月経移動(中容量ピル)
中容量ピルを数日間内服していただくことで生理の時期をコントロールすることができます。温泉旅行や海外旅行、結婚式や試合、修学旅行や大切な試験などの予定がある方は、ぜひご相談ください。
生理を早めたい場合は、生理後1週間以内に受診してください。生理を遅らせたい場合は、生理予定の1週間前までに受診してください。
ピルの服用によって人為的に移動された月経も、自然に発生した月経も特に違いはありません。薬で月経を移動したとしても、その次の月経は普段通りに来るので特に問題はありません。
月経移動の料金
税込 2,500円
月経を早めたい場合
月経開始後2~3日目より、生理を避けたい日程の10日前まで服用します。ピル内服終了後の2~4日目から出血が始まります。約14日間服用することで、月経予定を7~10日間早めることができます。月経を早めたい方は、できるだけ早く受診してください。
(メリット)
月経を避けたい時期に薬を飲まなくて済みます。
(デメリット)
低用量ピルの場合、薬の内服期間中に少量の出血が持続する可能性があります。
月経を遅らせたい場合
予定生理の4~5日前から、月経を遅らせたい日程の最終日まで内服します。服用を止めて2~4日後に出血が始まります。1~2日後にくる予定の生理を遅らせることはできませんし、3週間以上遅らせることも無理がありますが、より確実な方法といえるでしょう。この方法では排卵日以降にピルを内服するので、妊娠の可能性が無いことが条件になります。
(メリット)
正しく服用すればほぼ確実に月経を遅らせることができます。
(デメリット)
ピル内服による副作用が出た場合には、旅行日程や試験日が逆に辛くなる場合もあります。
普段から低用量ピルを内服している方は、月経を遅らせたい日程まで薬を継続して内服すると、次の月経に確実にずらすことができます。予定が分かり次第、早めの受診をお勧めします。
月経移動の注意点
・ 月経移動の方法としては生理を早める方法と遅らせる方法があります。
・ 直前になりますと変更が難しくなりますので、生理を早めたい場合は、生理後1週間以内に受診してください。生理を遅らせたい場合は、生理予定の1週間前までに受診してください。
・ 月経移動ピル(中容量ピル)の処方は、医師による診察が必要です。
・ 月経移動ピル(中容量ピル)には副作用(吐き気、嘔吐、頭痛、嫌悪感、イライラ、下腹部の痛み、出血)の症状がみられる場合があります。
・ 月経移動ピル(中容量ピル)のみの場合、別途追加費用を頂くことはありません。
(初診料、再診料、診察料、カウンセリング料など)
・ 当院では月経移動ピル(中容量ピル)の処方は、お会計時に院内にてお渡ししております。
・ 50歳以上の方の月経移動は行っておりません。