糸リフトなら切らずに小顔になれる!
理想の輪郭だけでなく、美肌効果も得られるエイジングケア。
糸リフト(スレッドリフト)とは
糸リフト(スレッドリフト)とは、特殊な医療用の糸を皮下組織に挿入し、お肌を内側から引き上げる施術です。
たるみ・シワの改善やフェイスラインの引き締め効果などが狙えます。
外科的手術に分類されるものの、メスを使用せず切らない施術のため、リスクやダウンタイムが比較的小さいのが特徴です。
使用する糸の種類は豊富で、日本では体内で溶ける特殊な糸を用いるのが一般的ですが、溶けない糸を使用する医療機関もあります。
施術後の患者様の満足度も高く、顔の若返りや小顔形成として、幅広い世代の方から人気を得ている施術です。
糸リフト3つの効果
スレッドリフトは、顔や首のたるみを改善するための非外科的美容施術であり、特にほうれい線やたるみの改善に優れた効果を発揮します。
この施術は、特殊な医療用の糸を皮下組織に挿入し、物理的に皮膚を引き上げることで、即座にリフトアップ効果を得ることができます。
また、糸が皮膚内部に挿入されることでコラーゲンやエラスチンの生成を促進し、肌の弾力やハリを取り戻す手助けをします。
ほうれい線の改善
ほうれい線は、鼻の横から口角にかけてできる深いシワで、多くの人が年齢とともに気にする悩みの一つです。
スレッドリフトでは、糸を皮膚の下に挿入し、ほうれい線周辺の皮膚を引き上げることで、シワを浅くする効果があります。
施術直後からリフトアップ効果が現れ、ほうれい線が目立たなくなります。
また、糸がコラーゲンやエラスチンの生成を促進するため、時間が経つにつれて肌の質感が改善され、ほうれい線の再発を抑える効果も期待できます。
たるみの改善
顔のたるみは、加齢により皮膚や皮下組織が重力に逆らえなくなり、下垂することによって生じます。
スレッドリフトでは、糸を挿入することで皮膚を内側から支え、たるみを引き上げることが可能です。特に頬や顎のライン、首周りのたるみに対して効果的です。
糸が物理的に皮膚を持ち上げるだけでなく、コラーゲンやエラスチンの生成を促進するため、皮膚の弾力やハリが増し、たるみが目立たなくなります。
ダウンタイムとリスク
スレッドリフトは非外科的な施術であるため、従来のフェイスリフトに比べてダウンタイムが少ないのが大きな特徴です。
施術後に多少の腫れや内出血が見られることがありますが、通常は数日から一週間程度で収まります。また、糸は医療用であり、安全性が高いとされていますが、感染や糸の露出といったリスクも存在します。
これらのリスクを最小限に抑えるためには、経験豊富な医師による施術を受けることが重要です。
糸の種類と施術効果
使用する糸の種類には、体内で溶ける糸(溶解糸)と溶けない糸(非溶解糸)の2種類があります。
溶解糸は、一定期間後に体内で分解され、コラーゲン生成を促進し続けることで、持続的なリフトアップ効果を得ることができます。
一方、非溶解糸は長期間にわたって物理的に皮膚を支える効果があり、より長持ちするリフトアップ効果を期待できます。
施術前には、自分の肌の状態や希望する効果に応じて、医師と相談しながら最適な糸を選ぶことが大切です。
スレッドリフトは、フェイスラインをシャープにし、小顔効果を得るための施術として注目されています。
特殊な医療用の糸を皮下に挿入し、皮膚を内側から引き上げることで、顔の輪郭を整え、たるみを効果的に解消します。
施術後すぐにリフトアップ効果が現れ、フェイスラインが引き締まるため、自然な小顔効果を実感できます。
また、糸がコラーゲン生成を促進することで、時間が経つにつれて肌のハリや弾力が増し、フェイスラインがさらに引き締まるため、長期的な小顔効果が期待できます。
この施術は、特に頬や顎のラインに効果的です。
年齢とともに重力に逆らえなくなった皮膚や皮下組織を内側から支え、引き上げることで、顔全体のバランスを整えることができます。
フェイスラインがシャープになることで、顔の輪郭がより鮮明になり、若々しい印象を与えます。
フェイスラインのシャープさと小顔効果を追求するためには、スレッドリフト施術後のケアも重要です。
施術後は、過度な表情の動きを避けることや、糸が安定するまでの間、定期的に医師の診察を受けることが推奨されます。
また、コラーゲン生成を促進するために、栄養バランスの良い食事や適度な運動を心がけることも効果的です。
スレッドリフトは、フェイスラインをシャープにし、小顔効果を得るための効果的な手段です。
適切な施術とアフターケアを行うことで、自然な若返り効果を長期間にわたって実感することができます。
信頼できる医師やクリニックを選び、自分の希望や肌の状態に合わせた施術を受けることで、満足のいく結果を得ることができるでしょう。
スレッドリフトは、ハリやツヤなどの肌質改善に対しても優れた効果を発揮します。
特殊な医療用の糸を皮下に挿入することで、物理的に皮膚を引き上げるだけでなく、コラーゲンやエラスチンの生成を促進するため、肌の質感が大幅に向上します。これにより、施術後の肌は、より若々しく健康的な輝きを取り戻します。
コラーゲンは肌の弾力やハリを維持するために不可欠な成分であり、スレッドリフトによって刺激されることで、内側からの再生力が高まります。
エラスチンもコラーゲン同様、肌の弾力やハリを維持するために不可欠な成分ですが、コラーゲンと同様に加齢とともに減少します。20代から30代で生成速度が徐々にし始め、40代以降で低下が顕著になります。
施術後、糸が皮下に挿入されると、その異物刺激により皮膚の再生プロセスが活性化されます。
このプロセスには、コラーゲンやエラスチンといった肌の主要構成要素の生成が含まれており、これが肌の弾力性やハリを改善する主要なメカニズムとなります。
特に、年齢とともに失われるこれらの成分が再生成されることで、肌の構造が強化され、たるみが改善されるだけでなく、全体的な肌質も向上します。
また、スレッドリフトによって引き上げられた皮膚は、血行が良くなることで栄養素の供給が促進されます。
これにより、肌の新陳代謝が活発になり、細胞の再生速度が上がります。
結果として、肌の表面が滑らかになり、ツヤが増し、健康的な輝きを放つようになります。
肌の透明感が向上することで、くすみが減少し、明るくクリアな肌を実現します。
施術後のケアも、肌質改善の効果を最大限に引き出すために重要です。
適切な保湿と栄養補給を行うことで、皮膚の再生プロセスをサポートし、施術によって生成されたコラーゲンやエラスチンの効果を長持ちさせることができます。
また、紫外線対策を徹底することで、施術後のデリケートな肌を保護し、ダメージを防ぐことが重要です。
これにより、施術の効果を最大限に維持し、長期的な肌質改善を実現することができます。
スレッドリフトの効果は個人差がありますが、多くの患者が施術後数週間から数ヶ月で肌の変化を実感しています。
特に、肌のハリや弾力が増し、ツヤが戻ることで、自信を持って日常生活を送ることができるようになります。
また、施術の効果は持続的であり、定期的な施術を行うことで、長期的な肌質改善を図ることが可能です。
さらに、スレッドリフトは他の美容施術と併用することで、相乗効果を得ることも可能です。
例えば、レーザー治療やピーリングなどの施術と組み合わせることで、肌のターンオーバーをさらに促進し、より顕著な肌質改善を実現することができます。
また、ヒアルロン酸注入やボトックスなどの施術と組み合わせることで、全体的な若返り効果を高めることができます。
総じて、スレッドリフトはハリやツヤなどの肌質改善に対して非常に効果的な施術です。
適切な施術とアフターケアを行うことで、内側からの再生力を高め、自然な若返り効果を実感することができます。
信頼できる医師やクリニックを選び、自分の肌の状態や希望に応じた施術を受けることで、満足のいく結果を得ることができるでしょう。
糸リフトのやり方|施術方法
カウンセリングで伺った患者様のご希望に沿って、医師がデザインを施し、どこの部位からどのように施術するのか、目星をつけるマーキングを行います。
局所麻酔に加え、笑気麻酔、静脈麻酔など、患者様のご希望に合わせ、適切な麻酔を実施します。
麻酔の効きを確認後、糸リフト専用の針をマーキングに沿って刺入し、専用の医療用糸を挿入します。
皮膚を押さえながら針を引き抜き、挿入した糸を調整します。
上記のやり方は、一般的な糸リフト(スレッドリフト)の施術方法であり、非常に簡易化してご説明しています。
スレッドリフトの持続時間と種類
スレッドリフトの持続時間は、使用する糸の種類や個々の体質、施術の方法によって異なります。
以下に、代表的なスレッドリフトの種類とその持続時間を分かりやすく示す表を提供し、それぞれの特徴と持続効果について詳しく説明します。
糸の種類 | 説明 | 持続時間 | 特徴 |
---|---|---|---|
溶解糸(PDO糸) | 体内で自然に分解される糸。最も一般的に使用される。 | 約6ヶ月〜1年 | リフトアップ効果がすぐに現れ、コラーゲン生成を促進。施術後のダウンタイムが少なく、比較的安全。 |
溶解糸(PLLA糸) | ポリ-L-乳酸を使用した糸。体内で徐々に分解される。 | 約1年〜1年半 | コラーゲン生成を強力に促進し、より長期間のリフトアップ効果を実感できる。 |
溶解糸(PCL糸) | ポリカプロラクトンを使用した糸。体内でゆっくり分解される。 | 約1年半〜2年 | 持続時間が最も長く、強力なリフトアップ効果を提供。 |
非溶解糸(永久糸) | 体内で分解せずに残る糸。 | 約2年〜3年 | 持続力が非常に高いが、施術後のケアが重要。糸が体内に残るため、適切な管理が必要。 |
各スレッドリフトの持続時間と特徴
溶解糸(PDO糸)
PDO(ポリジオキサノン)糸は、体内で自然に分解されるため、安全性が高いとされています。
この糸は、リフトアップ効果が施術直後から現れ、約6ヶ月〜1年の間、効果を持続します。
PDO糸の特徴としては、施術後のダウンタイムが少なく、比較的痛みや腫れが軽減される点があります。コラーゲン生成を促進し、肌のハリや弾力が改善されるため、若々しい印象を得ることができます。
溶解糸(PLLA糸)
PLLA(ポリ-L-乳酸)糸は、体内で徐々に分解され、約1年〜1年半の間、リフトアップ効果を持続します。
この糸は、コラーゲン生成を強力に促進するため、リフトアップ効果が長期間持続します。
PLLA糸を使用することで、肌の弾力やハリが改善され、全体的な肌の質感も向上します。
PDO糸と比較して、効果が持続する期間が長く、より顕著な改善が見られます。
溶解糸(PCL糸)
PCL(ポリカプロラクトン)糸は、体内で非常にゆっくりと分解され、約1年半〜2年の間、リフトアップ効果が持続します。
この糸は、持続時間が最も長く、強力なリフトアップ効果を提供するため、長期間にわたって若々しい印象を保つことができます。
PCL糸は、コラーゲン生成の促進が強力であり、肌の弾力やハリの改善に非常に効果的です。
非溶解糸(永久糸)
非溶解糸は、体内で分解されずに残るため、持続力が非常に高く、約2年〜3年の間、リフトアップ効果を持続します。
ただし、糸が体内に残るため、施術後のケアが重要です。
適切なアフターケアと定期的な診察を受けることが推奨されます。永久糸は、強力なリフトアップ効果を提供しますが、リスクや管理が重要となります。
スレッドリフトの持続時間は、使用する糸の種類によって大きく異なります。
PDO糸は約6ヶ月〜1年、PLLA糸は約1年〜1年半、PCL糸は約1年半〜2年、永久糸は約2年〜3年と、持続時間が異なります。
各糸の選択は、個々の希望や肌の状態、ライフスタイルに合わせて決定することが重要です。
施術前に専門医と相談し、自分に最適なスレッドリフトを選ぶことで、最も効果的な結果を得ることができるでしょう。
参考文献
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- 内容: 中顔面の若返りにおける吸収性糸サスペンションシステムの安全性と有効性についての2年間の追跡研究。
- “Thread lifting for facial rejuvenation: Assessment of long-term results and patient satisfaction”
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- 内容: フェイシャルリジュビネーションのためのスレッドリフトの長期結果と患者満足度の評価。
- “A novel approach to face and neck lifting using thread sutures: A 2-year follow-up study”
- 著者: de Benito J, Pizzamiglio R, Theodorou D
- 出典: Aesthetic Plastic Surgery, 2018
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- 内容: スレッド縫合を使用した顔と首のリフティングに対する新しいアプローチの2年間の追跡研究。