低用量ピル

低用量ピルは自費の場合、1ヶ月(1シート)あたり2,500円(税込)の費用が必要となります。自費のピルは「ファボワール・ラベルフィーユ」を取り扱っています。エコー検査が必要な方は、別途料金がかかるケースがあります。月経困難症など保険適応の方は診察内容によって料金が変わりますので、一度ご相談ください。

低用量ピルをおすすめできる方

  1. 避妊をしたい
  2. 生理痛がつらい
  3. 生理周期を安定させたい
  4. 生理前のイライラ(PMS)を治したい
  5. 肌荒れやニキビをきれいにしたい
  6. 卵巣がん、子宮体がん、大腸がんを予防したい

低用量ピル(自費ピル)の価格(値段)

初診料・再診料  0円(エコー検査が必要な方は別途で約2,500円かかります。)
カウンセリング料 0円

ファボワール  2,500円(税込)

ラベルフィーユ 2,500円(税込)

1ヶ月分(1シート) 2,500円(税込)
2ヶ月分(2シート) 5,000円(税込)
3ヶ月分(3シート) 7,500円(税込)
4ヶ月分(4シート) 9,000円(税込)
5ヶ月分(5シート) 11,500円(税込)
6ヶ月分(6シート) 14,000円(税込)

*自費のピルは最長で半年分処方できます。

低用量ピル(自費ピル)処方においての推奨される検査

■初回は血圧測定を行います。

■低用量ピルを飲んで副作用がある場合は、血液検査や超音波検査が必要になることがあります。
■毎年1回の定期的な血液検査(自費の場合 税込3,000円)を推奨しています。
※他院の血液検査を提出頂くことで当院の血液検査が不要になる場合もあります。

低用量ピル(自費ピル)のメリットとデメリット

低用量ピルのメリット
■毎日の服用で99.9%避妊ができる
■中止したくなったら、その時に内服を終了できる
■生理痛(月経困難症)の軽減・月経の出血量の減少が期待できる
■月経の時期の調整が可能
■月経前のイライラなどPMS症状を軽減できる
■月経周期が安定し月経不順の改善
■肌荒れやニキビの解消

低用量ピルのデメリット
■毎月2,500円(税込)の費用が必要
■年1回3,000円(税込)の費用と血液検査が必要
■倦怠感、頭痛、不正出血、吐き気などの副作用が飲み始めに出ることがある(何も副作用が出ない人のほうが多いが、約2割の人に副作用が出るといわれる)
■1万人に1人の割合での血栓症の副作用(兆候がでた時点で内服をやめれば改善することが多い)
■ドラッグストアなどでの販売されていない

低用量ピル(自費ピル)を処方できない人

■50歳以上の方
■35歳以上でタバコを1日15本以上喫煙する方(減らせる方は除く)
■低用量ピルや女性ホルモン剤でアレルギー等の症状が出る方
■「子宮がん・乳がん」と診断された方
■手術を2週間後に予定している方、手術後4週間以内の方
■妊娠中や授乳中の方(妊娠の可能性のある人も含む)
■出産後4週間以内の方(1ヶ月健診にて要確認)
■片頭痛や我慢できない頭痛があってコントロール不良の方
■高血圧、高脂血症、静脈血栓症、糖尿病またはその可能性のある方
■血栓症の方、過去に血栓症と診断された方

低用量ピル(自費ピル)の副作用「倦怠感、頭痛、不正出血、吐き気」

低用量ピルを飲み始めや低用量ピルの種類を変更し始めてからの数日間は「倦怠感、頭痛、不正出血、吐き気、胸のはり、むくみ、むかつき、下腹部の痛み、片頭痛など」の副作用の症状が起こることがありますが、飲み続けると治まってくる場合がほとんどです。生活に支障がなければ、飲み続けてもらって大丈夫です。 中には3ヶ月くらいで治まる方もいらっしゃいます。もし継続が困難なくらい副作用が出ている場合、ご不安な症状がある場合は、お電話にて病院にご相談ください。

低用量ピル(自費ピル)の副作用「血栓症」

 10,000人に1人の割合での血栓症の副作用「激しい頭痛、痙攣、呼吸困難、ふくらはぎの激痛、痙攣」の症状が起こる場合があります。症状があれば速やかに病院までご相談ください
 血栓症は、血管の中が血で固まってしまう症状で、「喫煙量が多い、高血圧、高脂血症、静脈血栓症、糖尿病」の方は低用量ピルを飲むと血栓症のリスクを高めてしまいますので、当院では、医師の面談および血圧測定が必要です。その上でピル内服が可能か医師が確認した上で処方をしています。

低用量ピル(自費ピル)の服用が初めての方へ

ピルの服用開始は?
・生理になった日から1日1錠を飲んでください。

ピルの服用時間は?
・毎日だいたい決まった時間に飲んでください。何時でも大丈夫です。

次回のシートの開始は?
・【21錠タイプ】全て飲み終わって7日間お休み、8日目から新しいシートを開始
・【28錠タイプ】全て飲み終わったら、翌日から新しいシートを開始

1日飲み忘れて翌日に気づいた場合は?
・気づいた時点で1錠、プラスいつもの飲む時間に1錠を飲んでください
・服用時に昨日の飲み忘れに気づいた場合は2錠を一度に飲んでください

2日飲み忘れて3日目に気づいた場合は?
・【妊娠の可能性がない場合】気づいた時点で1錠、プラスいつもの飲む時間に1錠を飲んでください
・【妊娠の可能性がある場合】病院までご連絡ください
・【出血が多く出ている場合】病院までご連絡ください

吐いてしまった場合は?
・【飲んで2時間以内】翌日分を飲んでください
・【飲んで2時間以上経過】特に問題ありません

生理日を早めたい場合は?
・【ファボワール】医師にご相談ください
・【ラベルフィーユ】早めたい日数分を飲まずに7日間の偽薬(最後の一列の色の違う薬)を開始し、8日目から新しいシートを飲み始めてください。約14日目まで飲まないと生理が起こらない場合があります。

生理を遅らせたい場合は?
・【ファボワール】医師にご相談ください
・【ラベルフィーユ】21日目まで飲んだら翌日から遅らせたい日数分、新しいシートから実薬を飲んでください。その後7日間の休薬を入れ、8日目から服用していない新しいシートを飲んでください

低用量ピルの処方は最大何ヶ月分可能か?
・初回は1シート処方、2回目もしくは以前から継続内服されている方の場合は6シートまでとなります(自費の場合)。保険適用のピルの場合は、最大で3か月分となります。

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