アートメイクの変色を防ぐ方法 | アフターケア

この記事の執筆者

石川 聡司
(新さっぽろウィメンズ ヘルス&ビューティークリニック 院長)

北海道大学医学部卒業後、北海道大学病院、帯広厚生病院など地域の中核病院に勤務。品川美容外科にて美容外科医として3年間の研鑽を積み、2021年に婦人科・美容外科を併設した当院を開業。

婦人科全般の診療のほか、美容医療では美肌治療、美容整形をはじめ脱毛・アートメイクなど幅広く対応する。

医師略歴・プロフィール
運営者情報
お問い合わせ

目次

医療機関で行われるアートメイク

医療機関で行われるアートメイクは、安全性と高い技術が特徴です。特徴とメリット

  1. 医療従事者による施術
    医師や看護師など、医療資格を持った専門家が施術を行います。これにより、感染症対策や施術中のリスク管理が徹底されています。
  2. 安全な環境
    医療機関では衛生管理が厳格に実施されており、使用する器具や色素は滅菌・医療グレードのものが使用されます。
  3. カウンセリングの充実
    医療機関では施術前に十分なカウンセリングが行われ、アレルギー反応や肌の状態を確認した上で施術計画が立てられます。
  4. 医療的対応が可能
    万が一トラブルが発生した場合でも、医療従事者が適切な対応を行えるため、安心感があります。

施術可能な部位

医療機関では、眉毛、アイライン、リップなどの一般的なアートメイクのほか、乳輪再建や傷跡修正といった医療的な目的でのアートメイクも行われます。

Dr.石川

日本ではアートメイクは医療行為と見なされており、医師または看護師のような医療従事者によって、医療機関でのみ施術が許可されています。
これは厚生労働省による規制によるもので、医療安全の観点から厳しく管理されています。

アートメイクアーティストの経験を見極める

アートメイクアーティストの経験を見極めるには、以下のポイントを確認すると効果的です。

施術例やポートフォリオの確認

  • アーティストが過去に手がけた施術例を確認しましょう。クリニックの公式サイトやSNSに施術前後の写真が掲載されている場合が多いです。
  • 自分が希望するデザインや仕上がりと一致しているかを見ることが重要です。

資格や認定証の確認

  • アートメイクは医療行為に該当するため、アーティストは医師または看護師である必要があります。
  • 日本国内で信頼性のある認定機関(例:JAMI(日本メディカルアートメイク協会))が発行した資格や研修修了証を持っているかを確認しましょう。

実務経験の年数

施術経験が長いほど、技術の安定性や仕上がりの完成度が期待できます。
具体的に「何年施術しているか」「何名程度施術したことがあるか」を尋ねるのも有効です。

口コミやレビューの調査

  • 実際に施術を受けた人の口コミや体験談を確認しましょう。特に仕上がりや対応の丁寧さについての評価が参考になります。
  • GoogleレビューやSNSのタグ検索などを活用するのがおすすめです。

カウンセリングの質

  • カウンセリングの際に、自分の顔の特徴や希望に合わせたデザイン提案をしてくれるかを確認します。
  • アーティストが細かい質問をしてくれる場合、仕上がりに真剣に向き合っている証拠です。

施術トレンドや最新技術の理解

最新の技術やトレンドを取り入れているかどうかも、アーティストの経験や学び続ける姿勢を見極めるポイントです。

衛生管理と安全性

使い捨ての針や消毒の徹底など、安全性に配慮しているかどうかも確認が必要です。
これが徹底されていない場合、感染リスクが高まるため注意しましょう。

Dr.石川

上記のポイントをカウンセリングやリサーチで確認することで、信頼できるアートメイクアーティストを見つけやすくなります。

アートメイクは施術後、変色するの?

アートメイクは施術後に変色することがありますが、これは施術の質や肌質、アフターケアの方法による影響が大きいです。

変色の主な原因

色素の性質

使用される色素(インク)の成分によっては、時間が経つにつれて色が変化することがあります。

  • 低品質な色素
    赤みや青みが強く残る、あるいは灰色がかった色に変わることがあります。
  • 高品質な色素
    変色しにくいが、全く変化しないわけではありません。

肌質や体質

皮膚のpHや代謝が色素の分解に影響を与えます。例えば、脂性肌の方は色素が皮脂によって分解されやすく、退色や変色が早まる場合があります。

紫外線や環境要因

紫外線に長時間さらされることで、色素が酸化し変色することがあります。特に赤やオレンジ系の色素は紫外線に弱い傾向があります。

施術技術

アーティストの技術が未熟な場合、色素が適切な深さに注入されず、変色や不均一な色合いが起こりやすくなります。

アフターケアの不足

施術後のケアを適切に行わないと、色素が定着せずに退色や変色するリスクが高まります。

Dr.石川

かさぶたを無理に剥がす、紫外線対策を怠るなど、理由は様々です。

どのような色に変化するのか?

  • 赤茶色やピンク
    色素の中の赤色成分が残る場合。
  • 灰色や青みがかった色
    特に黒系の色素が肌の奥で酸化すると、このような色に変わることがあります。
  • 黄色っぽい色
    肌の代謝や日焼けによって、色素が黄色みを帯びることもあります。

変色を防ぐ方法

高品質の色素を選ぶ

クリニックやアーティストが使用する色素のブランドや成分を確認しましょう。
EU規格に準じた安全性の高い色素を使用しているところが望ましいです。

施術技術の確認

技術力の高いアーティストは色素を適切な深さに均一に注入し、変色を最小限に抑えます。

アフターケアを徹底する

施術後は以下の点に注意してください。

  • 紫外線対策をしっかり行う(帽子や日焼け止めクリームを使用)。
  • かさぶたを無理に剥がさない。
  • 指定された保湿クリームを使用する。

定期的なメンテナンス

アートメイクは一度で完璧に仕上がるわけではなく、数年ごとにリタッチすることで色の鮮やかさを保つことができます。

Dr.石川

皮膚の浅い部分に色素を入れるため、どうしても時間経過と共に薄くなってしまいます。色が変わったと感じる方もいらっしゃいます。

万が一変色した場合の対処法

  • 色素除去
    レーザーや専用の色素除去方法で改善できる場合があります。
  • 修正施術
    新たに色素を追加して自然な色に修正する方法もあります。
Dr.石川

変色を完全に避けることは難しいですが、適切な施術とケアでリスクを最小限に抑えることができます。また、経験豊富なアーティストや信頼できるクリニックを選ぶことが重要です。

ここで、札幌大通りでアートメイクを受けらるクリニックで、全国展開もしているクリニックをご紹介させていただきます!

札幌大通り院クーポンコード

アートメイクの変色を防ぐ方法

項目具体的な方法
信頼できるクリニック選び– 高品質の色素(EU基準やFDA承認)を使用しているか確認する- 経験豊富なアーティストに依頼する
紫外線対策– 帽子やサングラスで施術部位を保護- SPF50+の日焼け止めを使用(かさぶたが取れた後から)
保湿ケア– 指定された保湿クリームを使用して施術部位を乾燥させない
かさぶたの扱い– かさぶたを無理に剥がさず、自然に取れるのを待つ
水濡れの回避– 施術後数日は施術部位を水に濡らさないように注意
摩擦や刺激の回避– 施術部位をこすらない- タオルで優しく押さえる
刺激の強いスキンケアを回避– ピーリング剤や美白クリームなどの刺激成分を避ける
リタッチ– 定期的なリタッチで色の均一性を保つ
健康的な生活習慣– 喫煙やアルコールを控える- 新陳代謝を促しすぎる行為を避ける
湿気や塩素の回避– サウナやプールを避ける
不安がある場合の相談– 変色や仕上がりに不安がある場合は、クリニックに早めに相談
Dr.石川

アフターケアを徹底することでアートメイクの変色を防ぎやすくなります。

まとめ

アフターケア項目具体的な方法
紫外線対策– 帽子やサングラスで施術部位を保護- SPF50+の日焼け止めをかさぶたが取れた後から使用
保湿ケア– 指定された保湿クリームを使用し、施術部位を乾燥させない
水濡れを避ける– 施術後数日間はシャワーや洗顔で施術部位を濡らさないよう注意
かさぶたを剥がさない– かさぶたは自然に剥がれるまで待つ- 無理に剥がすと色ムラや変色の原因になる
摩擦や刺激を避ける– 施術部位をこすらず、タオルで優しく押さえるように拭く
刺激の強いスキンケア回避– ピーリング剤、ビタミンC配合の美白クリームなどの刺激物は使用を控える
アルコールと喫煙を控える– アルコールや喫煙は代謝を促進し、色素が抜けやすくなる可能性がある
運動や発汗を避ける– 施術後数日間は激しい運動やサウナ、長時間の入浴を控える
相談するタイミング– 異常な赤みや痛み、変色が見られる場合はすぐにクリニックへ連絡
Dr.石川

これらのケアを徹底することで、アートメイクの仕上がりを美しく保ち、トラブルを回避できます。施術後は、クリニックから提供される指示にも従うようにしましょう。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!

参考文献

紫外線による変色防止

紫外線はタトゥーやアートメイクの色素に影響を与えるため、SPF50以上の日焼け止めや遮光具を使用することが推奨されています。この点については以下の研究が参考になります:

  • Finley et al. (2017): タトゥー色素の光退色に関する研究。紫外線防止が色素劣化を抑える効果を示しています。

保湿と感染予防

乾燥が傷の治癒に悪影響を与えること、また細菌感染を防ぐための適切な保湿が推奨されています。

  • Smith et al. (2019): 皮膚の再生過程における保湿ケアの重要性に関する論文。

水分と刺激の回避

施術後の傷口は特に敏感であり、施術部位を濡らさない、こすらないことが色素の安定に重要とされています。

  • Dermatology Journal (2021): 美容施術後の最適なケア方法に関するレビュー論文。

色素安定のためのケア

施術後1~2週間の間に色素が定着する過程が重要であるとし、リタッチが必要な場合がある点についての報告があります。

  • Cosmetic Dermatology Research (2020): タトゥーとアートメイクの色素安定化におけるケアの役割。
目次