[aisatu morning=”おはようございます。” noon=”こんにちは。” evening=”こんばんは。”]新さっぽろウィメンズ ヘルス&ビューティークリニック院長の石川です。
「二重整形にはどのような種類があるの?」
「自分に似合う二重の形は?」
「どの病院を選べばよいかわからない……」
そんな疑問や不安を抱えている方のために、今回は二重整形を受ける前に身につけておくべき知識をまとめました。
二重整形の種類や値段・病院選びのポイントを詳しく解説していきます。ぜひ参考にして、自分に合った施術方法・クリニックを選んでください。
二重整形で目指せる二重の形
二重整形手術では、自分の顔に似合うように形や幅を自由にデザインできます。
人気の形である「末広型」と「平行型」の特徴を見ていきましょう。
末広型
もともとの奥二重の幅を広げて、よりぱっちりとした印象の目元に仕上げることも可能
目頭部分の二重のラインが蒙古ひだの内側にあり、目尻に向かって幅が広くなっていくのが特徴です。
蒙古ひだがある黄色人種に多く見られ、日本人の約8割がこの二重のタイプだと言われています。
二重幅の広さが狭く、まぶたの脂肪によってほとんど ラインが見えない状態は「奥二重」と呼ばれますが、末広型と構造は同じです。
平行型
外国人のようなはっきりとした顔立ちになりたい方に人気
蒙古ひだがない、もしくは蒙古ひだが小さく、目頭から目尻までほぼ平行に二重のラインが入っているタイプ。
まぶたの皮膚が薄い方のほうが、違和感のない自然な目元に仕上がる傾向があります。
また同じ平行型でも、幅が広いとより華やかな印象になり、幅が狭いと大人っぽくクールな印象に。
二重整形の方法・種類の違い
二重整形の方法には、大きく分けて「埋没法」と「切開法」の2種類があります。
埋没法
医療用の糸でまぶたにヒダをつくり、固定させて二重のラインを形成する方法です。
一箇所を糸で留める1点留めから、2点留め、3点留め、4点留めまであります。
施術の主な副作用・リスク:腫れは2-3日から1週間でほぼ落ち着きます。より自然な感じになるのは1ケ月ほど。術後1-2週間位、内出血により赤紫色になることがあります。元々の骨格・目の形により、自然な範囲での左右差が生じることも。
埋没法は、糸を通す部位によって、「瞼板法(けんばんほう)」と「挙筋法(きょきんほう)」があります。
瞼板法
まぶたの皮膚と瞼板(まぶたのすぐ裏側部分)を、点状に糸で留める方法。ダウンタイムが比較的少なく、デザインが安定しやすい点がメリットです。
また、筋肉を直接引っ張らないため、瞼をあげる筋肉が伸びてしまい、目が開けられない状態である「眼瞼下垂」になるリスクが少なく、まぶたの皮膚のたるみが少ない人に向いています。
挙筋法
目を見開くときに使う筋肉「挙筋」に糸を通し、まぶたを線で持ち上げる方法です。本来の二重に近い構造です。
結んだ糸が角膜に触れないため、目がゴロゴロしたり、角膜や眼球を傷つけたりする心配が少ないですが、「眼瞼下垂」となるリスクがあります。
切開法
まぶたの余分な皮膚を取り除いてから糸で縫合し、二重のラインをつくる方法です。
まぶたが厚い方は、腫れぼったさを解消できる可能性も高いです。
施術の主な副作用・リスク:1週間から1ケ月程度腫れることがあります。より自然な感じになるのは数ケ月ほど。術後1-2週間位、内出血により赤紫色になることがあります。1ケ月から半年程度、赤みが残ることもあります。
切開法には、「全切開法」と「部分切開法」の2種類があり、切開する範囲が異なります。
また、よりくっきりとした二重に近づけるために目の横幅を大きくする「目頭切開」や「目尻切開」もあります。
全切開法
まぶたの端から端まで長く切開して二重をつくります。個人差はありますが、目の幅に合わせて2〜3cmほど切るのが一般的です。
二重のデザインを細かく調整できる点がメリットとなります。また、まぶたの脂肪も同時に除去可能なため、腫れぼったさやたるみの解消も期待できます。
狭い幅から広い幅まで自由度は高いですが、広すぎる幅はいわゆるハム目と言われる眠たそうな目元になる可能性があります。元に戻る心配はほとんどありません。
部分切開法
まぶたの一部を数ミリ〜1.5cm程度切開する方法です。中心部を切開する方法と、まぶたの両端を切開する方法があります。
効果は半永久的で、全切開よりも施術時間が短くダウンタイムも少ない点が特徴と言われています。切開により癒着を形成し埋没法と同じような効果を期待する施術ですが、現在はあまり行われていません。
まぶたの厚みが比較的ない方に向いています。
目頭切開
目頭にある蒙古ひだを切開して、目の幅を横方向に広げます。左右の目頭の距離を近づける手術のため、もともと目頭が離れている方に向いています。
並行型の二重をつくる際に同時に行われるケースも多いです。
施術の主なリスク副作用・リスク:1週間程度腫れることがあります。より自然な感じになるのは1ケ月ほどかかります。術後1-2週間位、内出血により赤紫色になることがあります。1ケ月から半年程度、赤みが残ることがあります。
目尻切開
目尻の皮膚を切開して、目の幅を外側に広げる方法です。もともと左右の目の幅が狭く、目頭切開は向いてないけれど目を大きくしたい方に適しています。
目尻側の白目が見える範囲がひろがるため、ややたれ目に見える効果があります。切除する範囲には限りがあるため、極端は変化はありません。わずかな違いでも印象の変化は見込めるため、目を大きく見せたい場合に行われる事が多いです。
施術の主なリスク副作用・リスク:1週間程度腫れることがあります。より自然な感じになるのは1ケ月ほど。術後1-2週間位、内出血により赤紫色になることがあります。1ケ月から半年程度、赤みが残ることもあります。
埋没と切開、どっちがいい?おすすめの方法は
埋没法と切開法のどちらがいいかは、まぶたの状態や、希望する二重の形・ダウンタイムの長さなどによって異なります。
以下は、それぞれの方法に向いている人の特徴です。
埋没法が向いている人
- 傷が残るのは避けたい人
- 痛みや腫れが少ない手術を希望する人
- まぶたの脂肪や筋肉が少なく、二重のラインが取れにくい人
- つけまつげを付けると二重になる人
- 施術後、元に戻したり形を変えたりする可能性がある人
切開法が向いている人
- まぶたに厚みがあり、二重のラインが取れやすい人
- 埋没法ですぐに糸が取れてしまった人
- よりくっきりとした二重を手に入れたい人
- 二重のラインを細かくデザインしたい人
- 加齢によるまぶたのたるみがある人
使用する糸の違い
- 埋没法
糸がまぶたの皮膚内にずっと残るため、髪の毛よりも細く取れにくい医療用のナイロン糸を使用します。 - 切開法
切開した後に縫合糸で皮膚をつなぎ合わせます。皮膚と瞼板組織の間に癒着を形成し二重を作る方法です。
縫合糸には、時間とともに体内で消失する「吸収性」のものと、体内に留置しても問題のない素材でつくられた「非吸収性」のものがありますが、埋没法には非吸収性の糸を使用します。
非吸収性の糸で縫合した場合は、手術の約1週間後に抜糸が必要です。
片目だけの手術は可能?
「片目だけ一重なのが気になる」「左右の二重の幅が違う」などの理由で、片目だけの手術を希望する方もいるでしょう。
ほとんどのクリニックでは、片目だけの二重整形が可能です。
ただし、片目だけの手術は、両目の手術に比べて高い技術が必要です。
そのため、できるだけ二重整形の症例数が多く、経験豊富なクリニックで手術を受けることをおすすめします。
二重整形の値段相場
二重整形の値段は、手術方法によって変わってきます。埋没法・切開法それぞれの値段相場は以下の通りです。
ただし、クリニックによっても値段は大きく異なり、モニター割引など割引キャンペーンを行っているところもあるため、事前に詳細を確認・比較しておくとよいでしょう。
埋没法の値段平均
埋没法では、糸を留める数によって値段が変わります。数が多くなるほど値段は高くなる傾向がありますが、より強固なラインがつくれます。
<埋没法の値段相場>
1点留め | 3万円〜5万円 |
2点留め | 5万円〜7万円 |
3点留め | 10万円〜20万円 |
4点留め | 15万円〜20万円 |
切開法の値段平均
切開法のほうが埋没法よりも高額となる場合がほとんどですが、半永久的な効果が見込まれます。
<切開法の値段相場>
部分切開 | 20万円〜25万円 |
全切開 | 25万円〜30万円 |
目頭切開 | 10万円〜20万円 |
目尻切開 | 10万円〜20万円 |
二重整形を行う病院選びのポイント
二重整形で後悔しないためには、病院選びも大切です。以下のポイントを押さえて、自分に合う病院を見つけましょう。
- カウンセリングに力を入れている
- アフターフォローが充実している
- 料金が明確である
カウンセリングに力を入れている
何度もシュミレーションを行い、希望の仕上がりのイメージをしっかりと再現してもらえると、納得のいく手術が受けられるでしょう。
また、二重整形の良いところだけでなく、リスクや副作用についても説明があるクリニックは信頼できます。
アフターフォローが充実している
手術をして終わりではなく、術後の検診やトラブルの際の保証など、アフターケアが充実していると安心です。
痛みや腫れが長引くなど気になる症状がある場合に、すぐに相談ができるような体制を整えているかも確認しましょう。
料金が明確である
手術費用が明確に提示されているクリニックを選びましょう。アフターケア代や薬代・再手術の料金なども含めて検討してください。
二重整形でよくある質問
二重整形に関してよくあるQ&Aをまとめました。
- ダウンタイム・腫れはどのくらいありますか?
- 中学生でも手術はできますか?
- 相場より値段が安いクリニックは安全なのでしょうか?
- 二重整形はどのくらいもちますか?
- 術後、傷や跡などで二重整形をしたと分かりますか?
ダウンタイム・腫れはどのくらいありますか?
二重整形の方法によって腫れがでる期間は異なります。ただし、腫れの出方には個人差があります。
とくに切開法では、希望する二重幅やもともとのまぶたの厚さ・体質・医師の技術などによって、ダウンタイムの期間が大きく変わってきます。
長い方だと、半年ほど腫れが続く場合もあるでしょう。
なお、腫れがなくなっても、内出血や赤みが長引くケースもあります。
これらの副作用は時間の経過とともになくなりますので心配はいりませんが、異変を感じた場合は医師に相談してください。
中学生でも手術はできますか?
はい、可能です。美容整形には、基本的に年齢制限はありません。
ただし、クリニックによって方針は異なり、年齢制限を設けているところもありますので、事前に問い合わせて確認しましょう。
相場より値段が安いクリニックは安全なのでしょうか?
値段が安いからといって、安全性が低くなる心配はないでしょう。逆にいうと、高いから高品質とも限りません。
また、自分の希望通りの二重になるよう、丁寧なカウンセリングやシミュレーションを行ってくれるクリニックは安心感があります。
しかし、値段があまりにも安いと、万が一トラブルがあった際の保証がついていなかったり、二重幅の制限があるなどのことがあります。特に大手美容外科などでは安い料金で集患したうえで、実際にはできない、あるいは制限があるなどの説明により、より高い施術をすすめてくる場合もあります。
手術代だけではなく、アフターケアの内容もよく確認したうえで判断してください。
二重整形はどのくらいもちますか?
選択した施術方法により異なります。
切開法の場合、加齢にともない幅が変化したり、ラインが緩んだりする可能性はありますが、元に戻ることはほぼありません。
埋没法の場合は、個人差があり、期間も様々ですが、元に戻る場合があります。
逆に埋没法でも10年たってもそのままの場合もありますのであくまでその時の状態次第となります。
頻繁に目を擦ったり、ゴシゴシとクレンジングをしたりするとまぶたに負担がかかり、元に戻りやすくなるため注意してください。
埋没法が元に戻った場合、糸が切れていることは、ほとんどありません。糸が完全に埋まりこんでしまい、皮膚を引っ張り込めなくなった場合、二重が元に戻る状態となります。
施術を受ける前には、元に戻ってしまった場合、再手術の保証があるかどうかも確認しておきましょう。
術後、傷や跡などで二重整形をしたと分かりますか?
ダウンタイム中は、腫れや傷跡が目立つうえにメイクもできないため、二重整形をしたと勘づかれてしまう可能性はあります。
特に切開法の場合は、傷跡が目立たなくなるまで長い期間を要しますが、徐々に自然な仕上がりになっていきます。
ただし、完全に傷跡がなくなるわけではないので、至近距離で見た場合などに傷がわかることはありえます。
埋没法でも皮膚にポッコリとした糸のふくらみがわかることもあります。