低用量ピルの避妊効果は何日目から?飲み始めるタイミングを解説

低用量ピルは、避妊方法として非常に効果的ですが、正しいタイミングで服用を始めることが、その効果を最大限に引き出すためには不可欠です。

特に、ピルを飲み始めた最初の数日間は、避妊効果が安定するかどうかの大切なポイントです。

では、低用量ピルの避妊効果は、飲み始めてから何日目から現れるのでしょうか?

また、どのタイミングで服用を始めることが最も効果的なのか、気になるところですよね。

この記事では、低用量ピルを使用する際の避妊効果を得るための適切な飲み始め方や、効果が現れるまでの期間について、専門的な観点からわかりやすく解説します。

さらに、服用を忘れてしまった場合の対応や、ピルを飲み始めるベストなタイミングなど、実生活に役立つ情報もお伝えします。

避妊を確実に行いたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事の執筆者

石川 聡司
(新さっぽろウィメンズ ヘルス&ビューティークリニック 院長)

北海道大学医学部卒業後、北海道大学病院、帯広厚生病院など地域の中核病院に勤務。品川美容外科にて美容外科医として3年間の研鑽を積み、2021年に婦人科・美容外科を併設した当院を開業。

婦人科全般の診療のほか、美容医療では美肌治療、美容整形をはじめ脱毛・アートメイクなど幅広く対応する。

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目次

低用量ピルの避妊効果は何日目から?

低用量ピル(経口避妊薬)は、ホルモンを含んだ薬剤で、排卵を抑制することによって妊娠を防ぐ薬剤です。

適切に使用すれば、非常に高い避妊効果を発揮します。(1年間使用した避妊率は約99.7%と言われています)

しかし、月経周期の途中から内服した場合、低用量ピルを服用した直後からその効果が現れるわけではなく、服用を始めてから一定期間が経過する必要があります。

この期間は、ピルを服用し始めたタイミングや個人差によって異なるため、服用を始めた初日から避妊効果を得るためには注意が必要です。

飲み始めて1週間後から避妊効果が現れる(月経途中から飲み始めた場合)

月経周期の途中から低用量ピルを初めて使用する場合、避妊効果が完全に得られるまでに、少なくとも7日間の服用が必要です。

これは、排卵直前にピルを飲み始めたとしても排卵を抑えることが出来ないからです。

最初の7日間は避妊効果が完全ではないため、この期間中にピルを正しく服用していても、他の避妊方法を併用することが推奨されています。

一般的に、低用量ピルは1シート(21日間)の服用が完了した後、次のシートに移る前に7日間の休薬期間があるタイプと偽薬・プラセボ(成分の入っていない錠剤)を含めて1シート(28日間)となっているタイプがあります。

この休薬期間中も、避妊効果は維持されますが、途中から飲んだ場合の最初1週間は特に避妊効果が確実ではないため、この期間を過ぎてから避妊効果が確実に現れると考えられています。

日本産婦人科学会(JSOG)では、ピルを服用し始めてから1週間は他の避妊方法を併用することを推奨しています。

コンドームなどのバリア避妊法を併用することで、万が一の避妊失敗を防ぐことができます。

効果が出るまではそれ以外の避妊方法を活用する

低用量ピルを服用し始めたばかりの時期は、避妊効果が完全に現れるまでに時間がかかります

そのため、服用開始後1週間は、ピル以外の避妊方法を併用することが重要です。

最も一般的なのは、コンドームを使用する方法です。

コンドームは、低用量ピルの服用を補完し、避妊効果を確実にするために効果的です。

また、ピルを服用し始めたばかりのタイミングで性交渉を予定している場合、特に注意が必要です。

この期間中に性交渉を行う場合、ピルの服用だけでは十分な避妊効果が得られない可能性があるため、コンドームを使用することが強く推奨されます。

さらに、ピルの服用に失敗した場合や忘れてしまった場合にも、追加の避妊方法(緊急避妊薬など)を考慮することが大切です。

低用量ピルは正しく使用すれば非常に高い避妊効果を持ちますが、服用開始直後はその効果が安定するまでに時間がかかります。

したがって、1週間程度は他の避妊方法を併用することを忘れないようにしましょう 。

低用量ピルを飲み始めるタイミングと避妊効果

低用量ピルは、専門の医師との相談のもと、正しいタイミングで飲み始めることで、十分な避妊効果を期待することができます。

しかし、ピルを飲み始めるタイミングには「生理初日」「生理開始後」の主に2つの選択肢があります。

ピル飲み始める時期によって、即日避妊効果が得られる場合と、7日間が服用を続ける必要がある場合、と避妊効果が発現する時期が異なってきます。

ここからは、低用量ピルを飲み始めるタイミングと、それぞれの避妊効果について詳しく解説していきます。

生理初日から飲み始める

低用量ピルを「生理初日から飲み始める」と、その時点から即座に避妊効果が得られるというメリットがあります。

生理の初日から飲み始めることで、ピルに含まれるホルモンが体内に作用し、排卵を抑制するため、妊娠のリスクを即座に減らすことができます。

日本産婦人科医会(JSOG)でも、初回の服用時に生理初日に開始することを推奨しています。

この方法を選んだ場合、最初の1ヶ月は特別な注意が必要なく、ピルの服用だけで避妊効果を得ることが可能です。

生理初日からの服用は、体のリズムに合わせて自然にスタートできるため、多くの女性にとって取り入れやすい方法と言えます。

避妊効果がすぐに現れるため、特に急いで避妊が必要な場合には非常に有効です。

生理が始まって最初の日曜日に飲み始める

ピルの服用を「生理が始まった最初の日曜日に飲み始める」という方法もあります。

これは、月曜日から始めるという習慣を避けるため、週末に合わせて飲み始める便利な方法です。

通常、低用量ピルの服用は21日間~28日間の連続服用が必要ですが、最初の服用日を日曜日に設定することで、ピルを服用しやすくなります。

この方法を選ぶ場合は、避妊効果は服用開始から7日目以降に現れるため、最初の1週間は他の避妊方法(例えば、コンドーム)を併用することが大切です。

生理初日から服用を開始する方法に比べると、少し時間がかかることもありますが、特に日曜日から服用を始めるという生活習慣に合わせた方法として多くの女性に利用されています。

ピルを生理じゃない時に飲み始めた場合の避妊効果

生理が始まっていない時にピルを飲み始めた場合、避妊効果が得られるまでには7日間の服用期間が必要です。

この場合、最初の1週間はピルの避妊効果が完全に安定するまで時間がかかるため、避妊効果を確実にするために、他の方法(コンドームなど)を併用することが推奨されます。

日本産婦人科医会では、ピルを生理以外のタイミングで飲み始めた場合は、最初の7日間は避妊効果が不完全であることを強調しています。

したがって、服用を始めた最初の1週間は、性交渉時に追加の避妊法を使用し、ピルだけでは避妊が不十分であることを認識しておくことが重要です。

ピルの飲み始めを間違えた場合の注意点

ピルの服用を始めるタイミングを誤ってしまった場合、避妊効果に影響を及ぼす可能性があります。

特に、服用開始日を1週間以上遅れてしまったり、服用を途中で忘れてしまったりした場合、ピルの避妊効果は不安定になることがあります。

このような場合、避妊効果を確実にするためには、再度服用を始めるタイミングを見直す必要があります。

もしピルの服用開始を遅らせた場合、最初の7日間は他の避妊方法を併用し、服用を正しく続けるようにしましょう。

また、服用の途中で飲み忘れた場合は、そのタイミングに応じて、次の服用方法や対策を医師に相談することをおすすめします。

飲み忘れが続くと、避妊効果が不完全になるだけでなく、しゅっけつすることもあるため、注意が必要です。

正しいタイミングでの服用を守り、服用を続けることが、低用量ピルを使った避妊を確実にするための最も重要なポイントです。

低用量ピルで避妊効果がない飲み方

低用量ピルは、正しく服用することで高い避妊効果を発揮します。

しかし、飲み方を誤ることで、避妊効果が十分に得られないことがあります。

ここでは、低用量ピルで避妊効果が得られない原因について、いくつかの典型的な飲み方をご紹介します。

正しい飲み方ができていない

低用量ピルの避妊効果を最大限に発揮するためには、指示された方法で正確に服用することが欠かせません。

日本産婦人科学会(JSOG)やその他の医療機関でも、ピルの服用は毎日決まった時間に服用することが推奨されています。

しかし、服用方法に誤りがあった場合、避妊効果が不安定になる可能性があります。

例えば、1日1回決まった時間に飲まなければならないピルを飲み忘れたり、服用する時間帯を大幅にずらしてしまうと、ホルモンの血中濃度が不安定になり、排卵を抑える効果が低下します。

また、ピルの服用を途中で止めてしまうと、再度服用を開始した際に効果が安定するまで時間がかかり、避妊効果を確実に得ることができません。

このため、低用量ピルを服用する際には、必ず医師の指導を守り、規則正しく服用することが重要です。

飲み忘れがある

低用量ピルで避妊効果が得られない最も一般的な理由のひとつは、「飲み忘れ」です。

日本産婦人科医会では、飲み忘れを防ぐために、毎日決まった時間に服用することを強く勧めています。

飲み忘れがあると、その後の服用によってホルモンバランスが乱れ、排卵が起こる可能性があります。

万が一、ピルを飲み忘れてしまった場合は、できるだけ早く服用し、次回の服用も通常通り行います

ただし、服用を忘れてから12時間以上経過してしまった場合、避妊効果が十分でないことがあります。

この場合、追加の避妊方法(コンドームなど)を併用することが推奨されます。

飲み忘れが多くなると、ピルの避妊効果が安定しなくなるため、服用を続けることができない場合には、別の避妊方法を検討することも考慮する必要があります。

嘔吐などで出してしまった

嘔吐激しい下痢を経験した場合、その症状がピルの効果に影響を与えることがあります。

特に嘔吐の場合、ピルが消化器官で吸収される前に体外に排出されてしまうため、避妊効果が得られなくなることがあります。

また、激しい下痢も同様に薬の吸収を妨げることがあるため、服用後すぐにこれらの症状が現れると、ピルの効果が不完全となる恐れがあります。

もし、服用後に嘔吐が起こった場合は、できるだけ早く追加でピルを服用する必要があります。

嘔吐が発生した場合、ピルを飲んでから2時間以内に嘔吐した場合には、再度ピルを飲み直す必要があることがあります。

下痢に関しては極端に気にする必要はありませんが、激しい下痢の症状がある場合は避妊効果が低下する恐れがあります。

医師の指示に従って、正しい対応をとることが大切です。

海外製などで避妊効果のないものも

低用量ピルにはさまざまなブランドや製品がありますが、特に海外製のピルや規制が緩い国で購入したピルについては、避妊効果が期待できない場合があります。

日本で承認されている低用量ピルは、厳格な品質管理が行われており、避妊効果も確実です。

しかし、個人輸入やネット通販で手に入れたピルには、品質にばらつきがあり、薬の成分が不正確であったり、製造過程での管理が甘いこともあります。

これらの製品を使用することで、期待通りの避妊効果が得られないリスクが高まるため、必ず信頼できる医療機関で処方されたピルを使用することが重要です。

海外製のピルを使用する際は、正規のルートで入手し、医師に相談のうえ使用するよう心掛けましょう。

低用量ピルは、正しく服用することで非常に高い避妊効果を発揮しますが、飲み方に少しでも誤りがあると、その効果が十分に得られない可能性があります。

服用を忘れたり、体調不良で薬が効きにくくなることを防ぐためにも、医師からの指示をしっかり守り、正しい飲み方を徹底することが大切です。

ピルの飲み方を相談できる!医師がいるおすすめのオンライン診療

低用量ピルを服用する際、適切な飲み方や服用タイミングを守ることが、避妊効果を最大限に引き出すために非常に重要です。

しかし、ピルに関する疑問や不安を解消するためには、専門の医師と相談することが最も確実です。

そこで、忙しい日常の中でも手軽に医師と相談できるオンライン診療サービスが注目されています。

オンライン診療なら、医師のアドバイスを自宅で受けることができ、通院の手間を省くことができるため、便利で安心です。

これらのオンライン診療サービスを利用することで、忙しい日常の中でも手軽に専門医と相談でき、安心してピルの服用を続けることができます。

オンライン診療は、ピルの服用に関する正しい知識を得るための手助けとなり、より健康的な生活をサポートしてくれるでしょう。

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ピルの飲み方や効果に関するよくある質問Q&A

さいごに、ピルのに関してよくある質問に回答します。

超低用量ピルの避妊効果はどれくらい?避妊できる?

超低用量ピルは、避妊目的で使用するホルモン薬の一つです。

一般的に避妊効果は非常に高く、正しく服用すれば99%以上の避妊効果を期待できます。

しかし、服用を忘れたり、他の薬と相互作用があったりすると、避妊効果が低下することがあります。

特に、服用を毎日決まった時間に行うことが重要です。

もし服用を忘れた場合は、早めに指示に従って補填し、追加の避妊策(コンドームなど)を併用することをお勧めします。

超低用量ピルは、ホルモン量が少ないため、副作用が少なくて済むというメリットがあります。

低用量ピルを試して副作用が気になる方にとっては、超低用量ピルがより適していることもあります。

ピルの次のシートをもらうタイミングはいつ?

ピルを服用している場合、次のシートを手に入れるタイミングは、現在のシートが終わる前に準備することが重要です。

通常、ピルは1シートで21日分か28日分がセットになっています。

もし新しいシートが手に入らないと、服用が中断され、その結果、避妊効果が失われてしまう可能性があります。

服用中に次のシートが手に入らない場合でも、すぐに医師に相談したり、オンライン診療を利用することで、迅速に次のシートを入手することができます。

服用を中断せずに続けることが、避妊効果を維持するためには欠かせません。

ピルを生理じゃない時に飲み始めると生理不順になる?

ピルを始めるタイミングとして、一般的には生理開始から服用を開始することが推奨されています。

これは、月経周期を調整し、ホルモンの働きをスムーズにするためです。

しかし、必ずしも生理が来ている時に始める必要はありません。

生理じゃない時に飲み始めても、避妊効果は得られますが、服用を始めた最初の数ヶ月は、生理不順や軽い出血があることもあります。

このような出血は通常、体がホルモンに慣れていく過程で起こるものであり、数ヶ月内に安定することが多いです。

ただし、出血が続いたり、不安な場合は、早めに医師に相談して対処することをお勧めします。

ピルのクイックスタートとは?

ピルのクイックスタートは、生理開始前にピルを服用し始める方法です。

これは、急いで避妊効果を得たい場合に利用されます。

クイックスタートを始めると、服用から7日間は追加の避妊策(コンドームなど)を併用する必要があります。

ピルの服用を始めるタイミングとして、生理が来ていなくても、ホルモンの調整が行われ、避妊効果を得ることができます。

この方法は、急な避妊が必要な場合に便利で、特に旅行などで生理が始まるタイミングが予測できない場合にも活用できます。

ただし、クイックスタートを行う際には医師に相談し、適切な方法で服用を開始することが大切です。

ピルは、避妊をしっかりと行うための効果的な手段ですが、正しい使用方法を守ることが非常に重要です。

服用を忘れずに毎日決まった時間に飲み、服用開始のタイミングやクイックスタートについても理解しておくと安心です。

もし不安や疑問があれば、医師に相談しながら進めることをお勧めします。

また、ピルを服用している期間に生理不順や異常を感じた場合は、速やかに医師に相談して適切な対応を受けましょう。

まとめ

低用量ピルは、避妊効果が高く、正しく服用すれば99%以上の確率で避妊ができますが、その効果を最大限に活用するためには、正しいタイミングで服用を始めることが大切です。

特に、低用量ピルを飲み始めるタイミングには注意が必要です。

一般的には、生理開始から服用を始めることが推奨されていますが、生理じゃない時に飲み始めても避妊効果は得られます

ただし、最初の7日間は追加の避妊策を取ることが推奨されます。

また、低用量ピルにはクイックスタートという方法もあり、これは生理前でも服用を開始でき、早期に避妊効果を得ることができますが、この場合も最初の7日間はコンドームなどの追加避妊策を併用する必要があります。

低用量ピルを始めたばかりの頃には、不安定な出血や生理不順が起こることがありますが、通常は数ヶ月以内に安定します。

服用を忘れず、毎日同じ時間に飲むことが、避妊効果を保つための鍵となります。

服用を続けることで、避妊効果は確実に得られますが、もし服用に不安がある場合は、医師に相談することをおすすめします。

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