ピルオンライン処方おすすめクリニックまとめ|ネット診療の流れや保険適用・生理移動を解説

インターネット上でのオンライン診断を利用し、ピルを処方してもらう「オンラインピル処方」では、利用者は病院に来院することなく、医師による診察・ピルの処方を受けられます。

一見、とても快適なサービスのように思いますが、オンライン診察やピルの通販購入に不安を感じてしまったり、どの機関やサービスを利用すればいいのか迷ってしまったりする方も多いですよね。

このページでは、オンラインピル処方を行っているクリニックを紹介しています。

また、インターネットでピルを購入し自宅に届くまでの流れかかる費用副作用やデメリットも解説していますので、ピルの通販購入・オンライン購入を検討している方はぜひ参考にしてくださいね。

この記事でわかること
  • オンラインピル購入~自宅に届くまでの流れ
  • 費用はどのくらいかかるのか
  • オンラインピル処方が受けられるクリニック
  • 危険性やデメリット・副作用

正しい情報をお届けするにあたり、本記事では厚生労働省が発行している資料や、日本産科婦人科学会が案内しているピルのガイドライン「低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン」等を参考・引用しています。

この記事の執筆者

石川 聡司 日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医
(新さっぽろウィメンズ ヘルス&ビューティークリニック 院長)

北海道大学医学部卒業後、北海道大学病院、帯広厚生病院など地域の中核病院に勤務。2021年に婦人科・美容外科を併設した当院を開業。

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目次

ピルとは?種類とその効果

「ピル」とは、女性の身体でつくられる卵胞ホルモンと黄体ホルモンを含んだ薬剤です。卵胞ホルモンと黄体ホルモンは「女性ホルモン」と呼ぶこともできます。

Dr.石川

ピルは、主に妊娠を防ぐ「避妊」や、月経痛やPMSなどの生理の症状を軽減する生理日をコントロールするなどの目的で使用されます。

そのほか、卵巣がんや子宮体がんの予防や、肌荒れを改善する効果も期待できます。

ピルの効果

ピル(主に超低用量ピル・低用量ピル)には、避妊や月経困難症以外にもさまざまな副効用があるとされています。代表的な副効用例については次の通りです。

  • 卵巣癌の発生の減少
  • 子宮体癌の発生の減少
  • 月経異常の減少
  • 鉄欠乏性貧血の減少
  • 月経困難症の減少
  • 卵巣貯留嚢胞の減少
  • 子宮外妊娠の減少
  • 骨盤内感染症の発生の減少
  • 良性乳房疾患の発生の減少

参考:経口避妊薬(OC)の有効性についてのとりまとめ(厚生労働省)/ 低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン(改訂版)平成17年 日本産科婦人科学会編

その他にも、ニキビの改善、関節リウマチや大腸がんの発生率の現象など、あらゆる効果が報告として挙げられています。

※副効用とは、薬を投与した際に起こる、本来の効能以外に起こる好ましい効果のことをいいます。

Dr.石川

ピルは避妊のための薬というイメージを持たれている方も少なくないようですが、実際には婦人系の疾患や、日常生活をより快適に過ごすためのサポートに用いられる機会も非常に多くなっています。

ピルの種類

「ピル」と一口にいっても、ピルにはさまざま種類があり、目的や効果がそれぞれ異なります。目的別のピル一覧は下記のとおりです。

種類目的
超低用量ピル
【ULD=Ultra Low Dose(超低用量)】
PMS改善
生理痛改善
ニキビ改善
避妊
低用量ピル
【LD=Low Dose(低用量)】
PMS改善
生理痛改善
ニキビ改善
避妊
月経移動
中容量ピル月経移動
アフターピル緊急避妊
ホルモンの含有量の違いによって目的や効果が異なります

このようにピルには複数の種類があるものの、私たちが普段「ピル」と読んでいるものは、月経困難症や避妊などを目的として処方される「超低用量ピル・低用量ピル」のことを指す場合が多いです。

(本記事では、超低用量ピル・低用量ピルの情報をメインに扱っています。)

ピルは毎日決まった時間に服用します
Dr.石川

通常、超低用量ピル・低用量ピルは21錠、または28錠で1シートになっており、毎日飲み続けることでホルモンバランスをコントロールしていきます。

超低用量ピル・低用量ピルの種類

特徴1双性3双性
第一世代月経の現象、生理痛緩和に優れているルナベルLD/ULD
フリウェルLD/ULD
ジェミーナ21錠/28錠
シンフェーズ
第二世代不正出血が起こりにくく、生理コントロールがしやすいトリキュラー21錠/28錠
ラベルフィーユ21錠/28錠
アンジュ21錠/28錠
第三世代男性ホルモンを軽減できるため、ニキビ治療が得意マーベロン21錠/28錠
ファボワール21錠/28錠
第四世代月経困難症や子宮内膜症治療のために用いられることが多いヤーズ(ドロエチ)
ヤーズフレックス
Dr.石川

どのピルを使用するかは、基本的には医師の診断を受けた上で自分に適切な種類を判断してもらうようにしましょう。

■第〇世代とは

世代は配合されている黄体ホルモンの種類の違いです。

開発された順に1⇒4となり、1⇒4と進むにつれて、アンドロゲン作用が弱くなる特徴を持ちます。

アンドロゲン作用は食欲増進、体重増加、多毛、ニキビと深く関係しています。

■相性(そうせい)とは

相性とは、薬1シート内の女性ホルモンの配合量であらわされています。1相性は21錠または28錠のピル全てに同じ量の女性ホルモンが配合されています。

対して3相性は女性ホルモンの量が3段階に分けられています。3相性は自然なホルモン変動に近い形を再現できるため、身体への負担や副作用が少なくなるとされています。

■21と28はどう違う?

21・28はピル1シートに納まっている薬の錠数の違いです。

通常、ピルを処方する際には21日間服用⇒7日間休み⇒21日間服用というサイクルを守る必要がありますが、21タイプは自分で休薬期間を設ける仕様、28日はずっと飲みっぱなしの仕様となっています。

28錠タイプの最後の7錠はプラセボ薬になっており、自分で7日間休みを設定することが難しい場合や、飲み忘れを防止したい方向けとなっています。

オンラインピル処方を行うクリニックでは、1シート28錠タイプを採用しているところがほとんどです。

ピルをネット購入するときのポイント

オンラインピルの処方は、診察を行うツールや支払い方法を含め、細かな部分がクリニックにより少しずつ異なります。

Dr.石川

オンライン診察を受けてピルをネット購入する際には、次のようなポイントに気をつけましょう。

必ず医師によるオンライン診察を受けて購入する

オンライン診察のイメージ

日本では医師の診察と処方が無ければピルを購入することができませんが、海外では一部のピルをドラッグストアなどで気軽に購入できるようになっています。

そのため、ピルを個人的にネット輸入して使用したり、海外で購入したピルを安価で販売している人からネットを通じて購入したりするケースが見られるようです。

しかし、個人輸入や個人的な取り寄せは大変危険な行為ですので、行わないようにしてください。厚生労働省でも医薬品の個人輸入やネットからの取り寄せに関して、警鐘を鳴らしています。

日本国内で正規に流通している医薬品、化粧品や医療機器などは、医薬品医療機器等法に基づいて品質、有効性及び安全性の確認がなされていますが、個人輸入される外国製品にそのような保証はありません。

日本国内で医薬品医療機器等法を遵守して販売等されている医薬品については、それを適正に使用したにもかかわらず重大な健康被害が生じた場合に、その救済を図る公的制度(医薬品副作用被害救済制度)があります。 しかし、個人輸入された医薬品による健康被害については救済対象となりません。

出典:厚生労働省 医薬品等を海外から購入しようとされる方へ

輸入品や診察を介さない薬の使用は、手軽さや安さを手にする以上のものを失ってしまう可能性があります。

Dr.石川

メリットよりもリスクの方が大きいことは明らかなため、ピルは必ず医師によるオンライン診察を受けて購入するようにしましょう。

オンライン診察が可能なクリニックなのかをまずは確認

オンライン処方に対応しているかチェック

全てのクリニックがオンライン診察をしているわけではないため、自分が希望するクリニックがオンライン診察のピル処方に対応しているのか確認しましょう。

オンラインピルに対応しているクリニックであっても、初診のオンライン診察は受け付けていない場合があるため、ご注意ください。

Dr.石川

一番スムーズなのは、オンライン処方に特化したクリニックでの購入です。

オンライン診察を行うツールを確認しておく

オンライン診察を行うツール

オンライン診察を行うツールはクリニックによって異なります。

電話に非対応、iPhoneのFaceTimeのみの対応など、一部の利用者が物理的に利用できないケースもあるため、希望するクリニックとオンライン診察が可能なのかを確認しておきましょう。

ピルの種類や料金を確認

ピル
Dr.石川

クリニックによって取り扱っているピルの種類が異なります。

普段から使用しているピルがある場合や、希望のピルがある場合は、当該のピルを取り扱っているかどうか事前に調べておきましょう。

また、オンラインピル処方は自由診療としているクリニックがほとんど。

ピルの値段・オンライン診察料金・配送料・手数料は統一されていないため、想定以上の金額だった!とならないためにも、事前に調べておくようにしましょう。

オンラインピルの料金相場はこちら

支払い方法はクリニックによって異なるため注意

いろいろな支払い方法

クレジットカード支払い、銀行振込、後払い、オンライン決済など、クリニックによって支払い方法が異なります。

中には、クレジットカードでしか支払いが出来ない場合もあるため、事前に支払い方法や支払いの手順を確認しておくことをおすすめします。

ピルのオンライン処方・通販購入対応のおすすめクリニック

下記に、オンラインピル処方を行っている主なクリニックをご紹介します。

クリニックによって取り扱いピル・料金・サービス内容・診察方法など、得意としている部分が異なります。それぞれの特徴を比較し、自分に合ったクリニックを検討してみてくださいね。

スクロールできます
クリニックフォアDMMオンラインクリニックメデリピルスマルナPillsUマイピルオンライン
院名クリニックフォアDMMオンラインクリニックメデリピルスマルナPillsUマイピルオンライン
料金低用量ピル:月2783円
超低用量ピル:月6077円~
アフターピル:9680円~
低用量ピル:月2457円
超低用量ピル:月2703円~
アフターピル:9680円~
低用量ピル:2970円
アフターピル:9900円~
低用量ピル:2380円~
超低用量ピル:7480円~
アフターピル:9680円~
低用量ピル:2970円~
超低用量ピル:1万1220円~
アフターピル:9939円~
低用量ピル:2849円~
アフターピル:4378円~
診察料1650円0円0円1500円1650円1650円
配送料550円/回550円/回550円/回ピル代金に含まれている550円/回550円/回
発送最短即日発送通常は診察当日から翌日発送
最短当日お届け(東京23区、大阪24区が対象)
診察完了後当日~翌日発送最短即日発送最短診察当日発送最短当日発送
詳細

クリニックフォア(クリフォア)は予約がとりやすくスピーディーに利用可

クリニックフォア

クリニックフォアは東京・埼玉・大阪に院を構えていますが、オンライン診察にも特化しており、自宅や仕事場などからでも受診が可能です。

取り扱いピル【超低用量ピル】
ルナベルULD
フリウェルULD
ヤーズフレックス
【低用量ピル】
マーベロン
ファボワール
トリキュラー
ラベルフィーユ
アンジュ
【中容量ピル】
プラバノール
【アフターピル】
Ella One(海外正規品)
ノルレボ(国内後発品)
ノルレボ(国内先発品)
料金低用量ピル:月2783円
超低用量ピル:月6077円~
アフターピル:9680円~
※超低用量ピル・低用量ピルは3ヵ月分、6ヵ月分をまとめて購入も可能

クリニックフォアの特徴

  • 診察内容が豊富
  • お得な学生プランがある
  • 思い立ったらすぐに診察可能
  • 最寄りのクリニックに来院も可能

事前のアプリインストールや専用ツールなどは必要とせずオンライン診察が可能です。

サイトにアクセスすると、予約時間がひとめで分かるようになっており、診察を受けるまでが非常にスピーディー。

カメラ付きのスマホやPCでアクセスするだけですぐに診てもらうことができる点はオンライン診察の利便性を最大限に発揮できていると感じます。

ピル処方だけでなく、ニキビ治療や美容皮膚科、漢方や発熱外来など幅広い診察内容に対応している間口が広いオンラインクリニックとなっています。実際に来院することができるのもポイントです。

診察料1650円
配送料550円/回
診察時間予約は24時間受付
診察は9:00~21:00
土日も診療
オンライン診察の方法ネット経由(専用アプリ不要)
テレビ電話
発送までの期間最短即日発送
定期便
保健適用
受診できる診察内容(女性)ピル、女性AGA、美容皮膚、メディカルダイエット、禁煙治療、花粉症、ニキビ治療、性感染症治療、インフルエンザ、漢方、眼科(ドライアイ)、発熱外来
支払い方法クレジットカード、Amazon pay、GMO後払い(コンビニ、銀行、郵便局、LINE payが利用可能)、代引き
キャンペーン25歳以下の学生は割引対象
⇒診察料0円、初回15%OFF、2回目以降10%OFF

DMMオンラインクリニックは最短当日にピルが受け取れる

DMMオンラインクリニック

DMMオンラインクリニックは新六本木クリニックと提携しており、オンラインでありながら通常の医療機関と同等の診察・処方を受けられます。

取り扱いピル【超低用量ピル】
ルナベルULD
フリウェルULD
ヤーズ(ドロエチ)
ヤーズフレックス
【低用量ピル】
マーベロン
シンフェーズ
トリキュラー
アンジュ
【中容量ピル】
プラバノール
【アフターピル】
Ella One(海外正規品)
レボノルゲストレル(国内後発品)
ノルレボ(国内先発品)
料金低用量ピル:月2457円
超低用量ピル:月2703円~
アフターピル:9680円~
※超低用量ピル・低用量ピルは3ヵ月分、6ヵ月分をまとめて購入も可能

DMMオンラインクリニックの特徴

  • 最短当日受取可能(東京23区、大阪24区が対象)
  • 診察代0円
  • 低料金で利用できる
  • DMMポイントが貯まる、使える

診察代はずっと無料、ピルの料金も他のサービスに比べるとリーズナブルで、3ヵ月・6ヵ月まとめて購入であれば更に割引が適用されてより安く購入できます。

診察を受けるにはDMM会員登録やアカウントの作成などのアクションがありますが、一度登録してしまえばスムーズに診察を進められます。

支払い方法がクレジットカードとDMMポイントに限定されている点には注意が必要ですが、東京・大阪の方であれば最短当日に受け取れるのが魅力です。

診察料0円
配送料550円/回
診察時間月~金:8:00~21:00
土日:8:00~20:00
オンライン診察の方法ネット経由(専用アプリ不要)
発送までの期間通常は診察当日から翌日発送
最短当日お届け(東京23区、大阪24区が対象)
定期便
保健適用
受診できる診察内容(女性)ピル、アフターピル、パーソナル漢方、女性AGA、メディカルアイラッシュ、飲む日焼け止め
支払い方法クレジットカード、DMMポイント

メデリピルは長期利用でピル購入時に割引が受けられる

メデリピル

メデリピルはピル診察を専門に行っているオンラインクリニック。診察は全て提携している産婦人科医が行っています。

取り扱いピル【超低用量ピル】
ルナベルULD
フリウェルULD
ヤーズフレックス
ドロエチ
【低用量ピル】
トリキュラー
ファボワール
シンフェーズ
アンジュ
マーベロン
ラベルフィーユ
【中容量ピル】
プラバノール
【アフターピル】
レボノルゲストレル(国内後発品)
料金低用量ピル:2970円
アフターピル:9900円~
※超低用量ピル・低用量ピルは半年分をまとめて購入も可能

メデリピルの特徴

  • 1カ月無料お試し可能
  • 診察料はずっと0円
  • 明瞭な料金設定
  • 診察は全て産婦人科医が担当

診察代は超低用量ピル・低用量ピルの処方であればずっと無料低用量ピルを定期購入する場合は初月0円(配送料550円はかかります)など、利用しやすい制度がポイント。

料金は対象内のピルであれば一律2970円、まとめ購入は配送代が割引or無料になる、1年続ければピルが10%OFFになるなど、利用するほど安くなります。

ピルは長期間かけて毎日飲むものなので、こうした割引が効くクリニックを選ぶとランニングコストが抑えられます。

メデリピルを利用する場合、前日の17時までに予約と事前問診を済ませておく必要があります。

診察料0円
配送料550円/回
診察時間診察前日の17時までに予約・事前問診への回答が必要(過ぎるとキャンセル扱いに)
17時を過ぎてからのキャンセルは1650円のキャンセル料が発生する
オンライン診察の方法予約はLINE
診察はテレビ電話(FaceTime、GoogleDuo)
発送までの期間診察完了後当日~翌日発送
定期便
保健適用
受診できる診察内容(女性)ピル
支払い方法クレジットカード、Paidy(コンビニ払い・銀行振込・口座振替で後払いできるシステム)
キャンペーン・初回ピル代金0円(低用量ピルが対象)
・1年間続けると毎月ピル代10%OFF

スマルナは当日発送も可能で医師の無料相談サービス付き

スマルナ

医療機関と患者さんを繋ぐプラットフォームとして機能するスマルナ。スマルナの大きな特徴は、オンライン診察時に自分で診察する医師が選べる点です。

取り扱いピル【超低用量ピル】
ルナベルULD
フリウェルULD
ヤーズ(ドロエチ)
ヤーズフレックス
【低用量ピル】
トリキュラー
ラベルフィーユ
マーベロン
ファボワール
アンジュ
【中容量ピル】
プラバノール
【アフターピル】
レボノルゲストレル(国内後発品)
ノルレボ(国内先発品)
料金低用量ピル:2380円~
超低用量ピル:7480円~
アフターピル:9680円~

スマルナの特徴

  • 診察する医師を自分で選べる
  • 無料で医師に相談できるサービスあり
  • 18時までの決済であればピルは当日発送
  • プライバシーをしっかり守った発送

専用アプリでは、医師のプロフィールや写真が掲載されており、登録されている医師を選ぶことができます

どうしても女性に診察して頬しいという方や、継続して診察してもらう場合でも前回と同じ医師を選ぶことができる点は非常に安心感があります。

18時までの決済であれば当日発送してくれるため、診察から受取までが非常にスピーディーです。

ピルは無記名包装、差出人は処方を行った医師の名前、品名は「雑貨」になるなどプライバシーへの配慮もしっかりされています。

また、無料で医師に相談ができるスマルナ相談室というコンテンツもあり、アフターフォローも手厚く行っています

診察料1500円
配送料ピル代金に含まれている
診察時間スマルナは医療機関と患者を繋ぐプラットフォームのため、診察を行うクリニックや医師の都合による。
スマルナ相談室:10:00〜18:00
カスタマーサポート:10:00〜20:00
オンライン診察の方法専用アプリ
発送までの期間最短即日発送(18時までの診察・決済で)
定期便
保健適用
受診できる診察内容(女性)ピル
支払い方法クレジットカード、NP後払い
キャンペーン・定期便解約後100日以内は診察料金無料
・緊急避妊薬処方後100日以内は診察料金無料

PillsUは24時間診察が可能で最短1時間以内にピルを配送してくれる

PillsU

PillsUは東京に院を構える「ルサンクリニックグループ」が運営するピルのオンライン処方サービスです。

取り扱いピル【超低用量ピル】
ルナベルULD
ヤーズ(ドロエチ)
ヤーズフレックス
【低用量ピル】
マーベロン
ファボワール
トリキュラー
アンジュ
【アフターピル】
72時間用アフターピル(国内正規品)
120時間用アフターピル
料金低用量ピル:2970円~
超低用量ピル:1万1220円~
アフターピル:9939円~

東京23区限定:3300円~6600円で速達オプションが利用できます

PillsUの特徴

  • 24時間診察が可能
  • 最短当日受取可能(東京23区対象/別途料金)
  • ピル飲み始めから2週間は再診察無料
  • クリニックが運営するオンラインサービス

PillsUはクリニックが直接運営していることもあり、スピーディーかつダイレクトな処方を受けられる点が魅力です。

具体的には、24時間診察東京23区限定で最短1時間以内にピルを配達してくれるサービスがあります。

ネットを利用した診察のため、予約から処方までがスムーズ。今すぐに診察したい、処方してほしいという方に向いているクリニックです。

また、ピルを飲み始めて2週間以内であれば再診が無料で受けられる初回から定期便を購入される方は診察料が無料になるなど、利用しやすい環境が整っています。

診察料1650円
配送料550円/回
診察時間24時間診察可能
オンライン診察の方法ネット経由(専用アプリ不要)
オンライン診察はビデオ通話or電話
発送までの期間・最短診察当日発送(15時までの支払い対象)
・東京23区限定で当日配達(別途3300円)
※北海道、島根、広島、山口、九州、沖縄はお届けまでに2日かかる
定期便
保健適用
受診できる診察内容(女性)ピル
支払い方法クレジットカード、コンビニ後払い
※定期便はクレジットカードのみ
キャンペーン乗り換えキャンペーン(定期便購入で初回診察料が無料)

マイピルオンラインは初回利用の場合ピルが1シート50%オフになる

マイピルオンライン

マイピルオンラインでは産婦人科医による診察でピル処方が受けられるほか、自宅で使える血液検査キット・子宮頸がん検査キット・妊娠検査薬が購入できるなど、婦人系のお悩みをトータルサポートできるオンラインクリニックです。

取り扱いピル【超低用量ピル】
トリキュラー
マーベロン
シンフェーズ
ファボワール
ラベルフィーユ
アンジュ
【中用量ピル】
プラバノール
【アフターピル】
プラノバール(ヤッペ法)
Ella One(海外正規品)
レボノルゲストレル(国内後発品)
ノルレボ(国内先発品)
料金低用量ピル:2849円~
アフターピル:4378円~

マイピルオンラインの特徴

  • 学生なら送料無料
  • 産婦人科医が必ず診察
  • 血液検査キット&子宮頸がん検査キットが購入できる
  • 検査キットと低用量ピル同時購入で50%OFF(1シート)

マイピルオンラインでは、学生は送料が無料定期便のピルが一律価格、再診の場合は診察料金が550円と利用しやすいシステムが整っています。

初回利用の方はピルが1シート50%OFFになります。

診察料1650円
配送料550円/回
診察時間予約は24時間受付
診察時間は8:00~20:00
オンライン診察の方法ネットで予約、電話がかかってくる
発送までの期間最短当日発送(16時までの診察・決済)
東京23区は最短当日お届け(別途8690円)
定期便
保健適用
受診できる診察内容(女性)ピル
支払い方法クレジットカード、銀行振込、後払い(銀行・郵便局・コンビニ・スマホ決済)
※定期便はクレジットカードのみ
キャンペーン・はじめての利用で低用量ピル1シート50%OFF(2シート以上処方に限る)
・学割(毎回送料無料)

オンラインピル処方のメリット

オンライン診療イメージ
Dr.石川

オンラインピル処方は、病院に行く手間が省ける以外にもさまざまなメリットがあります。

オンラインピルのメリット
  1. 病院に行く手間が省ける
  2. 待ち時間が必要ない
  3. 自宅にピルを配達してくれる
  4. 定期購入を利用すれば飲み忘れの心配がない
  5. 対面による不安が和らぐ(人目が気になる、感染症対策など)
■オンライン診療とは

もともとは新型感染症の広まりによる懸念から病院へ行けない方のために、スマホやPCでのテレビ通話を通じて診療や処方ができるようになったのが、オンライン診察の始まりでした。

現在では、あらゆる事情により通院が困難な方のためにオンライン診察が活用されつつあります。

当初、初診は来院が必須でテレビ通話のみの対応でしたが、令和2年4月より初診から電話やテレビ電話での診断や処方が可能になりました。

オンライン診療の適切な実施に関する指針(厚生労働省)/ オンライン診療パンフレット(厚生労働省)

病院に行く手間が省ける

オンライン診察のイメージ
Dr.石川

電話やテレビ通話ができる環境であれば、どこでも診察を受けられます

病院を行き来するための移動時間や交通費の節約になるというのは、非常に大きなメリットです。

待ち時間が必要ない

時計

来院診察は開院や予約時間に合わせて行く必要がありますし、たとえ予約をしていたとしても、待ち時間が発生してしまうこともあります。

また、「行きたい時に直ぐ行けない・診てもらえない」という問題もありますよね。

オンラインピル処方には、待ち時間というものが存在しません。予約時間までは自分の好きな場所で好きなことができます

また、クリニックによっては、思い立ったら直ぐにオンライン診察を受けられるシステムや、24時間診察が可能なところもあります。

Dr.石川

なるべく早くピルが欲しい時も、オンライン診察であれば非常にスピーディーな対応をしてもらえます。

自宅にピルを配達してくれる

自宅にピルが届く

オンラインピル処方をしているクリニックでは、オンライン診療後すぐにピルを郵送・配送してくれます

Dr.石川

自宅に居ながら受け取ることができるのは、オンラインピル処方が多くの方に注目されている理由のひとつです。

定期購入を利用すれば飲み忘れの心配がない

定期購入のイメージ

オンラインピル処方を行っている多くのクリニックでは、「ピルの定期購入」という方法が選択できるようになっています。

ピルの定期購入とは、クリニックが決まった時期に決まった数量のピルを届けてくれる仕組みです。

Dr.石川

定期便や定期購入を利用すれば、ピルの購入し忘れや、飲み忘れの心配もありません。

対面による不安が和らぐ(人目が気になる、感染症対策など)

オンラインピル処方のイメージ
Dr.石川

診察からピルの受け取りまでが自宅で完結するため、人目を気にする必要がありません。

また、対面によるやり取りが苦手な方は、テレビ通話や電話だと相手と適度な距離が保てるため、ストレスを感じにくくなります。

感染症対策が気になり病院への来院に抵抗感を感じる方は、オンライン診察を利用すれば不安が軽減できます。

オンラインピル購入・診療の流れ

オンラインピル処方は「オンライン診察⇒ピルを処方してもらう」という大まかな流れは同じであるものの、クリニックによって少しずつシステムが異なっています。

ここでは、オンラインピル処方時の診察受付からピル購入までの流れについて詳しく解説していきます。

STEP
オンライン診察を受けるための準備をする
PC、スマートフォン、タブレット

オンライン診察は、どの医療機関でも受けられるわけではないため、自分が希望するクリニックがオンライン診察に対応しているかどうかを確認します。

オンライン診察が可能であることが確認できた後は、そのクリニックが指定している診察ツールや環境を整えましょう。

【オンライン診察に用いられるツールの例】
専用アプリ(アプリのダウンロード)、iPhoneのFaceTime、LINEのテレビ電話(お友達登録)、ネットのオンラインサービス(会員登録)、zoomなど

STEP
オンライン診察を予約する
予約のイメージ画像

クリニックの指示に従い、オンライン診察の予約を行います。

アプリやネット上の専用フォームからの予約や、LINEや電話でクリニックと直接やり取りし予約するなど、クリニックによって予約方法が異なります。

予約時に希望するピルの種類を問われることがあります。

STEP
問診票への入力
オンライン問診票のイメージ

オンライン診察前には、問診票への回答が求められます(予約時に求められる場合もあります)。

年齢や現在の身体の状態、持病、服薬中のお薬など、診察するにあたって医師が知っておきたい質問が用意されています。

STEP
医師による電話やテレビ通話での診察を受ける
オンライン診察のイメージ

医師による電話・テレビ通話でのオンライン診察を行います。

予約時間になると、クリニック側から連絡が来て診察が始まるというケースが多いです。

身体の状態や悩み、希望する治療を相談しながら、自分に合ったピルを選定、処方という流れになります。

STEP
支払い・ピルの受け取り
ピルが自宅に届くイメージ画像

診察が完了するとピルが処方されます。

※診察内容によってはピルが処方されないケースもあります。

支払いはクレジットカード支払い、銀行振込、後払い、オンライン決済など、クリニックが指定する決済方法から選択できます。

個人クリニックでのやり取りの場合は、処方箋が届き自分で薬局でピルを受け取る場合もあります。※ピルを取り扱う薬局では、処方箋がなければ購入できません。

オンラインピル購入の料金はいくらかかる?

オンラインピルを購入する場合の料金のかかり方は「どのピルを購入するのか」また、「単品購入」するか「定期購入」するかで大きく変わってきます。

ピルのオンライン処方でかかる費用

  • ピルの代金
  • 診察代
  • 配送料

オンラインピル購入の料金相場

1カ月分のみ購入の場合

1カ月分のみ購入する場合:4700円~5000円程度(低用量ピルの場合)

「ピル代」+「診察料」+「配送料」が基本です。

  • 診察料:1650円
  • 配送料:550円
  • 低用量ピル:2500円~3000円
  • 超低用量ピル:1万円~1万2000円
    (フリウェルやドロエチであれば4000円~7000円)
  • 中容量ピル:2000円~5000円
  • アフターピル:1万~1万5000円

定期購入の場合

定期購入する場合:月2800円~3250円程度(低用量ピルの場合)

「ピル代」が10~15%引きになる
「診察料」が必要なのは初回のみ

  • 診察料:1650円(初回のみ)
  • 配送料:550円
  • 低用量ピル:2250円~2700円
  • 超低用量ピル:9000円~1万800円

1~2カ月分ずつ購入するよりも、定期購入の方が安くピルを購入できます。

また、定期購入の場合は3カ月おき、6カ月おきの「まとめて配送」を選ぶと配送料の節約になり総額が安くなります。

支払い方法によっては別途支払い手数料がかかる場合がありますので、あらかじめ考慮しておきましょう。

Dr.石川

ピルの服用を継続して続ける場合、定期的に(年に一度程度)オンライン診察が必要です。

ピルを飲み続ける場合は半年~1年に一度の血液検査と、1年に一度の子宮頸がん検診・乳がん検診を受けましょう。

ピルの通販購入は保険適用される?

ピルの通販購入に関しては、保険適用になる場合とそうでない場合があります。

保険適用の可否については、診察内容や利用する薬の種類、クリニッックの方針によって異なりますが、オンライン処方をはじめとするピルの通販購入の多くは自由診療(自費診療)となり保険は適用されません

保険診療となるケース自由診療となるケース
処方の目的月経困難症・子宮内膜症・月経過多などを治療するため避妊目的
薬の種類ルナベルLD
フリウェルLD
ルナベルULD
フリウェルULD
ヤーズ(ドロエチ)
ヤーズフレックス
ジェミーナ
マーベロン
ファボワール
シンフェーズ
アンジュ
トリキュラー
ラベルフィーユ
低用量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤ガイドライン
令和4年度調剤報酬改定の概要(調剤)厚生労働省 保険局 医療課

月経困難症・子宮内膜症・月経過多といった症状を治療するために保険適用内の薬を用いた治療の場合は、基本的に保険が適用されます。

ただし、オンラインでピル処方を行うクリニックの場合は、月経困難症などの症状を治療する場合に保険適用内の薬を処方する場合であっても、自由診療の扱いとなるケースがほとんどです。

オンラインピルは安全?デメリットや危険性

オンラインピルは適切な機関を選んで購入すれば、病院に行って診察を受け、薬を処方してもらうことと何ら変わりはない行為です。

オンラインクリニックはもちろんのこと、最近では個人クリニックが来院治療と並行して、オンライン診察も行っているというケースも増えてきています。

ただし、オンラインピルは「医師によるオンライン診察を行った上で薬が処方される」適切なシステムを通じて購入するよう厳守してください

稀に、ネット上のフリマやSNS等で海外製のピルを安価で販売されていることがありますが、こういった類の薬は既存のルートを経由しておらず出所が不明であり、保管環境が不明瞭なため品質も約束されていません。

Dr.石川

万が一副作用で重大な問題が起こったとしても、保証されないばかりか、補償も約束されません。必ずクリニックでオンライン診察を受けてから、ピルを処方してもらうようにしてください。

生理を遅らせる・ずらすなど月経移動は可能?

オンラインでのピル処方でも、生理を遅らせる・ずらずといった月経移動が可能です。

月経移動には低用量ピル・中容量ピルが処方されます。適切な時期に適切なピルを飲み、「生理を早める」または「遅らせる」ことで、本来の生理日を移動させるというものです。

ピル服用による生理日移動のイメージ

生理日を遅らせるか早めるか/低用量ピルを使うか中容量ピルを使うかは、生理日までの日数や医師による診断の上、判断されます。

オンラインピル処方において、月経移動には中容量ピルを用いられるケースが多いですが、普段から低用量ピルを服用している場合は低用量ピルの飲み方を変更する形をとる場合もあります。

月経移動には、医師の適切な診断と指示が必要不可欠のため、自己判断での月経移動は厳禁です。また、月経移動は100%成功するとは限らず、思ったとおりにコントロールできない可能性もあります。

Dr.石川

ピルの服用期間が不十分な場合は出血してしまう恐れがあるため、なるべく余裕を持って早めに医師に相談してくださいね。

Q&A

オンラインピル処方・診療に保険証は必要ですか。

オンラインピル処方時の保険証の必要可否はクリニックや診察内容により異なります。

保険証が必要かどうかは、基本的にはオンライン診察を申し込む際にクリニック側からアナウンスされます。

オンラインピル処方の保険適用に関しては保険診療と自由診療の2種類があり、保険診療に該当する場合には保険証が必要になりますが、自由診療に該当する場合には保険証は必要ありません

ただし、クリニックによっては自由診療であっても、保険証を手元に置いた状態でオンライン診察を受けるよう指示しているところもあります。

Dr.石川

念のために手元に置いた状態でオンライン診察を受けるようにするか、用意できない事情がある方はクリニックに確認しておくと安心です。

ピルは何歳から飲めるのでしょうか。

「月経周期の確立」がピル処方可否の目安です。WHOでは月経が開始していて、骨成長が終了していればピルを使用できるとされています。

生理が始まれば飲むことができるとされていますが、10代でピルを使用したい場合は、医師が診断を行い問題が無いと判断すれば飲むことができます。

WHOの見解では、月経が開始されており骨成長が終了していればピルを投与できるとしています。

WHOMEC によれば,OC は初経から閉経まで処方できることが基本になっている。日本の添付文書上では「骨成長が終了していない可能性がある患者」対して OC は禁忌とされている。月経周期が確立すれば OC 投与を可とするのが,本委員会の見解である。

出典:低用量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤のガイドライン作成小委員会資料より

アメリカではニキビ治療は14歳以上、月経前気分不快症治療であれば18歳以上からがピル処方の対象の目安です。

Dr.石川

日本では「月経周期の確立」がピル処方可否のひとつの目安であるため、医師が診察をし、処方しても問題がないと判断されれば、ピルを飲めるようになります。

診療なしでオンラインピル処方は可能でしょうか。

日本では、診療なしでピルを処方してもらうことはできません。

ピルの処方を受けたい場合は必ず診察が必要です。

ただし、一度ピルを処方してもらいその薬が無くなった際には、一定の条件の元で、同じ薬を診察なしで処方してもらえる場合があります。(2022年4月から開始されたリフィル処方)

症状が安定している且つ患者について、医師の処方により医師及び薬剤師の適切な連携の下、一定期間内に処方箋を反復利用できるリフィル処方箋の仕組みを設ける。リフィル処方箋の総使用回数の上限は3回までとする。また、1回当たり投薬期間及び総投薬期間については、医師が、患者の病状等を踏まえ、個別に医学的に適切と判断した期間とする。

出典:令和4年度調剤報酬改定の概要(調剤)厚生労働省 保険局 医療課

また、クリニックによっては一旦1年分の薬を処方してもらい、一か月分ずつ受取と支払いを行うシステムを設けているところがあります。

そういった場合も、初回に診察を行えば次月からは診察なしで薬を購入できます。

オンラインの場合、血液検査などはどのように行いますか。

「来院して血液検査を受ける」「近くの病院で受けた血液検査の内容を伝える」「自宅で血液検査キットを使い自分で採血をしてクリニックに送る」といった方法があり、クリニックにより対応が異なります。

基本的に、ピルの処方に血液検査は必要ありません。ただし、問診で医師が必要だと判断したときには、血液検査でピルを服用しても問題がないかどうかを確認してからの処方となる場合があります。

血液検査が必要になるのは、ピル服用のリスクが高いと判断される場合です

具体的には、下記のようなケースがあげられます。

  • 生活習慣(肥満や喫煙、飲酒)により血栓症の発症リスクが高い方
  • 肝障害や軽度の高血圧症がある方
  • 血栓症の家族歴がある方
  • 40歳以上の方

問診での確認内容は下記のとおりです。

問診の内容として,妊娠の可能性,授乳の有無,喫煙歴,喫煙量,高血圧の有無,血栓性静脈炎•肺塞栓症•脳血管障害•冠動脈疾患•心臓弁膜症の既往,最近の手術の既往と予定,脂質代謝異常,頭痛•片頭痛の有無,診断の確定していない不正性器出血,乳癌•子宮癌の既往,糖尿病の有無,胆道疾患•肝障害の有無,肝酵素に影響を及ぼす薬剤の服用の有無,肝腫瘍の有無などを聞き取る.

出典:低用量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤ガイドライン(案)

また、処方後は低用量ピルの服用により血栓症の発症リスクが高まるため、定期的な検査を推奨します

オンライン診察を行っているクリニックには採血キットを使って自宅での採血を可能としているところもありますが、現在のところ自宅での採血に対応していないところがほとんどです。

Dr.石川

ピルを飲み続ける場合は半年~1年に一度の血液検査と、1年に一度の子宮頸がん検診・乳がん検診を受けましょう。

ピルはどのくらいで届くのでしょうか。

オンライン診察当日~長くとも2日以内に発送されます。

オンラインピル処方に特化したクリニックほど、診察から処方、ピルの発送までが短いです。

早いクリニックでは、15時や18時までの診察で当日発送というところもあり、オンライン診察の次の日にはピルが届くというところもあります。

ピルの副作用を教えてください。

悪心、嘔吐、頭痛、不正出血などの副作用が飲み始めに起こりやすいです。最大のリスクは血栓症で、起こす確率は年間1万人あたり3~9人(低用量ピルを服用していない人は1~5人)とされています。

ピル服用中の主な副作用やリスクは下記の通りです。

  • 悪心(吐き気)
  • 嘔吐
  • 頭痛・偏頭痛
  • 不正出血
  • むくみ
  • 胸(乳房)の張り

悪心(吐き気)や嘔吐、頭痛・偏頭痛、不正出血は特に起こりやすい副作用です。これらの副作用は一時的であることがほとんどで、多くは飲み始めに起こります。

Dr.石川

このほか、発症リスクが高くなるものとして代表的なのが「血栓症」です。血栓症は、血管が血の塊(血栓)で詰まる病気です。

血栓症もピルを飲み始めて1~3カ月の期間が最も発症リスクが高く、以降は発症リスクが低くなっていきます。

※ただし、低用量ピル服用中の血栓症発症リスクよりも、妊娠中や分娩後12週間の血栓症発症リスクの方が高くなります。

低用量ピル服用者の静脈血栓症発症リスク

低用量ピル服用者年間1万人あたり3~9人
低用量ピルを服用していない人年間1万人あたり1~5人
妊娠中年間1万人あたり5~20人
分娩後12週間年間1万人あたり40~65人
※2013年12月27日 日本産科婦人科学会発表

血栓症の発症リスクは喫煙によってさらに高まりますので、喫煙者に対してのピル処方を行わない病院も多くあります。

ピルを飲み忘れたときはどうすれば良いですか。

1錠の飲み忘れの場合は、気づいた時点で飲み忘れた1錠を服用してください。いつも服用する時間に近い場合は2錠をまとめて服用してください。残りの錠数は予定通りに服用してください。 

2日(2錠)分以上の服用を忘れた(直前の実薬服用から48時間以上経過した)場合、気づいた時点で2錠まとめて服用してください。その後は、いつも通りの時間に服用するようにしてください。

Dr.石川

詳しくは下記の記事に解説していますので、ぜひ御覧ください。

参考文献

オンライン診療の適切な実施に関する指針 厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/content/000889114.pdf

オンライン診療パンフレット 厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/content/000621951.pdf

医薬品等を海外から購入しようとされる方へ |厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/kojinyunyu/index.html

低用量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤ガイドライン https://www.jsog.or.jp/news/pdf/CQ30-31.pdf

令和4年度調剤報酬改定の概要(調剤)厚生労働省 保険局 医療課 https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/000911825.pdf

経口避妊薬(OC)の有効性についてのとりまとめ https://www.mhlw.go.jp/www1/houdou/1106/h0602-3_a_15.html

低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン(改訂版)平成17年 日本産科婦人科学会編 http://www.jsognh.jp/common/files/society/guide_line.pdf

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