マンジャロの注射針は非常に細く短く作られており、痛みが極力最小限にとどまるように配慮されています。
それでも中には痛みに慣れない方や弱い方、敏感な方は痛いと感じてしまうこともあるようです。
今回はマンジャロ皮下注の「痛み」について解説をしていきます。
マンジャロを使用する中で痛みが出てしまったり、強くなるような原因はあるのでしょうか?
また、マンジャロ皮下注の正しい打ち方と痛みを和らげる方法についてもお教えします。
この記事を参考に、正しく快適にマンジャロを使用してくださいね。
マンジャロの皮下注射による副作用や失敗例
マンジャロに使われる注射器「アテオス」は一般的な注射針よりもかなり細く短く設計されています。
そのため注射時の痛みは最小限に抑えられています。
針の太さは0.23㎜と、シャーペンの芯より細いことが分かります。
長さも4㎜しかないので、画鋲よりも短いです。
そのため、「ほとんど痛みを感じなかった」という声も多く聞かれます。
しかし痛みの感じ方には個人差があるため、痛みを感じるという人もいます。
また自己注射を行う上で、誤った手技や不適切な管理が原因で痛みが強まってしまうということもあります。
マンジャロの皮下注射の失敗例および副作用について、確認をしていきましょう。
- 脂肪の少ない場所や神経の多い場所に打つと痛い
- 毎回同じ場所に打つと炎症や硬結のリスク
- 針を途中で抜いてしまう
脂肪の少ない場所や神経の多い場所に打つと痛い
マンジャロの皮下注射の際、脂肪の少ない場所や神経が集中している場所に注射をすると、痛みが強まってしまう傾向にあります。
これはマンジャロの注射だけでなく、皮下注射全般において見られる現象です。
なぜ脂肪の少ない場所で注射をすると痛みが強くなるのでしょうか?
その理由として脂肪が少ない場所では、皮膚のすぐ下に骨や筋肉があるからなのです。
脂肪の少ない場に注射をすると、針がすぐに骨や筋肉に当たる可能性が非常に高くなります。
針が骨・筋肉に当たると、強い痛みや不快感を生じやすなります。
すね、肘、手の甲、肋骨まわり、膝小僧といった部位は体の中でも特に脂肪が少ない場所です。
上記の部位には、注射は絶対に行わないようにしましょう。
また誤った場所を選択すると、注射針が神経に当たるというリスクも生じてしまうのです。
針が神経に当たると、痺れるような激しい痛みを伴います。
神経に触れた場合、痛みが一時的に収まる場合とそうでない場合もあるので注意が必要です。
まれに針が神経を傷つけてしまった場合、痛みが継続したり、違和感や最悪麻痺が残るという危険性も。
そのため、注射部位の選定は決して適当に行ってはいけません。
体の中には非常に多くの神経が張り巡らされています。
以下の部位は特に神経が多く集中しているため、絶対に注射はしないようにしてください。
【注射NG部位】
- 関節の周り
- 血管が浮き出ている場所など
毎回同じ場所に打つと炎症や硬結のリスク
注射を毎回同じ部位に打つ行為も、痛み増減に関与する大きな因子となります。
毎回同じ場所に注射し続けると、皮膚が炎症を起こしたり、固くなってしまう危険性が高くなるからです。
皮膚の炎症は通常軽度で、一時的なものとしてですぐに収まることがほとんどです。
しかしその部位を繰り返し注射していくことで、徐々に皮膚へダメージを与えてしまうのです。
皮膚は次第に厚くなり、硬く、黒く変化していきます。
皮膚が固くなってしまうことを硬結(こうけつ)と呼びます。
皮膚の硬結は同じ個所に刺激を与え続け、炎症が起こることが原因で起こります。
場合によってはしこりが残るという人も少なくありません。
硬結した場所は注射をすると痛みを感じやすいため、注射部位にはおすすめできません。
それだけではありません。
硬結してしまった皮膚は薬液の吸収が悪くなるため、注射の効果が得られなくなるというリスクも生じてしまいます。
毎回位置を変えて注射を打つことは、皮膚トラブルや痛みの軽減対策だけではありません。
薬の効果を十分に得るためにも、とても重要なポイントとなります。
針を途中で抜いてしまう
他にもマンジャロの失敗例でよくある例としては、針を途中で抜いてしまうことが挙げられます。
特にアテオスの終了タイミングを間違えてしまった場合に、針がずれたり途中で抜けるということがあります。
また不安定な部位に注射し、抑えきれなかった場合など。
これらは、針が抜けてしまう原因でよくあるケースとして挙げられます。
マンジャロの注射器「アテオス」では、正しい操作を行わないと失敗してしまいます。
注射の際には、ボタンを押してから終了までしばらく注射器を動かさなようにしなければなりません。
アテオスのボタンの「カチッ」という音がポイントです。
アテオスの手技では、注射時以下のように行う指示がアナウンスされています。
この2回目の「カチッ」の音がとても大切で、この音が注射完了の合図となります。
つまり2回目の音を確認する前に針を動かしたり、抜いたりすると注射の途中で針を抜いてしまうことになります。
注射途中で針が抜けることは、液漏れやダイエットへの効果が反映されにくくなるなどの原因につながります。
また上手く脂肪内に吸収できず、皮膚近くの浅い部位に液漏れしてしまうと痛みが強まることも。
そのため、終了のタイミングを間違えないよう、2回目の音によく耳を傾けて実施することが大切です。
マンジャロ皮下注の正しい打ち方と痛みを和らげる方法
マンジャロの注射針は、痛みが出にくいよう配慮がされています。
しかし、痛みの感じ方は人それぞれです。
正しく注射を行い、かつ痛みが軽減される工夫やコツを以下にご紹介します。
マンジャロの注射の痛みに慣れないとお悩みの方は、ぜひ参考してみてください。
- 打つ場所は毎回変える
- 脂肪が多い場所に打つ
- へそ周囲は避ける
- 注射前に冷やすのも効果的
打つ場所は毎回変える
マンジャロを打つ際は毎回同じ場所ではなく、少しずつずらして注射をしましょう。
そうすることで皮膚への負担を分散でき、痛みを軽減できる効果も生まれます。
先述のように、同じ個所ばかりに注射を打っていると皮膚が硬結しやすくなります。
毎回の注射部位の変更は、硬結予防のマストといえる対策方法なのです。
注射部位をいくつか決めておき、ローテーションを組んでそれぞれ順番に打っていくといった方法も硬結予防として大変有効です。
ぜひ試してみてください。
脂肪が多い場所に打つ
他にも、マンジャロの皮下注の痛みをなるべく少なく抑えることができる方法があります。
それはなるべく脂肪が多い場所に注射をすることです。
【マンジャロ注射におすすめの部位3つ】
- お腹
- 太もも
- 二の腕
体の脂肪が多い場所は、神経の走行がが少なく痛みが感じられにくい部位なのです。
脇腹、太ももの前面、二の腕外側などは脂肪分が多く痛み出にくい場所と言われています。

特に、お腹や太ももは面積も広く打ちやすい場所。
ご自身で注射をする場合の、注射場所の選定に。大変おすすめです。
お腹も太ももも、左右上下とパーツ部位をいくつかに分けることもできます。
注射部位を分散できるという点からも、注射部位の選定には優れたポイントといえるでしょう。
ただし、注射部位に強い痛みや、腫れ、赤み、熱感、膿が出るなどの皮膚異常が見られた場合は注射はしないでください。
感染症や皮膚疾患を起こしている可能性もありますので、速やかに医師に相談をしましょう。
へそ周囲は避ける
おへその周りは脂肪が多く柔らかい部分のため、マンジャロの注射場所として問題なさそうに感じませんか?
意外に思うかもしれませんが、へそまわりはマンジャロの注射には不適な場所です。
へそまわりの脂肪層は案外薄いのです。
また神経も集中している場所のため、注射針が刺さった際に痛みを強く感じやすい場所でもあります。
そのため、マンジャロを使用する場所としておすすめはできません。
またへそ回りは線維組織という組織が多く、薬剤の吸収量が不安定になりやすい部位となっています。
マンジャロの吸収が正しく行われなければ、ダイエット効果にも反映されにくくなってしまいます。
以上の理由から、おへその回り5㎝周囲は注射を避けて実施するべきです。
注射前に冷やすのも効果的
注射の直前に打つ箇所を冷やすのも、痛みを軽減できるおすすめの方法です。
効果も得られやすく簡単にできる痛み軽減対策ですので、ぜひ試してみてください。
氷や保冷剤などをタオルでくるんでから冷やしましょう。
注射する部位を冷やすことで、皮膚の感覚が鈍くなり注射の痛みを軽減することができます。
ただし、冷やしすぎは禁物です。
凍傷、しもやけといった皮膚トラブルの危険性につながりますので、冷やす時間は数十秒以内としてください。
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マンジャロ皮下注に関するよくある質問
最後にマンジャロの皮下注射に関するよくある質問について、お答えします。