす方法
  • ダウンタイムを安静に過ごす
  • 違法サロンで契約しない
  • 症例数が多く技術力のある施術者を選ぶ

医師法第17条により、アートメイクは医療行為であるとされており、医師免許や看護師免許を持たない人による施術は違法行為です。

国民生活センターの「事故情報データバンクシステム」には、無資格者による失敗の相談が多数寄せられています。

アートメイクの相談を分析すると、デザインよりも外傷的な失敗が多く、大切なお顔に傷が残ってしまう危険性もありますので、必ずクリニックでの施術を受けましょう。

ヘアラインアートメイクのモニターってある?

Dr.石川

数は少ないでのすが、ヘアラインのモニターを実施しているクリニックもあり、通常価格より20~30%ほど安い傾向があります。

モニター条件の例
  • 施術前後の写真撮影
  • 施術中の動画撮影
  • 公式HPやSNSへの投稿許可
  • 雑誌などへの掲載
  • 口コミの投稿

モニターの条件はクリニックにより異なりますが、写真を公式サイトやSNSへ掲載するケースが多くみられます。

ご自身のアートメイクのビフォー&アフターが、Webなどで公開されるのに抵抗がない方は、上手にモニターを利用できるといいですね。

植毛との比較

Dr.石川

植毛は薄毛を治療する方法の一つで、自分自身の毛髪を、周りの皮膚ごと希望の箇所に移植します。

植毛もヘアラインアートメイクと同様に、生え際など髪に関するコンプレックス解消の手段として注目されている方法です。

植毛には、自分の毛髪を移植する「自毛植毛」と合成繊維で作られた毛を移植する「人工毛植毛」がありますが、ここでは現在主流となっている自毛植毛について解説しています。

生え際にコンプレックスを感じる方のなかには「アートメイクと植毛、どっちが良いの?」と、疑問を持つ方もいらっしゃいます。

下記にヘアラインアートメイクと植毛の比較表をつくりました。

アートメイクは時間がかからず、費用も安い方法です。対して植毛はアートメイクと比べると高額ですが、実際に毛が生える、持続期間が半永久的、などメリットが多い方法となります。

ヘアラインアートメイク植毛
完成までの回数2回以上基本的には1回
完成までの期間2カ月~3カ月程度平均で1年半ほど
持続期間1~3年半永久的
仕上がり生え際の薄い部分が目立たなくなる・地毛に馴染む自然な仕上がり施術部分に本物の毛が生える・立体感のあるより自然な仕上がり
メンテナンス数年ごとに必要基本的には必要なし
費用10~20万円数十万~数百万円
Dr.石川

数年ごとにその都度メンテナンスが必要ではありますが、完成までの期間やかかる費用、身体への負担のを考えると、アートメイクのほうがより手軽に行えます。

施術前後のヘアカラーはどうすれば良い?

来院前:1週間前までに済ませる
来院後:1カ月間は避ける(大きな髪色の変更はできない)

ヘアカラー直後の地肌は多少なりともダメージがある状態。そこにアートメイクを施すのはリスクが高くなります。

そこで、ヘアカラーをしたい場合は、最低でも来院の1週間前までに済ませておきましょう。

また、来院後は肌がデリケートな状態ですので、1カ月間はカラーやパーマができない状態です。来院後のヘアカラーは、少なくとも1カ月空けてから行うようにします。

さらに、その部分だけ浮いて見えてしまう原因となるため、施術後の髪色の大きな変更はできません。

Dr.石川

日ごろからヘアカラーをしている方は、カウンセリング時にクリニックに伝えるようにしましょう。

アートメイクのリスク・副作用

アートメイクは皮膚表皮層から0.02~0.03mmの部分にニードル(針)を用いて人体に安全な色素を注入する医療美容技術です。日本では、アートメイクは医療機関で行わなければならない医療行為とされています。

アートメイク施術後および施術の1~2日後に以下のような副作用があらわれる可能性がございます。

  • 腫れ、痛み
  • アレルギー
  • 出血、内出血
  • かさぶた、赤み、熱感
  • 色素のムラや変色、にじみ
  • ケロイド
  • ヘルペス、感染症、ケロイド
  • 角膜損傷
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