目頭切開のダウンタイムはどれくらい?経過と過ごし方

目頭切開は、目頭の皮膚をメスで切開して蒙古ひだを取り除き、目の横幅を広げる美容整形手術です。

離れ目の改善や、並行型のぱっちりとした二重の形成に効果があります。

しかし、「術後のダウンタイムが気になって手術に踏みきれない」……そんな方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、目頭切開後に起こりうる症状や経過・過ごし方・傷跡の隠し方などについて詳しくまとめました。

目頭

この記事の執筆者

院長 石川

石川 聡司
(新さっぽろウィメンズ ヘルス&ビューティークリニック 院長)

北海道大学医学部卒業後、北海道大学医学部附属病院、帯広厚生病院など地域の中核病院に勤務。品川美容外科にて美容外科医として3年間の研鑽を積み、2021年に婦人科・美容外科を併設した当院を開業。

婦人科全般の診療のほか、美容医療では美肌治療、美容整形をはじめ脱毛・アートメイクなど幅広く対応する。(医師紹介ページはこちら

目次

目頭切開のダウンタイム期間はどれくらいか

一般的に目頭切開のダウンタイムは1週間〜2週間程度。

目頭切開の手術を受けたあとは、腫れや赤み・痛みなどが生じます。この期間がダウンタイムです。

まぶたの皮膚をメスで切開するため、傷口が癒えるまである程度の期間を要します。

ダウンタイムに起こりうる症状としては、以下が挙げられます。

  • 痛み
  • 腫れ
  • 内出血
  • 傷跡の赤み
  • 目元の違和感
  • 涙目、目やに
  • 目のかすみ

痛みや腫れ・内出血のほか、目がかすんだり、涙や目やにがでやすくなったりなど、目元に違和感を覚える方も多いです。

また、抜糸を行うまでの約1週間は縫合糸がついた状態のため、とくに傷跡が目立つでしょう。

これらの症状は、時間の経過とともに落ち着き、術後1週間〜2週間で気にならなくなる方が多いです。

しかし、傷跡がほぼ消え、自然な仕上がりになるまでには、約2ヶ月〜3ヶ月かかります。体質や術後のケアなどによっては、半年ほどかかる可能性も。

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ダウンタイムなし・短い方法はある?

目頭切開の代表的な方法として、「Z型形成」と「W型形成」があります。この方法によっても、ダウンタイムが何日続くかが若干変わってきます。

施術方法特徴ダウンタイム
Z形成術
目頭の皮膚をZ型に切開し、立体的にずらして皮弁を入れ替える方法です。日本人の顔立ちに似合う、より自然な目元が目指せます。また、余分な皮膚を切除しないため、修正が比較的簡単です。強い腫れが3日〜5日程度続き、1週間〜2週間で傷跡が目立たなくなります。
W形成術目頭にW型の切り込みを入れ、蒙古ひだを切除してから縫合します。大きく印象的な目元に仕上がるのが特徴で、並行型の二重を形成したい方にも適しています。強い腫れが5日程度続き、約2週間で傷跡が目立たなくなります。

「ダウンタイムなし」の方法は、残念ながらありません。個人差はありますが、どちらもメスで切開を行うため、ある程度の腫れや痛み・傷跡の赤みは避けられないでしょう。

しかし、皮膚を切除せずに皮をずらして蒙古ひだをなくす「Z形成術」のほうが、ダウンタイムは短く、傷跡も目立ちにくいと言われています。

目頭切開後のダウンタイムの経過と過ごし方

目頭切開後の一般的な経過を確認しましょう。

  1. 手術直後
    腫れや内出血が生じます。また縫合を行っているため、糸が目立つ状態です。肌色の保護テープを貼る場合もあります。

    局所麻酔を行うため手術中の痛みはありませんが、麻酔が切れたあとはジンジンとした痛みがあるでしょう。痛み止めを服用したり、患部を冷やしたりすると痛みを軽減できます。
  2. 3日後
    腫れのピークです。赤みも出やすく、手術直後より傷跡は目立ちますが、痛みは徐々におさまります。
  3. 1週間後(抜糸後)
    強い腫れがひき、内出血も徐々に消えていきます。遠目からであれば、ほとんど傷跡はわからないでしょう。
  4. 1ヶ月後
    傷跡はかなり目立たなくなりますが、若干の赤みや盛り上がりは残っています。メイクで十分カバーできる程度です。
  5. 3ヶ月後
    傷跡がほぼなくなり、より自然な目頭の形に仕上がります。

手術方法や体質・医師の技術などによっても経過は変わってきます。気になることがあったり、異常がみられたりした場合は、医師に相談してください。

目頭切開後は仕事に行ける?

目は問題なく見えるため、翌日から仕事に行くことは可能です。しかし前述の通り、術後3日〜5日は強い腫れが生じます。

また、縫合糸もついたままの状態です。見た目を気にするのであれば、抜糸を行うまで仕事はお休みしたほうがよいでしょう。

ダウンタイム中の過ごし方・注意点

ダウンタイム中は、できるだけ患部に刺激を与えないように注意して、ゆっくりと身体を休めることが大切です。主な注意点について以下で解説していきます。

洗顔・入浴について

洗顔料やクレンジング剤が傷口に触れなければ、当日から洗顔が可能です。抜糸を行うまでは、目のまわりは水かぬるま湯で洗い流すのみにしてください。

また、入浴で体が温まると血行が良くなり、腫れが悪化するおそれがあります。腫れが落ち着くまでは湯船に入らず、ぬるめのシャワーですませましょう。

洗髪する際には、シャンプーが目のまわりに付かないよう注意してください。

血流をよくする行動は避ける

入浴以外にも、以下のような行動は血流を促し、強い腫れを引き起こすおそれがあります。1週間程度は控えるようにしましょう。

  • サウナ
  • 岩盤浴
  • 運動、スポーツ
  • 飲酒

抜糸が終わり、腫れがおさまっていれば、ウォーキングやストレッチなどの軽い運動であれば可能です。

しかし、運動により汗をかくと、患部に雑菌が入り、炎症を起こしやすくなります。傷口の状態をみながら、無理のない範囲で行ってください。

また、目に衝撃が加わる危険性があるため、球技などのスポーツも注意が必要です。

目やにの取り方

術後は3日〜1週間ほど、普段よりも目やにが出やすくなります。これは、目に侵入した細菌やウイルス・異物などに対する免疫反応が原因です。

気になるからといって、手で無理に取ったり、擦ったりするのは厳禁です。細菌が繁殖しやすくなり、症状が悪化してしまいます。

綿棒や清潔なガーゼなどを使用して、やさしく取りましょう

長時間眠りすぎないように注意

ダウンタイム中にあまり寝すぎると、まぶたがむくみやすくなります。腫れが長引いてしまうので、睡眠は7時間〜8時間を目安にとってください。

ダウンタイム中、周囲に分からないようにするには?

ダウンタイム中はできるだけ家で過ごすべきですが、どうしても仕事を休めない・外出しなければならない方もいるでしょう。そこで、傷跡の上手な隠し方をご紹介します。

メガネを着用する

とくにおすすめなのが、黒色でフレームが太いタイプのメガネです。目の印象が弱くなり、傷跡をごまかしやすくなります。

できるだけ手術を受ける前に用意しておきましょう。そのほか、サングラスや帽子なども役立ちます。

メイクでカバーする

基本的には、抜糸の翌日から、目頭切開した部分のアイメイクが可能となります。

傷跡や内出血をファンデーション・コンシーラーなどで隠すと、かなり目立たなくなるでしょう。

ただし、傷がまだ癒えていない場合は控えてください。雑菌が繁殖しやすくなり、感染症につながるおそれがあります。

抜糸の際、医師に傷の状態を確認しておくと安心です。

前髪で隠す

髪型でカバーするのも一つの手です。前髪を少し長めにおろして、目元を隠すとよいでしょう。

また、前髪だけではなく全体的にイメージチェンジすると、髪型に視線が集まり、傷跡に気付かれにくくなるはずです。

傷跡を早く治すためにできること

できるだけ早く傷を治して、傷跡を残さないようにするための対策も重要です。ここでは、4つのポイントをご紹介します。

傷口をさわらない

腫れや痛み・かゆみなどが気になっても、極力目元をさわらないようにしましょう。傷口が開き、細菌が入りやすくなります。

もし膿が出てきたり、赤く腫れたりした場合は、感染症が疑われるため、早めにクリニックを受診してください。

処方された薬を忘れずに塗る

多くのクリニックでは、術後のアフターケアとして塗り薬が処方されます。回数や量をしっかりと守って、清潔な手で塗布しましょう。

市販の軟膏やクリームなどは、刺激の強いものが多いため、自己判断での使用は避けなければなりません。

栄養をしっかり摂る

栄養バランスの整った食事は、腫れを引かせ、傷の早期回復につながります。

とくに傷の回復に効果的と言われている栄養素が「ビタミンC」と「亜鉛」です。積極的に摂取しましょう。

そうは言っても、少数の栄養素ばかりを食事やサプリメントで摂るのは望ましくありません。

炭水化物・脂肪・たんぱく質・ビタミン・ミネラルの5大栄養素と、食物繊維がバランスよく含まれた食事を心がけましょう。

経験豊富な医師を選ぶ

症例数が多く、信頼できる医師に施術を任せするとよいでしょう。

体質やアフターケアも仕上がりに影響するため、絶対に失敗しないとは言いきれませんが、症例数が多く、経験豊富な医師ほど切開や縫合が上手く、傷跡がきれいに治る可能性が高いです。

口コミや実績などをチェックして、納得のいくクリニックを選びましょう。また、実際に納得いくまでカウンセリングを受けることも重要です。

施術の主なリスク副作用・リスク:1週間程度腫れることがあります。より自然な感じになるのは1ケ月ほど。術後1-2週間位、内出血により赤紫色になることがあります。1ケ月から半年程度、赤みが残ることも。

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